追憶の森の中で。

画像1 追憶の森の中で、私はまるで迷子のように、この道を進んでゆく。不安な心を隠しながら、光の輝きに怯えながら。
画像2 追憶の森の中で、見知らぬ花が私に教える。私の生きる理由とその確かな意味を。
画像3 追憶の森の中で、小さな葉が私に伝える。お前の進む道はお前が作るものだと。作られた道はいつか途切れてゆくものだと。
画像4 追憶の森の中で水は答える。ここで休みなさいと。限られた時間こそ、見つめる時が必要だと。
画像5 追憶の森の中で枯れ葉は答える。私が私のままでいるように、君は君のままでいいと。
画像6 追憶の森の中で、日差しと影が私に教える。この道はあなたが正しくしてゆくものだと。
画像7 追憶の森の中で、老人が佇んでいる。静かにそっと時を止めたまま。
画像8 追憶の森の中で、森が私に別れを告げる。君はもう、それでいいと。恐れるものは何もない。君の中の心が君を信じたならば。人生はただ、それだけでいい。

最後まで読んで下さってありがとうございます。大切なあなたの時間を使って共有できたこのひとときを、心から感謝いたします。 青木詠一