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心の中の天気予報。

朝、起きてカーテンを開け、空を見上げる。

それと同じように、朝起きるとこの頃私は、心の中の原っぱに一人立って、大きく空を見上げている。理由はないけど、そのときの私は、12才くらいの少年になっている。

晴れていたなら、思いっ切り笑顔で笑う。今日はどんないいことがあるかなぁとあれこれと思う。

曇っていたなら、誰かのことを、ちょっとだけ心配する。元気かなぁとか。そして、私のことも心配する。今日は焦らずにゆっくりと過ごそうと。

雨が降っていたのなら、傘を2本用意する。誰かが悲しくて泣いていたら、いつでも傘をさせるように。もしも私が泣いていたら、もちろん私も傘をさして、その人と静かに街を歩こう。

私しか知らない、私だけの心の中の天気予報。

この空はたぶん、心の中と同じなのだと思う。

晴れたり曇ったり、雨が降ったり。自然はいつも、ゆっくりと変わってゆく。所詮、人も、その自然のほんの小さな一部に過ぎない。きっと、人の心も自然と同じように出来ている。

その天気と同じように、僕らもゆっくり過ごしてゆこう。心の中が晴れているなら、誰かとどこかへ出かけよう。心の中が曇ってるなら、少しだけ誰かのことを心配して、そして自分を心配しよう。

もしも心が雨ならば、ちゃんと自分が濡れないように、傘をさして歩いてゆこう。そして誰かの心も同じように、もしも雨なら、傘をその人に一本、渡そう。そして、一緒に歩いてゆこう。

そんなふうに思えたなら、たぶん、生きてゆくことは、そんなにも難しくない。普段、僕たちがしていることを、心にもそっと、してあげよう。そんな想いさえあればいい。

それでも人が、ひとりで生きてゆけないのは、きっとこの心の空も、誰かの空へと続いているから。いつも、それを忘れないでいよう。

朝起きたら、心の中の原っぱに立って、
誰かを想って、自分を想って
空を大きく見上げてみる。

そんな私の心の中の天気予報。

私のほんの小さなすすめ。

最後まで読んで下さってありがとうございます。大切なあなたの時間を使って共有できたこのひとときを、心から感謝いたします。 青木詠一