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第一言語の英語と第二言語の英語の違いと難しさ

皆さんこんにちは!
私は、「アメリカへ1年」、「フィリピンへ1ヶ月を3回」の留学を経験してきました。ネイティブ英語を話す国と話さない国を両方経験したからこそわかる違いを今回書こうかなと思います。

 私はアメリカに来た当初から他の交換留学の方々とは問題なく話せていました。それはフィリピンでの短期留学で鍛えられた英語力を備えていたからです。私はそこで調子に乗り、ネイティブの人とも話せると勘違いしました。

 初めてアメリカの学生のグループと関わりを持ったのは、学校が始まって2日目。なんでことでしょう。全くわかりません。まるで私はドイツへ瞬間移動したのか?と疑うほどでした。よく、「でも英語でしょ?大袈裟だよ」とよく言われますが、第一言語としての英語と第二言語の英語の間には、高い高い壁が存在します。アメリカで出会ったある日本人がこう言ってました。「本当の英語力をつけるにはアメリカに10年くらい住む必要がある」と。半分賛成、半分反対でした。けど、妙に納得です。

 賛成の理由は最初、その壁に圧倒され、その壁を登る気さえ起きなかったからです。しかし私は、8ヶ月という短い期間でアメリカ人による会議で的確な発言してやる事を目標に行動を始めました。

英語の能力を最短で伸ばす方法はとにかくその環境に触れることです。これはどの世界でも言えることかもしれませんが、学びたい英語を聴けば聴くほど、話せば話すほど伸びます。なので私は今まで短期留学という方法を使って、英語にとことん触れる環境を作り、英語力を伸ばしてきました。(実は大学初期の私のTOEICのスコアは・・・・400点代(ドヤ))

 私は環境作りから始め、アメリカ人による団体に入ることを決心し、APOというフラタニティーに所属しました。フラタニティーの深い話は後日するとして、このグループでは毎週水曜日に1時間の会議が行われ、地域や学校に対してボランティアを行う団体でした。最初の会議では正直に、内容の10%も理解不能でした。8ヶ月経った今、70%程まで理解できる状態になりました。たったの70%?と言われるかもしれません・・・・。悲しい。笑
けど、はい。70%です。30%アメリカ人のジョークは僕にはさっぱりわかりません。(笑)分かったら貴方には英語の才能があるに間違いない。笑

前振りが長かったですが・・・・私はアメリカで英語の波にのまれ、苦しみ、何がネイティブの英語をこんなに難しくさせているのかを考えました。その見つけたものが下の4つです。

第一言語と第二言語の英語の違いと難しさとは?

1. 明らかな話す速さの違い 

これは明らかだと思います。あなたが日本に来ている留学生と話す時、やはりゆっくり話すのではないでしょうか?しかし日本人のグループで話す時はどうでしょうか?めちゃくちゃ速いスピードで話しますよね。これも勿論アメリカでも当てはまって、みんな話すスピードが速い速い。単語という境界線がなく、一つの文が一つの単語のように聞こえるのです。というか、もう一つの単語にしか聞こえないんです。笑
「Pardon?」と言った回数は、挨拶の回数と変わらないかもしれません。笑

2. みんなが同時に話す。

 あなたが日本人ならば、基本的に相手が話し終わるまで話すのを待つ事が多いのではないのでしょうか?しかし面白いことにアメリカ人はお構いなく話したい時に話します。私は卑弥呼ではありませんから、二人の人が同時に話し始めたらもう逃走姿勢です。笑

3. 笑いのツボ 

アメリカンジョークとよく言いますが、全くわかりません。後からなんと言ったか教えてもらったとしても、何が面白いか全くわかりません。笑
ある数学の授業で先生が言った言葉により教室に笑いが巻き起こりました。それは「You can try it by complex numbers if you feel saucy.」貴方がこれの何が面白いかがわかれば、英語の才能があるのかもしれません。
きっとアメリカで幸せに暮らせます。

4. 単語の違い

正直これが一番でかいですスラング。スラング。スラング。この言葉に嫌という程苦しみました。今まで習った英語は無駄とさへ感じました。勿論私たちが中学高校で習った英語は通じます。ただ一方通行です。アメリカ人は使いません。それに日本で習った英語では相手は結構混乱します。例をあげたらきりがありませんが、いくつかあげてみましょう。

• 私は昨日ジムに行きました。
日本人:I went to the gym yesterday.
アメリカ : I headed to the gym yesterday.


この文の違いはたった一つ”head"ですが、大きな違いですよね。知らない単語であれば、推測で文の内容はわかります。しかし、固定概念とは怖いもので、”head = 頭”と決め付けるともうその英語は呪文のようにしか聞こえません。私の経験上ですが、アメリカ人で”Go”を使う人はほとんどいません。
驚きませんか?????????????
中学校?で最初に習うかもしれない単語がほとんど使われていないのです。開いた口が乾ききります。
では、”Head" の使われる文をいくつか書いて行きましょう。


• I am heading over(私は今そっちに向かってる)
• I head back (私は戻った)


なんとも完結ですね。美しささへ覚えます。ではなぜgoの代わりにheadを使うのでしょうか?本当かわかりませんが、友達に聞いたところ、go toというよりもhead to といったほうが言いやすいし格好いい・・・かららしいです。そのほかの理由としてbe going toと区別をつけるためなど・・・。
このHeadの使い方さえ知っておけば、ネイティブに近づけること間違いなしです!

もう一つ例をあげましょう。

日本人 : I gonna go to school by my bicycle.
アメリカ人 : I gonna bike to school.


あらら、bikeを動詞として使ってますね。英語は結構粘土のような言語です。名詞の単語をその場に応じて動詞として使うこともできます。ここも英語の一つの難しいところです。日本語は名詞と動詞が混合することはない?ですよね。

これらの理由により、ネイティブと第二言語としての英語には大きな壁があります。 本当の英語力を伸ばすにはやはり”本当の英語”を聞く、話すことに限ります。それが難しいんですけどね。。。しかし留学はそのチャンスがゴロゴロ転がっています。自分の勇気さへあればアメリカ人の英語を24時間聞くことだってできます。私のこの留学は英語がメインの目的ではなかったため、1年では無理かもと言いましたが、英語を本気で伸ばしたいと思えば、1年でネイティヴ並みの英語も難しいとは僕には思えません。


まとめ


ネイティブ英語と私たちのような第二言語としての英語の間には高い壁が存在し、最初はこれはドイツ語か?と思うほど訳がわかりません。しかし、「本当の意味での英語」を身につければ、将来出来ることの幅は必ず広がると思います。英語は確かに手段ですが、とても奥が深い学問でもあるので興味のある方はぜひその違いを体験してみてはいかがでしょうか?そして、ぜひこんな発見があった!!など共有して頂けると幸いです!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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