見出し画像

アラコキにありて、夢に向かう!

はじめに

 70歳周辺の年回りの人をアラコキ(古希)と言うそうな。
若い人達が使うアラサー、アラフォー、その上のアラフィフに比べると随分、響きだけでなく蔑まされた言い回し、というよりも耳にする事がないやに思う。これはアラカン(アラ還)も同様だ。
いっそ、アラロク、アラナナとでも呼んでもらった方がまだ響きが良い。

 アラサー、アラフォーに近づいた人達は、「もうこんな歳になっちゃった。いやだなー。歳相応の恰好しなくちゃね。」と嘆いたり「そろそろ本気で結婚して家庭を持たなくちゃ。」とかまだまだ将来に向けての明るい展望があったりする。
 アラフィフとなると、「ぼちぼち会社上がった後、どうしようか?親の面倒も看なくちゃいけないし。」などと将来を憂える年頃となり、アラカンに辿り着くと「年金はいくつになったら貰おうか?いつまで仕事しようか?」と経済的な現実に直面したりする。

 ところが、70歳近くなるとトンと相手にされないというか、余り話題にもならない。
 これまで長い間会社勤めをして自分なりに苦労してきて、この年齢を迎え、さあこれからまだまだ色んな事やりたいな、などと思っているのに、ほとんど注目される事がない。ひがみではなく、そう思う。
老い先短いから?もうカラダも心もガタがきているので、期待が持てない?
確かに今年あたりは、同世代の有名歌手の方々が次々と亡くなったりしているので、尚更そう思ってしまうかもしれん。

「病院通いと孫の世話をしてるだけで充分満足、それだけで良いよ。」そう諦めないでください、同世代の諸兄諸姉。
若い頃は仕事や子育てに追われ、自分のしたい事などそっちのけではなかったではないですか?

「先立つ物があれば、美味いもの食べたり、旅行したり、好きな音楽聞いたり、等々、気の向くままに好きな事して過ごしたい。」
そうそう、そう願いたい。
何かひとつ、これまでに思いつかなかった事を実現しようではないですか!

 どこか心の奥底で今一番やり遂げたい事がひとつだけあるとしたらどうしたい?と自問自答を繰り返してみる。

 差し当たっては、私はミーハーなので大谷翔平がピッチャーとして復帰予定の2025年にロサンゼルスに行って観戦する事かな?
山本由伸も行く事だし、熱い戦いをこの目で見てみたい。

だが、ちょっと待てよ。
当然の事ながら、健康が第一ではある。健康にすごすには、食事、運動、排便、睡眠を日常のライフサイクルだとしたら、そのライフサイクルを円滑に回す事が理想だ。
その為には、日常を如何にして楽しく充実させるかが鍵になり、夢をかなえる前提条件ではないだろうか?
私の場合は、それに加えて日頃倹約してお金の工面をする事も条件となる。

それでは、日常を楽しく充実させるには何をすべきか?そして、どこまで出来ているか?を考えみよう。

1、カラダを鍛える

 これは、現在進行形で今も取り組み中である。
一番身近ですぐ出来るのは、散歩もしくはウォーキングだが、気分転換や血行促進など効果はもちろん沢山あるが、身体を鍛えるという点では遠く及ばない。
そんな時、1年ちょい前位から人生で初めてジム通いを始めた。https://www.s-re.jp/

 飽きっぽいのですぐ止めてしまうのではないかと思って始めたが、あにはからんや、今も続いている。
 ほぼ自己流で毎日2時間余り、汗を流し、その後のお風呂の快適さも痛く気に入った。家風呂では味わえない開放感があり、ジェットバスの泡も腰や背中に心地よく、運動で疲れた身体を癒してくれる。

トレーニングの後の風呂は快適

 更に真剣に鍛えようと通い始めて1年が近づいたある日、思い立ってパーソナルトレーナーに基礎から教えを乞うことにした。
 まずは、デジタル機器で脂肪量、筋肉量を計測、上半身の筋肉量が平均値から10%落ちている事が判明。下半身については、自己流とは言えランニングマシン、バイクマシンで毎日1時間30分程、この1年近く鍛えていた事もあってか、平均値以上の筋肉量であった。

こんな身体を目指したい

 ボディーバランスを見て、プログラミングされ、特に上半身の筋肉を鍛えるマシンを5種類ほど、特に力の配分具合を分かり易く説明してもらう。
下半身については、スキルミルを使用し自力でランベルトを回す事で効率よく筋肉が鍛えられる方法を伝授される。

頑張って、指導に従って特に上半身のトレーニングにこれまでの3倍ほど時間を掛け鍛えていく。下半身はスキルミル1つに絞る。
 それから数週間で、たまげた事に胸の筋肉が盛り上がって来た。
人間の筋肉は幾つになっても鍛えて育てることが出来るらしい。特に若い頃にクラブ活動などスポーツで徹底的に鍛え上げた身体なら兎も角、私の様にグウタラご帰宅組の場合は高齢になっても十分短期間で筋肉量を獲得出来るらしい。
 ひ弱な身体を少しでも鍛えられれば、と思って始めたが、なんとなんと、今や人生で初めて胸板に筋肉がつく実感を味わっているところ。
さらには体幹を強くしようという目的で腹筋、背筋のトレーニングも加え、気がつけば人生でこの歳になって初めて己の身体の隅々まで見直しをしているという事に気がついた。

あ~、如何にこの長い間、親から貰った自分の身体を粗末にしてきた事か?

 それ以外のメリットも大きい。近頃風邪ひいたとかいって病院に罹ったり、市販薬を飲んだりが少なくなったな、というのが一番だが、経済的な効果も大きい。電気、ガス、水道代が凡そジム通いする前の6掛け、40%削減出来ている。
 とどのつまり、身体を鍛える事で健康維持促進が出来、お風呂で心身共にリフレッシュが図れ、更に経済効果も絶大。
身体に支障がない限り、時間やお金を如何に工面してでも、第一優先で取り組まれた方が良い、と身をもって思う。

何をするにしても健康である事が第一条件だとつくづく思う。
さあ、来年はフリーウェイトに挑戦し更なる肉体を手に入れたいと願う。

2、オンラインを使いこなす

 これは、幸か不幸かコロナが始まった頃に仕事でzoomを使い始めていた事が、今となっては大きな財産となっている。

 電話で通話出来れば、そこまでしなくとも面倒くさいからいいや、と言って見向きもしない御仁もかなりいらっしゃるけれど、遠くに住む友や知人、親戚関係との絆を深めるには大変便利なツールである。
勿論、実際に会って話すのが一番ではあるが、遠くに暮らす可愛い孫との面談を一度お試しあれ。

孫との会話を楽しむ

1対1の場合はスマホのLINE動画でも十分事足りるが、複数人数となると、やはりパソコンで繋いだ方が表情が良くわかるし、話も弾み易い。

 仕事ではgoogle meetやteamsにも対応し、プライベートでも呑み会を開いたりとかなり生かされている。何よりも移動しなくとも遠くにいる人と瞬時に面談出来、込み入った話が出来るのが有難い。
資料を開示する事も出来たり、信用が置ければ、それまで無縁だった人とも歓談でき、人の輪を広げたり新たな情報を習得するには、とても有難いツールだと思う。

結構、楽しくやってます。

 将来、足腰が弱くなって遠出が億劫になっても少しは寂しい思いをせずに済むかもしれない。

いつまでも、こんな風に飲めればいいけれど、、、

3、テレビで若い世代に近づく

 家ですごす娯楽として、テレビはスイッチを入れれば勝手に演じてくれるとても便利なコンテンツである。
 YoutubeやTikTokを利用する手もあるが、こちらから取りにいかないといけないし、まだまだ多用するところまでは至っていない。

テレビは身近な娯楽

 しかし、テレビを見ていると、次々と若い人が出てくる。俳優、歌手、ミュージシャン、タレントどれも中々名前を覚えられない。ある意味歳をとった証拠だ。
近年、恒例の紅白歌合戦を見ると、知ってる歌い手や歌の少ない事にすっかり慣れてしまっている。
 ところがどうだ。スポーツ選手はすぐに覚える事が出来る。大谷翔平が出る試合はまず見逃さないし、他の日本人メジャーリーガーの出る試合もしかりだ。サッカーのワールドカップなんぞ、寝る間も惜しんで観るくせに。
単純な話、興味があるかないかだけなのだろう。
 しかしながら、関心がないからと言ってチャンネルを回すと、見る番組が限られてしまって、NHKのニュースやその他報道番組などに行きついてしまう。

 待てよ、と言う事は時代が折角与えてくれているエンターテイメントを少しも理解しないで時代を生きていると言う事か?

 仕事柄、2回り、3回り年代のかけ離れた若い方達と一緒になる事が多い。
経験がある、知見があるなどと言って崇め奉られたりしているけれど、実は手の平に乗せられてるのはこっちの方じゃないか?
 彼らの文化をもっと知らずして、偉そうな顔しちゃいけないぞ。
彼等が推す歌手やグループ名、歌の題名のひとつやふたつ、若者に人気のタレントのひとりやふたりは口にできないと対等に渡り合えないのではないか?

 そういう事、そういう事なんだ。 
明日から彼らと対等に渡り合えるように対峙して少しは学んでみようではないか!

 本当は、一番の近道はYoutubeやTiktokを使いこなす事かもしれないが、まずはてっとり早くテレビで実践してみようと思う。

締め

 まだ、他にもやらなければならない事は沢山あるはずだが、まずはこの3つだ。この3つの命題を自己採点すると、1勝1敗1分だ。
・カラダを鍛える        △  50点
・オンラインを使いこなす    ◯  90点
・テレビで若い世代に近づく   ✕    5点

 この3つを自分の物に出来てこそ、日常を充実して生きていると言えるのではないか?
世界一周旅行したいとか、やれパリやロンドンに行きたい、等々、身近なところでは、料理が上手くなる、絵が描けるようになる、英語が話せるようになる、等々、かなえたい夢は人さまざまだが、日常を楽しく充実して送れてこそ、かなえたい夢に近づける道ではないかと思う。




お読みいただきありがとうございます。よろしければサポートをお願い致します。いただいたサポートは活動費に使わせて頂きます。よろしくお願い致します。