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火の国、熊本で火の源を確認しに行く3選!



 火国(ひのくに)とはかつて九州にあった国で、肥前(長崎・佐賀)と肥後(熊本)の前段階の国であると言われています。火山があるからとも言われてますが、名前がカッコいいですね。古代人は火国(ひのくに)と聞いて、心が躍ったことでしょう。

 羨ましいことに、熊本は火の国を二つ名として名乗っています。じゃあ、実際に火の源を確認してやろうと思い、そのまんまテーマにしました。できれば本当に燃えてるものを撮影したかったのですが、そんな都合良くは存在してませんでしたね。

 それでは、どうぞ。



①不知火(しらぬい)(宇城市不知火町の永尾剱神社)


 ヤマトタケルの父にして第12代天皇である景行天がこの辺の海を航海中に日が暮れてしまい、自分たちのいる場所が分からなくなってしまいました。しかし、はるか前方に火の光が見え、その光の方へ船を進ませると、無事海岸へとたどり着くことができました。陸に上がり現地の人に火のことを聞くと誰もその火については分からなかったので、景行天皇はこの地を不知火と名付けたそうです。

 現在は蜃気楼の一種として、旧暦8月1日(9月上旬頃)に見られるということで時期になるとここ永尾剱神社に人が集まるそうです。上の画像にはそれらしいものは写ってません。



②イグサ(灯心草)の生産地(八代市)

 イグサは畳の材料ですが、元々ろうそくの芯の材料としても使用されてきました。熊本県の八代市はイグサの日本一の収穫量を誇っています。現在、国内で流通している畳の80%以上は外国産で、国産はほぼ熊本のイグサで作られています。

 写真は8月にいぐさの里公園近くで撮影したものです。青々としてますね。近くに、イグサが原料となるたたみアイスなるものを売ってるところがあるそうです。



③TSMC(菊陽町)



 最近話題のTSMCです。TSMCとは台湾の企業で半導体を製造しており、作られた製品はアップルやインテルなど世の中で使われているPCに組み込まれています。写真は今年開所された第1工場です。また、第2工場も熊本に建設予定で、九州への経済効果は10年で20兆円と大きく、菊陽町も市への移行を視野に入れているそうです。

 TSMCは台湾の企業で、台湾から技術者と家族を入れて約750人ほど移住しています。熊本市には台湾タウンなるものの構想も進行しています。日本は台湾との関係は良好で、悪いイメージがないですね。私も台湾に行ったことがありますが、日本人というだけで笑顔になってくれるのは居心地よかったです。


台湾と言ったらコレ、石門金剛宮の甲子太歳金辨大将軍!



 ところで、台湾人はお酒に強いのでしょうか。調べてみるとどうやらお酒に弱いそうです。そしてベジタリアンが多いです。

↓↓↓各人種の酒の強さで分かりやすい表見つけました↓↓↓


↓↓↓なんで急にお酒?と思った方は私の先週の記事を読んでみてください↓↓↓



 ALDH2欠損率44%と、圧倒的に日本人が弱いですね。同じアジア人でも韓国人は28%、タイ人は10%と人種的な酒の強さに開きがあります。上記のリンクには載ってないですが、台湾人のALDH2欠損率は47%で世界一お酒が弱いです。

 逆に、お酒の弱い人種はアルコール依存症者の割合が少ないです。2018年のWHOの発表だと、日本人のアルコール依存症者は成人の1%程度ですが、ベラルーシ・ハンガリー・ロシアなどの寒い地域では10%と高いです。

 アルコール飲料業界的にはアルコールに強い人種が日本に増えて欲しいんじゃないでしょうか。じゃあ、外国人労働者が増えれば消費も拡大するかと言えばそうでもなく、イスラム系の人々は宗教的に飲酒が禁じられていますね。ただし、高野秀行さんの『イスラム飲酒紀行』を読む限り、禁止されてても飲む人はいるそうですが。台湾人は日本の飲みニケーションのように社内の人と積極的にお酒を飲みに行く文化はないそうです。

 現代ではアルコール以外の娯楽が幅広くあり、それらはモニターを通して消費されています。その消費を担うのが半導体で、TSMCはEC化率(商取引における電子商取引の割合)の成長に寄与しています。Z世代を中心にソバーキュリアス=あえて飲まないライフスタイルが広まっていますが、インターネットを介して多様な娯楽があり大したリスクをかけずに快楽が得られるので、アルコールは健康悪化につながるなど得られる快楽とリスクが釣り合ってないように見えるのではないでしょうか。

 日本人の遺伝子はアルコールに弱い弥生系とアルコールに強い縄文系に大別されます。この流れは縄文系に不利とは言わないまでも、アルコールに強い特性を活かし辛い世の中になってきています。日本の酒文化はこのまま縮小の一途を辿るほかないのでしょうか?





 熊本は自分なりの視点でTSMCの記事を書きたいと思っていたので、こんな感じに仕上がりました。来週は佐賀の予定ですが、テーマ的に捉えようとしているものの難易度が高すぎて現在格闘中です。


 そういえば、先週の記事のコメント欄に反論コメントがあり削除しました。反論内容というよりはご自身の記事へのリンクが多かったので治安維持のために削除した次第です。こちらからの要望としては、反論する場合は私の記事を引用して、ご自身の記事に反論内容を書いていただけると助かります。日向=北九州説に対して疑問に思うのはニニギとコノハヤサクヤヒメが出会ったという吾田(あた)とはどこになりますか? 海幸彦が隼人の祖先となるとやはり南九州の方が自然ではないですか? という点ですかね。





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 終わり




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