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連休明け・学生実験・再確認

連休明けからトップスピードで仕事開始です。

今日は1限から実習でした。実習は何人かの教員がチームになって行っているのですが、今日は私が主担当回だったので実は昨日出勤して仕込みをしていました。

今年からカリキュラムが変わり、担当授業もだいぶ変わりました。つまり今日の実習チームメンバーも今年から大幅に変わったのです。そこで昨年度までの実習内容も一新し、イチから組みなおしたのでした。

事前に予備実験は繰り返していたものの、実験経験の乏しい学生がやると想定外のことが起きたりします。考えられる失敗例を自分であれこれやってみて、これくらいの時間でこれくらいなら出来るだろうと計画を立てて臨みました。

・・・が、実際は計画よりはるかに「すんなり」と進んでしまい、大幅に時間が余るという大誤算(ただし嬉しい方の誤算)。結果的にその場でのレポートの考察に時間を割けたので、まあ、成功したと言ってもよいかな。

その「レポート」。

私自身が学生のときの実習のレポートというのは、「レポート用紙」を使った「手書きバンザイ」の時代でした。しかも「枚数が多い方が勝ち」という風潮があったため(真偽は定かでない)、細かい情報でも拾い上げていちいち書き込んでいました。

一方、私が勤めている大学でのレポートは担当教員によってかなり差があるものの、かなり簡略化されています。少なくとも手書きで何枚も何枚も書かせることはないですね。

今日の私の担当回でのレポートもある程度フォーマットを作っておいて、考察すべきポイント(複数)をあらかじめ記載しておきました。先に渡しているので、実験中もそこに注意してしっかり観察してもらおうというのが狙い。

実験が終わった後に学生が質問に来たので、ずばりの答えではなくうっすらヒントになるような話をしたのです。その話をしている途中にその学生が「あっ」という顔をして、「わかりました!」と突然晴れやかな顔になりました。

そうでした。私が教員をしているのは、「わかった」という経験を一人でも多くの学生と共有したいと思っていたからだ、と突然胸が熱くなりました。

本人には伝えてないけれども、大事なことを思い出させてもらいました。ありがとうX君。