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自分で許可を出させてあげるお手伝い

暗い顔で、先に進めない人、
なんだか停滞してるな、と思う人は、
自分で自分にブレーキをかけていると思う。

私自身、介護でがんじがらめになっていた時は、
「私はでかけられない」
「私は自分の好きなことなんてできない」
と思っていた。
今は、そんな自分を
「なんでそんな風に思ってたんやろ?」
と思う。
いくらでも方法はあるのに。

母も同じで、
介護に疲れ、暗い顔をしていた。
自分の予定を入れても、父の世話で結局キャンセルになり、
「ほらね、やっぱり無理なのよ」
と落ち込んでいた。

私は、もしかしたら、一人で介護をしていたら、頑張り続けてしまったかもしれないけど、
暗くなっていく母を見た時、このやり方は間違っているんだと、はっきりとわかった。
それからは、ケアマネと相談し、施設と契約し、ショートステイを使い始めた。
そして、毎日のように、まるで催眠術のように、私は母に言葉をかけた。

「お母さんはもう十分にやってきたよ。」
「これからは、お母さんの好きなことをやったらいい。」
「お母さんには、それだけの価値がある。」

そしたら、母は中断していたコーラスを再開し、本番に向けて練習中。
今、母は、びっくりするぐらい、ポジティブになっている。
「あと10年、どうやって楽しんだろかと思って、ワクワクしてんねん。」
そう言っていた。

私は、母の中のブレーキを外して、「自分は自分自身の人生を楽しんでいい。」という許可を、
自分で自分に出させたのだ。

この言葉がけは、本来自分で自分にやってあげるといい。
私は、自分に言ってあげてる。
でも、周りに進めない人がいる時には、私が言ってあげる。
ダンナにも、娘にも。
そしたら、やはり、一歩を進み始める。
私は、そんなお手伝いも、うれしく思う。

今、私は母と一緒にできる習い事を探している。一ヶ月に一回ぐらいのが、何かあるといいね〜って言いながら。
ワクワク。

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