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チューイングガム・マン

去年、ボーッとテレビを見てたら、
イギリスで嚙み捨てられたガムに絵を描く
アーティストがいるっていう話をしていた。

テレビ番組のタイトルなどは思い出せないのだけど、
その人について書いてあるウェブページを見かけたので引用。

ベン・ウィルソン(Ben Wilson)さんっていう人について。

アーティスト一家で育ち、自らも自然とアートの世界へと進んだというベンさんは、かつては産業廃棄物や車、ごみなどに強い嫌悪感を持ち、それらから逃れるように森など自然の中で彫刻を制作していたのだそう。のちに街中の見苦しい看板などに絵を描きはじめますが、看板に絵を描く行為は器物破損として犯罪行為になってしまいます。そこで彼が目をつけたのが、路上に斑点模様を成すチューインガムでした。

『路上のガムがカンバスなら、作品を展示するギャラリーは不要、誰の所有物でもないゴミに描くので許可も不要、法も犯さない!』と、ベンさんがチューインガム・アートの制作を開始したのが1998年のこと。
https://gotrip.jp/2018/04/89459/

「ガムの上は公共物ではないので違法にならない」
という話をしていて、社会をすごくハックしてる…って感動した。

怒りを昇華させる方法としても良いし、
テレビでやってた中ではまちの人たちから声をかけられるシーンも多く流れていた。
活動の中でまちの見回りやメンテナンスに繋がって、
住民から愛されているというところも…すごい!

「アート」ってワードに身構えちゃうことって多いかもしれないけど
身近であることってとっても大事だなって思った。

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