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短編小説『おいしい』

 地球から遠い遠い宇宙のどこかに、地球に似た惑星があった。
 その星の住人たちは地球人と見た目はほとんど同じだが、明らかにちがうところがあった。
 味覚である。視覚や聴覚からも味を感じてしまうのだ。

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