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日本が世界一の発症率!?認知症の主な原因と予防法(食事編)

はじめに

海外では減り続ける一方で日本では増え続け
ている認知症。

コロナ禍以降さらに急激に増えている傾向に
あるようです。

家族や自分自身のことについても忘れてしま
う、また暴言や暴力、幻視・幻聴、妄想等、
そのように残酷な症状を発症してしまう疾患
として恐れられていますね。

認知症の主な症状

厳密には発症の仕方により名称は異なってき
ますが、ここでは現代の認知症の70~80%を
占めるアルツハイマー型認知症の主な原因と
対策についてお話していきたいと思います。

また、主な原因を理解して頂くことで効率よ
く対策できることにつながってくることも
目的としております。

ご自身の記憶に少し自信がなくなってきた、
またはご家族の言動に心配なことが増えて
きたと思われる際には、どうかお早めに対
策をなさるようにしてくださいね。

その時期が早いほど改善できる確率も高ま
ってくる
ことが主に海外で証明されていま
す。

初期症状としては、「においを感じなくなっ
」ということが多いようです。

☆全てエビデンスに基づいた内容をお届け
しています。

1 日本における認知症をとりまく状況

最近では、一番かかりたくない病気として認
知症が挙げられるようになりました。

そのようなところ、2019年のOECD(経済協力
開発機構)による発表によると、認知症の発
症率の1位(先進国の中で)が日本
であるこ
とが判明しました。

先進国の中で認知症の発症率は世界で一位


1-1 高齢者の約1/3が認知症!?

現在、日本の認知症患者数は約600万人。
ところが、もうすぐ1000万人になるだろ
うと言われています。

その理由としては、認知症と診断された時
には発症からすでに20年ほどが経過してい
るといわれており、その時にはもう大分進
行している状態であると考えられること、

また、実際に平成24年の時点で軽度認知障
害;MCI(4年間で約半数が認知症を発症
する可能性が高い)が400万人という報告
があり、当時の認知症と診断されている
だけの人数をみても約460万人であること、
更に毎年増え続けていることなどが挙げられ
ます。

               「都市部における認知症有病率と認知症機能障害への対応」より


そのため、現在、高齢者の約3人に1人が認
知症(予備軍を含め)であると考えられます。

また、それだけでなく現在は若年性(40才
代など)の認知症の発症も増えてきているた
め、ご家族全員で取り組んでいただきたいこ
とと言えます。

1-2 莫大な介護費のためにも1日も早い対策が必要

アルツハイマー型認知症と診断後、女性は約
13年間、男性は約10年間、介護費用がかかる
と言われています。

その費用は、自宅においては約1000万円、
施設では2000~3000万円も必要であるとも
言われている中、現在の経済状況を鑑みても
非常に厳しい状況に置かれることの方が多い
のではないでしょうか。

認知症の介護費用は最低1000万円必要

2 日本が認知症大国となってしまった最も大きな原因と対策

他国と比較しても日本は長寿国であることと
は別の問題がある、と考えざるを得ない理由
があります。

認知症大国になった一番の原因?

実際、多因子性の疾患ではある中でも最も大
きな要因と考えられることとして、
根本原因にアプローチできていないから
という点と、もう1つは『対策が取られてい
ないから
』という2つの点が挙げられます。

それは、日本の現代医療の在り方(食事療法
や運動療法、また薬物治療)のそれぞれにお
いて言えることです。 

今回はまず、お食事において大きな改善をも
たらす可能性のあること(発症率が低下して
いる国と日本が大きく異なる点)についてお
話させて頂きます。

◇5名の方のご購入以降は2000円にさせて
いただきます。

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