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錦秋湖の風に吹かれて〜馬頭琴&ホーミーライブ5/8

5月8日に、日本でも数少ないモンゴルの伝統音楽ホーミー&馬頭琴奏者の岡林立哉さんの音楽イベントを開催した。
西和賀に来るようになってもう5年目だという岡林さんの音楽はもうすっかり西和賀とマッチングするようになってきた。景色だけでなく、お客さんとの間みたいなのもあるのだろう。
ネビラキが設立して間もないが、ネビラキらしいライブイベントになったと改めて振り返っていてそう思った。

ホーミーとの出会い

岡林さんと初めて出会ったのは5年前でした。西和賀で岡林さんと繋がりがあった方がお呼びし、初めて西和賀の地で本物のホーミーと馬頭琴の音色を聞きました。広い草原のような牧草地で夕方から開催され、外のロケーションととてもマッチングしていて、とても居心地が良かったのを思い出されます。行ったことが無いのに、モンゴルの大草原が浮かび上がる不思議な時間を体験させられ、いつまでもいつまでも心に残っていました。

それから何度も西和賀を訪れる度に、機会が合えば聴きに行き、ホーミーの草原と宇宙を連想させる音楽に酔いしれていました。

岡林さんから来たメッセージ

あけましておめでとうございます。
元気でやっていますか?
5月7日に西和賀高校で演奏することになりました。春の西和賀、初めて行く春の西和賀、楽しみです。さっきnoteを読みました。廻戸小屋も訪れてみたいなと思いました。
昨年開でのライブの時に少しお話いただいた、瀬川さんの古民家?での演奏、その前後の日程でいかがでしょうか?

今年に入ってすぐくらいに来たメッセージです。
まさか、こんな感じで自分が主催側にまわると思わなかったので、少し驚いたのと、自分が思い描くコンサートに主催になれるという喜びと半々だったと思います。もちろんすぐにOKしました。

錦秋湖の風に吹かれて

開催場所についてはいくつか候補があり、当初の予定通り、古民家等でやることも考えましたが、今私が暮らしているところを起点にやれる方向を考えたいと思ったので、最終的に錦秋湖湖畔、銀河ホール裏の菊池淡水さんの銅像の前でやることにしました。

あまり知られていませんが、菊池淡水さんは西和賀出身の尺八奏者で、日本民謡協会を設立したすごい人です。

時期的に、錦秋湖が満水の季節だったので、湖面に反射する夕日を見ながら、錦秋湖の風に吹かれて、岡林さんの音楽に酔いしれながら、大陸の風を感じるというイメージです。

カヌー+ホーミー

せっかく満水の錦秋湖で開催するので、何かサプライズを企画したいなと思いました。思いついたのは、演奏する場所の対岸からカヌーで岡林さんがだんだん近づきながらホーミーの音色も近づいてくるというもの。当日は風が強くて、近場からの登場になりましたが、これが思ったよりよかったと評判で。

だんだん近づいてくる。このときにはホーミーをやっていて、聞いていた人からは笛を吹いていたのかと思ったという声も

モンゴルの伝統衣装とオレンジのライフジャケットがなんかシュール

日没直後の錦秋湖は静かで穏やかで綺麗だった。天気に恵まれて何より。

30名弱くらい人が集まった。銀河ホールホワイエからの景色も最高。

暗くなってからも良かった。照明の演出が最高。K・Yさんありがとうございます。

今回この場所でやろうと思った1番の狙いは、このあたりの住民が普段見ている素晴らしい景色を再確認するというのです。

去年の夏から湖畔の家に暮らしていますが、本当にここから見られる景色はとても美しい。そして、この景色は多くの人が見ているはずなのに、あまり人に話そうとしません。これはもったいないと思うし、井戸端会議の内容が「今日の湖面は綺麗だった」とかの内容になったら、この地域はとても素敵な地域になると確信しているので、そういう会話が自然に生まれる機会を作りたいと思いました。

結果として、本当にここの近隣住民に直接呼びかけに行ったものの、当日はあまりいらしていただけず、少し残念な気持ちもしましたが、何度も回数を重ねるごとに知名度も上がってくると思うので、めげずにやります。何はともあれ、来ていただいた方々の満足度が高そうで何よりでした。

そして翌日

次の日は、カヌーを停めていたところから朝早くに岡林さんとカヌーで廻戸まで行き、カヌー山菜採りを満喫したあと、廻戸のデッキで1曲。オオルリやウグイス、キツツキのドラミングとのセッションがたまらなかった。

岡林さん最高の2日間ありがとうございました!!

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