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■ 其の97■エチオピア・エリトリア戦争を知っていますか?

🔣アメリカとイギリスがイエメンの親イラン武装組織フーシ派の基地を13日未明に攻撃したというニュースが流れました。 イエメンってどこにあったっけと思ったので、地図帳を開いてみました。(正直言いますと、イスラエルの北部のレバノン周辺かと思いました。社会科の教員免許を持っている身としては恥ずかしい話です)

🔣イエメンはサウジアラビアの南側でした。そうかそうか、例の国境線が╺╺╺╺╺ 状態のあの国だったかと思い出しました。 
そこで地図を眺めていたら、イエメンの対岸にエリトリアという国があるのです。
えっ、聞いたことないけど‥と思いました。
まるで旧ソ連のエストニアみたいです。
 エトニア
 エトリア

🔣1パーセントも知らない国です。 どんな所なのか調べてみたら、
30年ほど前にエチオピアから独立した国でした。
そして「アフリカの北朝鮮」と呼ばれるほど、人権侵害と圧政のひどい国だとわかりました。それから目に入ったのが、エチオピア・エリトリア国境紛争という言葉です。
これがどんな戦争かというと、

1998年5月6日から2000年6月18日までの間、アフリカエチオピアエリトリア間で行われた戦争である。
発端は国境紛争ではあるが、互いの首都空爆しあうなど、規模は極めて大きく、民間人を含む犠牲者も多かった。20世紀において第二次世界大戦以降に勃発した国家間紛争のうち、死者数が10万人を超えるとされるのは、朝鮮戦争インドシナ戦争ベトナム戦争イラン・イラク戦争と本紛争のみである。

ウィキペディア

🔣国境紛争といっても、10万人も死んでいる「戦争」です。全く知らなかったのは、報道されなかったからでしょうか。 それとも、報じられてはいたけれど、アフリカの事には関心が持てなかったからでしょうか。 おそらく黒柳徹子さんには、ウクライナ人の命も、ガザのパレスチナ人の命も、エリトリア人の命も同じ重みだと思います。でも、わたしもそうですが、本音のところでは、地域や民族や外見によって、命の重みに違いがあるのではないですか? 感じる痛みに違いがあるのではないですか?


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