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eatフルネスのすすめ

マインドフルネスという言葉は昨今耳にすることがあるだろう。
主に瞑想を行い、呼吸に意識を集中させる事によって脳や精神をリフレッシュさせるといったものだ。

人間の脳は常に外部からの刺激を受け、考えるという形で反応をしてしまっている。
その考えることによって脳には負荷が掛かる。その脳へ負荷が掛かる状態を一旦休止し、脳をリフレッシュさせるというのがマインドフルネスの効果だ。

例えるなら、スマホのタスクマネージャーだろう。
複数立ち上がってしまっているアプリを停止させることでスマホへ負荷が掛かる状態をリフレッシュさせる。

マインドフルネスは人間版タスクマネージャーなのだ。

今流行りのサウナなんかもマインドフルネスの一種だろう。
サウナ内で暑かったり、水風呂で冷たかったり、外気浴で体温の変化を感じたりと、体の感覚のみに意識を集中することで脳は他のことを考えなくなる。
その結果いわゆる整った状態になるのだ。

今回私はそんなマインドフルネスの一種であると私が勝手に決めたeatフルネスを勧めたい。
eatなのでまさしく食べることに意識を集中させるといったものだ。
食べるときの舌の上で感じる味や歯で感じる食感にいつも以上に集中することで、マインドフルネスと同等のリフレッシュ効果と、普段は気が付かなった食材の旨味にも気がつくことが出来る、まさに一度で二度美味しい方法なのだ。

具体的な方法についてだが、まずよく噛むことが基本である。
いつも以上に咀嚼回数を意識的に増やすことで、口の中に意識を集中させる事ができるからだ。

私の場合はよく噛まない上に、口に物を入れてすぐに次のおかずへ箸を伸ばしてしまう癖があるので、噛んでる最中は一旦箸を置くことで口の中に集中することができた。

次に目線についてなのだが、噛んでいる最中は目を閉じるのが一番良いだろう。
視界から入る情報も外部刺激なので、集中を削いでくることがあるからだ。

別の方法としては、何かしら一つのものを見つめながら咀嚼するという方法だ。
私の家の場合、ダイニングの壁に海の絵が飾ってあるのだが、それを見つめながらeatフルネスを実践していると、絵の世界が額縁の外に広り、まるで辺でランチをしているような感覚になった。
これはこれで優雅にご飯を食べられるのでおすすめだ。

だが、テレビだけは絶対に見ないでいただきたい。
テレビは点けているだけで様々な情報が自動的に目と耳から入ってきてしまい、脳に負荷が掛かるためマインドフルネスには大敵なのだ。
そもそも見たい番組が無いのに、テレビを点けているという状態は、常に脳に余計な負荷を与え続けているということなので、eatフルネスに関係なく、日常でもやめたほうがいいだろう。

以上がeatフルネス実践の方法だ。

私自身実践した感想としては、いつもより食事が美味しく感じる上に、気分は落ち着き、優雅な時間を過ごしたという満足感もあり、最高の食事方法であると実感している。
これからも継続していきたい食事方だ。

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