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外国で生活をするということ(7)

文化(culture)

さて、今回は文化について色々とダラダラと
わたしの意見を述べたいと思います。

各国それぞれに文化がありますね。
日本には立派な文化があります。
もちろんこの国にも文化があります。

「文化」と一口に言っても、スポーツから
マナーまで色々なその国の独特の文化があります。

文化とは、その国の風土、気候、歴史などによって
様々であり、それらは長い歴史によって作られ、
それらを継承するのは教育、口伝、など人々が
後に受け継がれていくものでありますね。

わたしが、外国に行く前に思っていたことを、少し
お話ししますと、わたしは、日本の文化は、決まり事が多く
コミニティーの行事も含めて、色々めんどくさいと感じて
いたことがありました。
また、礼儀作法やルールが多く、何をするにも第三者の存在を考え
なければうまく進まないと感じていました。

日本にいる時点で、そのことを考えて辟易していた自分は
まだまだ勉強不足だったんだろうと後に知ることになりました。

外国に来て思ったこと
海外旅行ベースでは、常に、開放感のある街中に、堅苦しくない
雰囲気に異文化の心地よさを感じていたように思いました。

住み始めて1年が過ぎ、2年が過ぎた頃、現地採用で働いていた
時、その柔らかい空間に、仕事のやりにくさを感じてしまった。

具体的には時間の感覚、するべき事への向き合い方が
やはり日本の文化で育ったわたしには、合わないと感じ始めたんです。

遅刻、時間に遅れる、期日を守らない、事によっては
あまり問題にならないが、人に指導する立場では話が別に
なります。

度々、遅刻した人が、遅刻するなといえるだろうか?
期日を守らない人が、期日を守れといえるだろうか?
これはわたしの体に染みついた日本の文化であろうと思います。

遅刻しないように、最大の努力をした。
期日を守るように、「後でする」という考え方を封じた。

そうやって、相手のことを第一に考え物事を成してきた。
また、そうすることが日本の文化でもあると思っています。
もちろん諸外国でもこういう文化は存在します。
タイにも存在します。

しかし、ここからが重要なのですが、彼らは、遅刻や納期遅れを
よくないことと自覚しながらも、受け入れるのです。
「大丈夫よ」
そうやって、お互いが受け入れ合って成り立っている社会なんです。
もちろん、全てが全てではありません。一部ですが、比較的多いと
感じます。

一度、待ち合わせなどすればいいと思います。
わたしの家族の友人ですが、一緒に学校へ行ってるんですが、
車はわたしの家族が出しています。
そこで、彼女の一言は
「待ち合わせするときは、早めに来なくちゃね」
なんて、いい子だろう。
しかし現実は、うちの家族がよくぼやいてます。
「言ってることと、やってること違うなあの子」
です。
顔では笑って許して、心は怒ってるのかもしれませんね。

会社勤めで面白かったのは、規則に遅刻は月二回までOK
という規則がありました。びっくりしましたが、
交通渋滞やスコールによる洪水で、出社が遅れることが
度々あることなので設けられているそうです。
これも、気候によるこの国の文化なのかもしれませんね。

では、日本の文化はなんでしょう
日本国内でも、それぞれの県で様々な文化があります
わかりやすい事例は、お祭りなどはその土地の古から
伝わる祭祀の文化ではないでしょうか。

日本人の持っている文化とはなんでしょう。
わたしは、日本の文化を話す際には、マナーやモラル的な要素が
日本文化にはよく出てきます。
その事柄を話すことが多くあるように感じています。

どこの国でも、法律や規則があり、一部を除き大体似通っています。
もちろんマナーやモラルも同じものが多くあると感じています。
規則にないマナーやモラルこそ、歴史や伝統から受け継がれて
現在まで継承されている、ならではの文化のように思います。

その最たるものは「おもいやり」ではないでしょうか。
「おもいやり」から様々な日本人の行動パターンが形成され
色々なマナーやモラルを築き上げてきたように感じています。
その「おもいやり」という文化の要素が日本の国土、気候に
あるのではないでしょうか。

北は北海道から南は沖縄まで、冬は寒く(沖縄は除く)夏は暑い
常に地震に悩まされ、時には大規模な災害になることもある。
また沖縄地方に関しては、台風が毎年いくつもやってくる、
もちろん、本土も同様に台風に悩まされる。

要するに、何年かに一度はどこかで、災害が起き、その際には
助け合わないと、相手を思いやらないと、生き延びることが
出来ないという過去からの遺伝子レベルの警鐘が、起こす行動
なのではないでしょうか。

そういう「おもいやり」から波及し、色々なマナーやモラルに
繋がっているんでしょうね。

要するに、
その人の文化というのは、その国の歴史や地理、風土、気候に
大きく関わっており、膨大な歴史が育て上げた文化を、数十年
かけて教育、継承されたものは、簡単に抜けることができない。

そう結論に至ったということです。

わたしは、日本人であり、各国のルールやマナーに
順応できないということはあまり無いわけです。
それは、日本が他国に比べてマナーやモラルなどが厳しく
それらが生活に溶け込んでいるからである。

さらに言えば、日本の文化(諺)にはドンピシャな言葉がある
「郷に入りては郷に従え」
でもじつはこの言葉、キリスト教の聖人の言葉という説があります。

日本人的に生活をすれば、外国のマナーやルールなどは
90%以上有効であるが、逆に考えると、外国人は日本で
生活をする際、ルールやマナーに関してはとても苦労するだろう
と感じました。

それは遵法精神の欠如もあるでしょうか、許容しれくれるはずだという
彼らの文化的考え方があるからなのではないでしょうか。

いま各地で外国人の問題が浮上しておりますが、そういった文化の
違い、また遵守するか、違反しても許容するかも文化の違いで
摩擦が生じているのであろうと思います。

わたしは外国で生活をすることの一番重要なことは
その国の文化を尊重し受け入れて生活することではないかと
考えていますが、その国の教育レベルによって受け入れ難い
こともあるのは事実です。それらに関してはそっと目を瞑って
関わらないようにしております。

最後に、これは、外国人や外国の文化を差別するためではなく
尊重し受け入れることで、お互いが住み良くなるのではないか
という提言するためのものです。

この問題に関しては、文化の僅かな一面だけの話をしましたが
また、いつか続編を書こうと思います。

では、最後まで
お読みいただき
ありがとうございます。
日本文化を守りましょう。


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