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信じているものは何(17)

悪霊の声

新たな女性(名前を思い出せないのでXとします)Xさんが
ミサの後、声をかけてきました。(歳の頃は私より五つほど上)
直接声をかけたのではなく、他の方とお話ししていた時に
一緒に加わってお話をし、その流れで、よく話すようになりました。

やはり、Mさん同様に、ちょっと距離を置くような
遠慮するような感じで、人付き合いが苦手なように見えました。

ある日、「信仰のことで相談があるんです。」
と言われ、帰りに喫茶店でお話しすることになりました。

私も、軽い気持ちで、正しい信仰の輪を広げられればと思いでした。
話の内容は、信仰の基本的なことだったと思います。
信仰の話に加え、「マリア様のご出現」や「涙を流すマリア像」の
ことも話していました。

ただ、それが徐々に方向が変わっていくのです。

ある日電話があり、話していると

Xさん「Kさんは、何か見られている気がしませんか?」

私  「見られるというのは霊ですか?」

Xさん「そうではなく、見張られているようなことです」

私  「見張られる?」(CIAかと思った)
一瞬、何を言っているのかわかりませんでした。

私は頭で少し整理しました。
見張られる=DVの彼がいる?、犯罪者?、スパイ?
いやいや、どれも怖すぎて、関わりたくないなと思いました。

とにかくXさんは「見張られてるんです」

私は、「どうして見張られるんですか?心当たりは?」
さらに「何か悪いことした?、外国の家の人?」

どれも回答は「いいえ、ありません」

ということでした。

その日は、覗き穴で外を確認してみて何もなければ寝ましょう。
と勧めて、その日は終わりました。

何日か後、Xさんは、少し自分の過去を話し始めました。
家庭環境もあまり良いものではないようで、現在(当時)一人で
暮らしているそうです。

Xさんの過去は、あまり明確に語らず抽象的に話すばかりなので
あまり記憶にありませんでした。

そしてその会話の後半にこのようなことを話しました。

Xさん「また、見張られてるんです、今、外にいるんです」

私は警察に連絡するように言いました。
すると

Xさん「警察もグルなんです。」

ここで、私は、全てを知りました。(ちょっと遅い?)が、
一応、「今からいきましょうか?住所教えてくれますか?」
というと

Xさん「いいえ、大丈夫です」

私  「それは、誰なんですか?」

Xさん「悪霊かもしれません。」

そのことを、少し問いましたが、明確な回答がないので
電話を終えることにしました。

彼女との電話が一週間に1〜2回くらいあり
時間で一時間程度ですが、とても苦痛だったことを覚えています。

疲弊

以前から、Mさんからの電話、ミサ帰りの立ち話
そして今回Xさんの同様の話、私にとって心地よい
ものではありませんでした。

当時仕事も激務で、疲れて帰ってきたところ
電話、電話、電話
会社の人とたまに飲みの席中にも
電話、電話、電話

画像はイメージです 

流石に、精神が疲弊し寝れなくなることもあったので
当時の彼女に相談したりしていた。

予定や用事があると言って、出来るだけ早く電話を
切るようにしようと思いましたが、
「すぐ終わるので」
という言葉に、結局最後まで聞いてしまいました。

あまりにも、霊的なことが多く、私には理解できませんでした。
まとめるとこんな感じです↓
・ある日Mさん「〇〇さんのために祈ってあげてください
        あの人は〇〇で□□なので、魂が汚れて
        来てるんです。」
・ある日Xさん「今日も、盗聴されているんです。
        私は、どうしたらいいのかな?
        マリア様は、私を嫌いなのかな」
・ある日Mさん「祈っていただけました?また〇〇町の
        〇〇な霊魂のために祈ってください。」
・ある日Xさん「私のねお父さんがね○△□何で、私、キリスト、
        どうしようかと思って・・・」
      (何を言ってるのかわからなかったんです)

こんな一週間です。
精神も病んできますよね。
私は完全に疲弊してしまい、彼女と相談し
ある神父様に相談することにしました。

・・・。

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