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2019年3月4日 今朝の一枚

朝4時に起きて、どういう服装でどういう機材を選び、どういうルードで移動しようか?と、うすらぼんやりな頭で考えてパッキング。都庁についてスタート地点をランナー目線で写真におさめたら、パラリと雨が降ってきた。

東京マラソンスタート地点にはいくつかの撮影ポイントがあるのですが、EKIDEN Newsが指定されたのはスタートから真正面のヒルトンホテル前。雨が降る中、じっとスタートを待ちます。


隣で待機していたアジア系のカメラマンに話しかけるとRunhoodというインドネシアのWEBマガジンの男の子。EKIDEN Newsのフォロワーでした(笑)東京マラソンのレポートを1人でインスタでやってるんだけど、インドネシアのマニアさんみたいな男の子でした。このレポート面白いですよ。

さて、都庁前でスタートを撮影して、ゴール地点まで送迎してくれるプレスバスには乗らずに丸の内線に乗ってメディアセンターのある東京駅を目指しました。プレスバスのほうが便利だとは思うのですが、東京マラソンは自分の脚で楽しみたいと思ったのです。いっぽう、マニアさんは歌舞伎町から、選手を先回りして移動しながら東京駅へ。ひとりはスタートとゴールをしっかりおさえ。レースそのものはマニアさんがコースを駆け巡りながら実況ツイートとメディアセンターとゴールから途中経過のツイートを拾っていくというツイート2段構え作戦です。日本記録更新ペースでレースが進んでいるとあって、メディアセンターは盛況。入ってすぐに目に入ったのはオレゴンプロジェクト・ピートジュリアンコーチ。

一番遠くから大迫傑選手の走りを見つめていました。たくさんの記者席が用意されたホールの一番うしろでは神野大地選手のコーチである高木聖也くんと、「青トレ」でもおなじみ中野ジェームズ修一さんの二人が神野選手の走りを見守っていました。「どうもどうも」と挨拶を交わした途端に「神野が遅れ始めました!」とアナウンサーの声がホールに響き渡ります。「早すぎる」「原因がわからない」と話す二人の横で「間が悪いときに来ちゃったなあ」と思いながらも一緒に戦況を見守ることにしました。そうです。走り始めたら、レースは選手のもの。外野は見守るしかないのです。

さて、今朝の一枚は16kmで遅れ始めるも、後半盛り返し、2時間11分05秒で8位でゴール。見事、MGCワイルドカードをもぎ取った神野大地選手。ゴールした後に小さくガッツポーズ。かっこ悪くても、泥臭くても、どんな形でもいい。これでMGCのスタートラインに並ぶことができる。神野選手の小さなガッツポーズに未来への大きな希望が見えたのでした。それでは今日もよい一日を。

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