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英国ロックとウイッチ&マジック☆タロットの戦車

みなさんこんにちは☆
フォルトゥーナタロットの林エリヤです。
フォルトゥーナタロットや様々な占術で、皆さまと心願とを繋げて具現化していくメソッドを、シリーズでお送りしていきたいと思います。

英国ロックと魔女+魔術(ウイッチ&マジック)の関係

みなさんは蟹座生まれの方をムーンチャイルドというのをご存知ですか?これは西洋占星術でかに座のルーラー(支配星)が月という事から来ています。『ムーンチャイルド』というとGackt&HYDE主演のSF映画を思い浮かべる方も多いと思います。また、私と同世代の1960年代生まれの方は、ヴィンセント・ギャロ主演&監督作品『バッファロー'66』で英国プログレッシブロックのキングクリムゾン『ムーンチャルド』が挿入歌として印象的に使われていたのを思い浮かべるかたもいると思います。
まあ、この映画ではラストのBGMで使われた同じく英国プログレバンドYES『燃える朝焼け』の方がインパクトあったかたも多いかもしれませんね。

今月末はかに座に太陽が入りますので、タロットの戦車はかに座と月に対応しており、突き進む音楽とったらロックなので、このブログでは前々回は恋愛映画について話しましたので、今回は英国ロックと魔女+魔術(ウイッチ&マジック)の関係についてレクチャーしてみたいと思います。

1960年代生まれの方は、中高生になる頃はロックの黄金期と云われる1970年代半ばは過ぎており、キングクリムゾンもディープパープルも一度解散して亡くなっている状態で、パンクロックが出てきて『ロックは死んだ』と言われた時代なので、ハードロックやプログレッシブロックに憧れが強く、上で紹介したようにヴィンセント・ギャロも1962年生まれなので、キングクリムゾンやイエスの楽曲をBGMで使ったように、私も自主制作映画に関わったときに、ピンクフロイドの楽曲を挿入歌として使用した経験があります。
 
今ではヘッドバンギングでおバカな音楽の代表のようになっているヘヴィメタル(ヘビメタ)ですが?70年代初頭はハイソな言葉(音楽?)で、70年代を代表するロックギタリストであるジミー・ペイジ(レッドツェッペリン)、リッチー・ブラックモア(ディープパープル)、ロバート・フリップ(キングクリムゾン)三人とも当時のインタヴューでは、自分たちが創る音楽は『ヘヴィメタル』と語っていました。

この『ヘヴィメタル』という言葉はビート文学から来ており、6~70年代に活躍したロックミュージシャンはビートジェネレーレーションの影響下にあって、この時代を俗にいうとラブ&ピース+ドラッグ・SEX・ロックンロールとなる訳です。しかし、70年代に入りウッドストック以降、ロックの幻想が消え始めた頃に、英国ではもう一つの潮流が流入してきます。

70年代に日本でロック御三家といわれた、レッドツェッペリン、ディープパープル、ブラックサバスは、3バンドとも当時、新たな潮流である魔女+魔術(ウイッチ&マジック)の影響を受けていました。ゼップのジミー・ペイジは、アレイスター・クロウリーのネス湖にある館を別荘として購入して、そこで作曲の着想も得ていたようです。また、レッドツェッペリン4枚目のアルバムは正式なタイトルがなく、ルーン文字を使用した4シンボルズと呼ばれております。

ヘヴィメタルの元祖と云われるブラックサバスはバンド名自体がモロに魔術系ですし、ヴォーカリストのオジー・オズボーンはソロになってから『ミスター・クロウリー』(死の番人)という曲を発表しています。ディープパープルのギタリストであるリッチー・ブラックモアは、ディープパープル脱退後に結成したレインボーでは、中世と魔術に影響を受けた曲を多く書いており、そのものズバリ『タロットウーマン』という曲もあります。上で紹介したキングクリムゾンのギタリストであるロバート・フリップは、70年代アメリカで魔女と知り逢って魔女同伴で帰国したこともあり、彼は神秘主義者グルジェフの崇拝者としても知られています。

このように70年代以降、特にハードロックやヘヴィメタルなどのロックミュージックは、魔女+魔術(ウイッチ&マジック)や悪魔主義に着想を得た曲も多く、現代魔女学(ウイッカ)の父といわれるガードナーはアレイスター・クロウリーの弟子にあたり、クロウリー自身も現代タロットカードを創造した英国の魔術結社『黄金の夜明け団』の団員だったので、英国ロックミュージックは直系的に魔術の影響を受けている訳ですね。

フォルトゥーナタロットの戦車とは?

大アルカナ7番のカードは戦車と呼ばれています。大半のタロットカードが戦車のカードになっており、勝利や突進を示唆するカードです。多くのカードが戦車を引いているのは、白と黒の馬やスフィンクスやペガサスなどです。ここで注目したいのは突進と勝利を表すカードなのに、占星術ではかに座と月に対応していることです。

月は女性性を表し、移ろいやすい情況も示します。また、かに座は水のエレメントに対応しており、勝利や勝負事は水物と云われており、どっちに転ぶか分からない時もあります。突進して勝利をつかむチャンスは到来していますが、今一度冷静に判断する必要があるかもしれません。突進して押すだけでなく、引くタイミングも考えましょう。

数秘術で7は物質と精神を繋ぐ数字です。突進して勝利を得て戦利品(物質)を勝ち取ることは当初の目的で大事なことですが、物質だけを追い求めることは危険に繋がります。7という数字は物質的な四角の上に、精神的な三角が上にのりバランスの取れた安定した状態です。物質的に欲を出すとバランスを崩す可能性が高くなります。

フォルトゥーナタロットの戦車のキーワード

7. 戦車 正位置のキーワード
成功する、勝利、エネルギーに溢れむこうみず、前進、克服、活動的、目的意識の強さ
 
7. 戦車 逆位置のキーワード
せっかち、やる気をなくす、トラブルを引き起こす、弱気になる、暴走する、独りよがり

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