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中学校の入学式に参列しました

この春、娘が中学校の門をくぐりました。心身ともに大きな一歩を踏み出したことになります。母としても一つの節目であり、ずいぶん大きくなったものだと感慨深くなりました。

みんな揃って、ブカブカの式服と凛とした表情。
吹奏楽の演奏が、華を添えてくれます。

大騒ぎで泣き笑いした、小学校の卒業式から二週間。まったく雰囲気の異なる入学式に、すこし緊張した面持ちでした。ぶっつけ本番の入学式に参列する姿は、少し成長して見えました。

私自身の記憶が蘇ってきます。かつて小学校で居場所をなくした自分は、中学生活を楽しむと心に決めて入学しました。環境の変化を機に、学業も行事も無我夢中で取り組みます。じき、支えあう友人ができました。人と人がつながる楽しみは、わたしに居場所を作ってくれたのです。

当時の友人と語り合った夢は、今も覚えています。それぞれに当時の夢を叶え、希望していた職種につきました。社会人になっても励ましあえる生涯の友人に、何度勇気づけられたことか。

私自身、人と人とのつながりに救われ、友人の存在に助けられてきました。

それだけに、娘も中学校で良き友と出会えますように、願ってやみません。そして夢を持つことも。すぐ見つからなくても、タネがみつかる三年間であってほしいものです。娘自身もあらたな価値観を築く時期になります。娘の成長を全力でサポートしたいと、気持ちを新たにしました。

入学式が終わると、ちょうど雨が上がっていました。
門を出たとたん、新入生はいっせいに桜の花びらを拾いに走り回ります。子どもらしい仕草が、かわいく懐かしく感じました。子どもから大人へと、人間が変化するその瞬間に、生き抜く力を信じたいと思うのです。

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