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広島平和記念式典によせて

令和4年8月6日。
わが家では、毎年テレビで記念式典に参列しています。

広島出身の親戚から「8時15分になったら、黙とうをささげてほしい」と言われたときから、つづけている習慣です。テレビが見られないときは、黙とうの時間だけでも思い出すようにしてきました。

そして今年はテレビ視聴。
献花する様子、黙とうする様子が映し出されています。

市長による「平和宣言」
ロシアの文豪トルストイの言葉を噛みしめるべき、という言葉が印象に残りました。

私たちは、今改めて『戦争と平和』で知られるロシアの文豪トルストイが残した「他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない。他人の幸福の中にこそ、自分の幸福もあるのだ。」という言葉をかみ締めるべきです。

2022年平和宣言より抜粋

2022年、ウクライナ侵攻が現実のものになっています。
今ほど、核の脅威を目の当たりにした日々はないと思います。あえて引用されたロシアの文豪の言葉。かみしめていきたいと思います。

鳩が飛び立つ瞬間、誓いを新たにしました。

子ども代表による「平和への誓い」
小学6年生二人が代表として、平和を誓います。
二人は大切な人と過ごし、笑い合う、当たり前の日常は幸せだと語ります。

あれから77年経ちました。
今この瞬間も、日常を奪われている人たちが世界にはいます。
戦争は、昔のことではないのです。

2022年平和への誓いより抜粋

折りにふれられるウクライナ侵攻。
ウクライナの人々が奪われた日常にも、心を寄せる姿でした。

そして子どもたちが「今度は、私たちの番」といってくれるありがたさ。そんな誓いを聞けるなんて、被爆者の方々が語り継いでくださった地道な活動のおかげです。

おわりに

私たちも、希望を失わずに歩んでいきたいものです。
まずは忘れないこと、風化させないこと。
私たち大人も立ち止まって考えることを続けていきたいです。

一日も早く、世界の平和が訪れますように。
空高く響くヒロシマの鐘の音、みなさまのもとにも届きますように。

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