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底辺的意識低い生き方の極め方や模索の仕方について

世の中に貧困と絶望と孤独が蔓延し、世の中が衰退と低欲望化に向かっていく時代、現代人は物と夢に溢れた時代のライフスタイルを改めなければならない時代に来ている。


基本的にもう未来が明るくなっていくことはないという時代において、個々人が最低限の生活の中でどれだけ満足できるかを追求していく時代が到来しようとしている。


これは有名な元2chの管理人ひろゆきが行っていたことなのだが先進国どこにも共通していることとしてヨーロッパ諸国もだいぶ貧しくなっており、彼らはその貧しい生活の中でうまく幸せを見つける方法を確立しているのだという。

つまり日本人が幸せを感じるには西洋人以上にお金がかかるのだ。

まだ日本人は好景気に沸いた時代の価値観から抜け出せていないので今の時代に不満やもどかしさを感じている。

ファッション大国のイメージがあるフランス人やイタリア人はいうほど服は買い換えないしあるもので工夫している。日本人みたいに毎回新しい服を買わなければ時代についていけないという感覚ではない。


憧れの西洋も実際には庶民の生活は厳しく、スペインには拾ってきたテレビや家具で過ごすシングルマザーが存在する。

言われてみれば日本人はこの服が流行っていると言われれば買うし、あの店が流行っていると言われればみんなで行くような消費型社会を長年続けてきて、冷静に考えてみれば過度に働かせられ続けてきた。

だからバカンスなんて習慣もないし、いまだに時間外労働は改善されていないし、有給消化率も悪い。上司より先に帰ってはいけないなんて習慣があるのも時代遅れだと言わざるを得ない。


しかしそんな時代だからこそ経済的には活気があり、結局日本人は流行に素直に流され、ブラック社会に埋没していた時代の方が幸せで安心感もあったのではないかとも考えることもある。


その一方で現実的にはもうこれから可処分所得が劇的に上がっていくことはないし、超少子高齢化社会に飲み込まれていくのが日本であることは変わりない。

これまたひろゆきが著書で書いていたことなのだが、大型のコンテナと輸送船が開発されたことにより輸送費が安くなった結果先進国の製造業はどこもボロボロになった。

つまり先進国が貧しくなったのはただ単に「箱」に負けたからなのである。

かつて植民地を経営し世界の中心として豪華絢爛に潤ったヨーロッパがアメリカや日本との経済競争に負けて貧しくなっていったように、次は日本がアジアの新興国との競争に負けて貧しくなっていく。

時代は繰り返されるのだ。


もうこれから先進国が裕福になっていくことはないし、緩やかな衰退へと向かうことは間違いない。

ただ一度裕福になった国は劇的に貧しくなることもないわけで、これから変わり映えの無い日常が続いていくだろう。


それがまず前提で、ではそのゆるやかに貧しく衰退していく時代にどう幸せに生きていくかというテーマで考えてみたい。

かつてのネットでは「底辺」という言葉は侮蔑的な意味で使われていたが、自分の様に自称する人も増えているしもう世の中底辺や負け組であることがむしろスタンダードになっている。

格差社会も進行し、一部の成功者を除き、皆貧しくそれなりに夢もない日常が続くだけの世の中を生きていこうという時代だ。


自分自身今後の人生について連日悩んでいて、同じく迷っている人に向けて、今の時代底辺なりにできる範囲内で幸せを見つけていくことが求められているんじゃないかみたいな話をしていきたい。



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