以前韓国のネットに毒されているとつぶやいたけれど、結構集めている画像が溜まってきたので紹介したい。

まずこのイェップンニョジャ、きれいな女性が誰かというと若かりし頃の朴槿恵だ。高木正雄の娘であり韓国初の女性大統領を務めたあと無事弾劾された経歴を持つ。

最近文大統領がそれ以上に無能だと明らかになり、ここに来て少しずつ再評価されているのでこういう風に今風加工をしたパク・クネの画像がよく挙げられている。

ちなみに愛称は「レカ」とされていて、これれはレディー・ガガにかけた「レディー閣下」の略称ということになる。

韓国ネット民は尊敬する大統領には閣下とつける傾向があり、実際の政治の舞台でも敬称として使われる用語だ。

このレカはかなりの頻度で使われるのだが、日本で解説された資料はないので、もしかしたら自分が最初かもしれない。大手韓国の反応サイトでも紹介されてないはずだ。

そして実際、それこそ高木正雄こと朴正煕と写っているカラー映像の若かりし頃の映像を見ると現代風メイクをすればアイドルとして通じそうな可愛さはある笑

正直若い頃の朴槿恵はタイプだわと思ったことを告白したい。

実際OH MY GIRLのビニに似ているという疑惑があるのでレカネタはかなり面白いジャンルの一つだ。

ただ流石に、表立ってクネをマンセーするとトゥルタク（入れ歯）扱いされるので微妙な加減が必要である。

次、韓国のネットでは歴代最悪の大統領だと敵視されている金大中のこの画像。

日本でいえばいわゆるチベスナのような感じで使われているシーンを見かける。これも頻出だ。冷めた視線という雰囲気だ。

金大中は実は日本視点から見るとほとんど唯一と言っていいほど知日派で、反日要素はほとんど無かった。むしろそれどころか彼が豊田大中だった日帝時代にお世話になった日本人の恩師に大統領になってから挨拶に行くという忠義もあるし、当然日本語も喋れる。極めつけは昭和天皇の崩御時に頭を下げるということまでやっており、今では考えられない親日派大統領だったのだ。ちょうど日韓ワールドカップの時の大統領だ。

ただ韓国の複雑な政治の事情で、金大中のこういった親日要素は彼らを最も崇拝している全羅道の反日左派からはスルーされている事は興味深い。非常に評価が難しい。

また崩壊寸前だった北朝鮮にいわゆる太陽政策で支援し、結局延命させた上に今では完全に核保有国家にさせたことで「米から核を生み出した核物理学者」として痛烈に皮肉られている。

韓国の右派からすると彼はノーベル平和賞ではなくノーベル核物理学賞を受賞したというわけだ。

そんな史上最悪の売国奴を成敗するという文脈で全斗煥が使われるところも面白い。

ただ当事者ではない日本人からすると金大中と盧武鉉は可愛く見えるのが正直な本音だ笑

あとデジュンなのでDJと呼ばれていて、韓国の音MAD的な面白動画で英語を使ったDJっぽく加工されることが多いのも特徴だ。

画像は全羅道の名産ガンギエイことホンオで「ホンオニョ（エイ女）」がホンオを食べるという、日本の豚が豚を目の前にして悲しんでいるあのイラストが元ネタになっている。

写真に金大中がしっかりあるという小ネタもしっかりしている。正直このホンオたんは可愛い笑

その金大中の故郷である全羅道光州広域市は、先生様を意味するスンサンニムとかけて「スンサングラード」とも言われている。

韓国語で先生はソンセンなのだが、全羅道方言ではスンサンになるという細かいネタが仕込まれてある所もこだわりが深い。

無理やり日本に例えるならば小沢先生こと小沢一郎を何度も当選させ続けている岩手県を風刺するイメージに近いかもしれない。

小沢一郎に鳩山由紀夫を混ぜた強化版が金大中だと自分は想像している。

とにかくこの全羅道はかなり差別的で不謹慎ではある。例えば日本人にも人気で有名なサッカーの朴智星であったり、東方神起のチャンミンやBTSのJ-HOPEの出身地なのでこの地域対立に関して中立であった方が無難だ。

ただ実際全羅道の気質は激しいと韓国料理屋の済州島出身のおばちゃんから聞いたことはある笑

前述の全斗煥（左）は日本で韓国のネット用語を紹介するサイトで「タンク兄貴」と説明されているけれど、実際は「エンジェル・ドゥファン」か略して「エンドゥ」と評されることが多い。

タンク閣下という表現は最近でも見かけたけど、基本エンドゥが一番多い。

全斗煥はかなりタブーというか悪い人扱いされているのでまともに称賛するとガチでヤバい人だと思われるので要注意。聖域化されている問題で弾圧した政権の大統領だったので非常に厳しい目線で今も見られている。

そして最後はもちろんこの方！

驚いた時に使われる画像で盧武鉉のこれは超頻出だ。

日本人にとっては「ノムたん」としてゼロ年代のネットでは徹底的におもちゃにされた大統領だ。

元々は練度高い頃の日本人のネット民が、韓国大統領を茶化して遊んでいたノリが逆輸入されたのか何なのか今では韓国で息づいている文化になったという現象は面白い。

その影響からなのか「ノチャン」「ノムクン」と親しまれており、おそらく日本語のちゃんと君から来ていると思われる。ちゃんも君も韓国語にもあるのだが、彼らは日本アニメをよく知っているので日本風にしている可能性が高いし、実際ハングルでそのまま日本語を書いてこの盧武鉉に言わせていることが多い。

面白い画像はまだまだある。

こちらは「ノミヒョン」と言って、ミは美なのでつまり女体化した盧武鉉だ笑

いわゆるキモかわいい的な感じでこれは女子受け間違いなし！やったねノチャン！

韓国ネット民「あの野郎はない画像が無いのかよ、ずっと写真だけ撮ってたのか？」

それくらい盧武鉉の汎用性の高さと、それをネタにして加工する韓国ネット民の執念は凄まじくハイレベルだ。

これは「〜だと思うノチャンであった」という誰かの書き込みの後に付けてネタにするこれまた汎用性の高い画像の一つだ。

何でもノムヒョンネタにすれば面白くなるのだ笑

ついには盧武鉉の公式のしっかりとした肖像写真をTWICEのナヨンに加工して「ゴルムヒョン」に仕立て上げるという有様だ。

ゴルというのはガールの韓国風の発音なのでまあ「女武鉉」とか「ガールムヒョン」という意味合いに近いだろう。オーマイガールのことを「おまごる」というように、ガールはゴルなのだ。

やはり盧武鉉の画像だけ突出していて、もはや音楽までやるレベルにまで昇華されているのが凄いし、日本の野獣先輩ネタのように世界中で通じるネタに発展していくのではないか。

実はこれはツウィ版もあるという面白さｦｦｦ

サナ先生「では、ヨロブン（皆さん）、これまでの韓国ネット講座わかりましたね。レカ、スンサンニム、エンドゥ、ノチャン、次回までに復習しておいてくださいね！」

長い文章読んでくれてコマウォヨ〜（ありがとう）