見出し画像

詩|たかが、言葉。

たかが言葉に、立ち直れないほど傷つくことがある
たかが言葉に、追い詰められて絶望することがある
たかが言葉に、自分はひとりぼっちだと孤独を感じることがある
たかが言葉に、起き上がれないくらいクタクタに疲れきることがある

・・・だけど

たかが言葉に、ふわりと空気が和んで嬉しくなることがある
たかが言葉に、寄り添われて安心できることがある
たかが言葉に、もう一度頑張ってみようと励まされることがある
たかが言葉に、泣いちゃうくらい感動することがある
たかが言葉に、また立ち上がって歩き出そうと、元気をもらえることがある

たかが言葉に、見送られて
たかが言葉に、今日も迎えられ
たかが言葉に、明日への約束をして
たかが言葉に、祈りを込める

たかが言葉、されど言葉。

たかが言葉に、救われることがある
たかが言葉に、生かされることがある
たかが言葉に、愛を感じ
たかが言葉に、満たされる

たかが言葉、されど言葉。

だから使い方を間違えないようにと
口から発する言葉は
いつも愛溢れる優しいものであるように
ことばとつながっている こころそのものが
満たされて
穏やかであること
きっとそんなことが、言葉の使い方のコツだ。

私にできるのはそのくらい
そのくらいでも、
言葉の柔らかさは 案外違っているものかも

今日は、どんな言葉を話しましたか?

たかが言葉、されど言葉。

簡単なことばで、
明日も大丈夫かもって思えたりする。

だから
私からあなたへ 眠る前のおくりもの

「安心してゆっくり休んでね
 おやすみなさい」

明日は、どんな言葉を話しましょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?