永田 正行

零細出版社で広告営業→広報誌編集→BLOGOS編集部(http://blogos.co…

永田 正行

零細出版社で広告営業→広報誌編集→BLOGOS編集部(http://blogos.com/ )で編集記者を経て、今もWebメディア周辺でお仕事してます。WEBメディアとか西武ライオンズとかについて書きます。好きな言葉は「ミラクル元年 奇跡を呼んで」。

マガジン

  • 埼玉西武ライオンズについて

    西武池袋線沿線に育った30代西武ライオンズファンの独り言

最近の記事

一ライオンズファンが山川穂高選手とスポーツメディア、NPB、選手会に対して思うこと

僕は一人のライオンズファンとして、山川穂高選手のここまでの立ち振る舞い及び、それをめぐるスポーツマスコミ関係者の報道姿勢、NPB、選手会の対応について、非常に残念に思っている。 どのような言葉が相応しいのかすらわからない。 怒り、呆れ、失望‥。様々なマイナス感情がないまぜになっている。 僕もいい大人なので、周囲の人が不愉快に感じるかもしれないブーイングを球場でしようとは思わない。 「過ぎたことだし切り替えて応援しよう」 「元は西武の選手だし、ライオンズ戦以外は応援しよう

    • ジョブホッパーの僕が宅建資格取得を目指す理由

      僕はジョブホッパーである。 現職は、社会に出てから6社目の勤務先だし、2018年からの直近5年の間にも2回転職をしている。 転職の度に、その時に「望むこと」を実現してきたつもりだ。それは時に、給与アップであり、新たなスキルの獲得であり、ライフステージにあった働き方だった。なので、これまでのキャリアに後悔はない。 ただ、僕も40歳を超えた。そして、一般論として「転職回数の多さ」が採用する企業側から見てマイナスポイントになり得ることも理解している。 現職に大きな不満はない

      • たとえば、こんな転職理由

        腕に出来た見慣れぬふくらみの感触を指で確かめる。 そのデコボコとした表面に触れながら、僕は不快指数の高いかゆみを感じていた。 「もう限界かもしれないな…」 そう呟いて、僕は転職サイトの登録画面を開いた。 ◆◆◆ 2021年、世間はまだコロナ禍の中にあったが、僕はその中でも充実した日々を送っていた。 職場で重要なポジションを任され、目標達成に向けて業務に邁進する毎日。 確かに忙しくはあったが、それほど大きなストレスを抱えてはいないと自分では思っていた(この年、僕の

        • 僕と沖縄の空と黒いビニール袋

          上空約10m。眼下に広がるのは沖縄の美しい海。頬の横を通り抜けていく南国の暖かい風が心地よい。 ふと隣を見ると、横にいる妻がポケットをまさぐっている。中から出てきたのは黒いビニール袋。袋は、後方に流れる風にたなびいている。風圧に負けて、袋の部分がよい具合にふくらまないビニールを片手でコントロールしようとする妻。 申し訳ないけれど、僕はその様子がおかしくて仕方がなかった。 ◇◇◇ 数年前、家族で沖縄旅行に行き、パラセーリングにチャレンジすることになった。モーターボートで

        一ライオンズファンが山川穂高選手とスポーツメディア、NPB、選手会に対して思うこと

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        • 埼玉西武ライオンズについて
          13本

        記事

          山川穂高選手をめぐる5つのモヤモヤ

          こんなことを書いても仕方がないのだが、文章にすることで気持ちが整理される部分もあろうということで、来るべき山川穂高選手のFA移籍についてモヤモヤしたことをまとめておく。 まず前提として、「FAは選手の権利」という大義名分について僕は十二分に理解しているつもりだ。 よく「普通の社会人も転職するだろ」「給料の高いところに行くのは当たり前」と言った言説を見かけるが、そんなことは改めて指摘されるまでもない。 だがプロ野球は「ファンビジネス」という側面もある。であれば、特定球団の

          山川穂高選手をめぐる5つのモヤモヤ

          足して20になったところで

          ここ数年、芸能人が不倫した際に、LINEでのやりとりが証拠として流出することが一般的となった。若手アスリートが、インスタでナンパをした際に送ったDMの流出なんて、もはや日常茶飯事だ。 僕は、そうしたシーンを見かける度に「危機管理がなってないなぁ」と思う。このご時世、データが残るLINEやインスタのDMは流出するものだと、最初から覚悟しておいた方がいい。誰だって、廊下に張り出されるとわかっていたら、ラブレターなんか出さないだろう。 しかし、そんな考えが頭をよぎる度に、僕の脳

          足して20になったところで

          「新スタジアム建設」という夢のプロジェクトにもあった壮大な「ビジネスマンあるある」

          これは、北海道日本ハムファイターズの事業統括本部長・前沢賢が、札幌ドームを出て新たにスタジアムを建設するプロジェクトを立ち上げた際に、ある人物から言われた言葉だという。 2023年にオープンした日本ハムファイターズの新スタジアム・エスコンフィールドの総工費は600億円と言われている。周辺地域への経済効果も考えれば、プロジェクトに絡むお金は数千億規模になるかもしれない。 それだけの金額が絡めば、確かに「一人か二人は死ぬ」という言葉も真実味を帯びてくる。事実、前沢の自宅には「

          「新スタジアム建設」という夢のプロジェクトにもあった壮大な「ビジネスマンあるある」

          ぼくらはライオンズでつながっている

          休日の朝はゆっくりと寝ていたいものだ。ましてや、それが週の半ばの木曜の祝日であれば、早く起きる必然性なんて、まったくない。 しかし、その日の僕はいつも通り朝7時に目を覚まし、仕事のある日と同じように身支度を整えた。家族はまだベッドの中だ。しばらくして眠い目をこすりながら寝室から出てくる子どもたちを尻目に目的地へ向けて家をでる。向かうのは戸田競艇場だ。 ここまでの行動だけを見るとギャンブルジャンキーのようだが、実際の僕はそうではない。単なるライオンズファンである。 そんな

          ぼくらはライオンズでつながっている

          僕にとっての「スター」だった熊代聖人へ

          2022年シーズンが終わり、ライオンズの熊代聖人に戦力外が告げられた。来シーズンから二軍の守備・走塁コーチに就任するという。 熊代は、派手さはないものの一定レベル以上で内外野をこなせるユーティリティー性と、バントなどの小技を確実に決めることができる器用さが評価され、バックアッパーとして一軍での地位を確立していた。 また、試合前の「訓示」で知られるようにムードメーカーとしても貴重な存在だった。 とても僭越なことではあるが、40歳を超えたサラリーマンである僕は、なんとなく熊

          僕にとっての「スター」だった熊代聖人へ

          河合じゅんじ先生にアイコンを描いていただいた話

          河合じゅんじ先生というマンガ家をご存じでしょうか? 30代後半以上の野球ファンならば「かっとばせ!キヨハラくん」の作者といえば、わかる方も多いでしょう。 それより下の世代の方には、「ゴーゴー!ゴジラッ!! マツイくん」の作者といったほうがわかりやすいかもしれません。 西武線沿線に生まれ、西武ライオンズファンとして育った自分にとって、「かっとばせ!キヨハラくん」は西武ファンとしての思想を強化するバイブル的な存在でした。 作者である河合先生は、現在Twitterをやってお

          河合じゅんじ先生にアイコンを描いていただいた話

          「ずっと前からT島くんのことが好きでした」

          同級生の訃報を聞いた。40歳。あまりにも早い。 僕と小中とサッカー部で一緒だったT島くんは、成績もよく優秀だが、とにかく「破天荒」というイメージの男だった。 中学時代、学校の備品をちょろまかして先生に嫌がらせをするのが流行った時期があった。それは多くの場合、家庭科でミシンの時に使うボビンケースのような、ほんとうに「ちょっとした備品」だったのだが、T島くんのロッカーには理科の時間に使うどデカいラボライトが入っていて驚かされたものである。 大学生や社会人になるとさすがに落ち

          「ずっと前からT島くんのことが好きでした」

          ガチ中華に本格カレー‥有休消化中にめぐった飲食店

          2021年12月をもって前職を退職し、2022年1月から心機一転、新職場で働いております。 前職の最終出社は12/3(金)だったので、12月中は、頭の粉瘤を除去する手術を受けたり、これまで行きたいと思っていた飲食店をめぐるといった、お気楽な日々を送っておりました。 今回は、有給消化中に行った飲食店を簡単に紹介します。 バクテー、担々麵、カレー、ガチ中華‥実際に行ったお店たち桜台の「まるよし商店」 麻布十番の「新加坡肉骨茶」 千川の「鳥将」 参宮橋の「RAJA」

          ガチ中華に本格カレー‥有休消化中にめぐった飲食店

          そこそこの読書量の40代男性による私的2021年書籍ベスト3

          毎年、年始に「今年は100冊は読むぞ」と意気込んで目標を立てるのだが、2021年も結局40冊程度しか読めずに終わってしまった。 そんな心もとない読書経験の中から、私的ベスト3を発表したい。ベスト3と銘打っているものの、選出した三冊にジャンルが異なるため優劣はないと思っている。 全野球ファンの必読書「嫌われた監督」折に触れて絶賛し続けている落合政権下の中日を描いたノンフィクション。その素晴らしさは以下のエントリでも書いた。 文章力や構成が素晴らしいのはもちろんだが、本作の

          そこそこの読書量の40代男性による私的2021年書籍ベスト3

          ある「松坂世代」の知られざる最高到達点

          2021年、平成の怪物と呼ばれた松坂大輔がユニフォームを脱いだ。 藤川球児、杉内俊哉、和田毅、村田修一といった数々の名選手がいる中にあって、「松坂世代」として世代の代表を担い、スポットライトを浴び続けて来た松坂の最高到達点は、どこだろうか。 甲子園決勝でのノーヒットノーランだろうか。日本シリーズやワールドシリーズを制した時だろうか。あるいは、オリンピックやWBCのような国際舞台かもしれない。いずれにせよ、それは記録にも、多くの人の記憶にも残るものに違いない。 一方で、同

          ある「松坂世代」の知られざる最高到達点

          僕が中塚駿太に伝えたいこと

          2021年末をもって西武ライオンズから戦力外通告を受けた中塚駿太とは何かと縁がある。中塚の1軍登板は5年間在籍で通算9試合しかない。僕はそのうち3回を現地で見ている。 中塚のプロ初登板となった2017年9月24日のオリックス戦。5点リードの9回に登場した中塚は、2球でツーアウトを取るものの、その後12球続けてボールを投じ満塁としたところで、ストッパーの増田にマウンドを譲った。 僕は、この試合をネット裏の席で見ていた。 僕が、再び中塚を目にしたのは2020年の京セラドーム

          僕が中塚駿太に伝えたいこと

          2021年「超私的・栗山巧ドネーション」顛末記

          2021年のライオンズは、パリーグ最下位と残念な結果に終わりました。 チーム全体の結果は残念でしたが、田村伊知郎投手の初勝利や愛斗、呉念庭ら若手の躍動など明るい話題もありました。そんな今年のライオンズの中で最も明るい話題の一つが、チームのシンボル・栗山巧選手の2000本安打達成でしょう。 今年の初め、栗山選手の偉業達成を願って、安打の数×500円を寄付することにしました。今回は、この取り組みの結果報告をさせていただきます。 2021年シーズンの栗山選手は97安打 202

          2021年「超私的・栗山巧ドネーション」顛末記