見出し画像

日記:2024年4月13日 晴れ

・恒例となりつつある虚無の週末シリーズ。近場でオタ芸イベントもないし、先々の遠征を考えると、ここは引きこもってアニメでも見るのが賢明である。幸い根はインドア気質なので、日記に書くネタが無くなる以外には特に不足も感じない。なんならいっそ、こんな誰が見てるのかもよくわからない、一銭にもならないコンテンツも閉めたところで誰に文句を言われるでもないのだろうが、かといって他になにか身になる事をする気も甚だ起こらない。何もしないよりはマシだとて今日も今日とてある事ない事、適当に書き綴っていく。さて、これで200文字くらいは稼げたのでアニメの話しよっと。

・そんな訳でスタートこそ最高の滑り出しを見せていた俺であったが、まだまだ今期のタイムスケジュールが身に着いてないので順調に乗り遅れている。幸か不幸か、Twitter実況でのライブ感、一体感を求められるような作品も年々減っている(もしくは観測範囲に入らなくなってきている)ため配信様々である。ところで気持ち的には、この先の健康寿命の残数をクール換算する自分が発生しつつあって大変辛いです。

・「夜のクラゲは泳げない」1話。あらすじは省略するが、端的に言ってスタンダードに令和のアニメーションといった感じだ。俺の愛する動画工房だけあって、雰囲気的にもかなりの好感触。一方でセリフが全体的に説明口調というか、どことなく流行りのフレーズの上辺を撫でているだけに聞こえて、あまり生きた言葉に感じられないのは気になった。なまじ富野節を聞いて育ったのもあって、キャラクターの行動動機とかをそのまま喋らせるのはな〜という感想半分と、しかし作品テーマがハッキリしている分、これくらいわかりやすい方が適しているのかもなという気も。いずれにせよ視聴は継続させていただく。

・「ガールズバンドクライ」1話。「MyGO!!!!!」の路線がだいぶ苦手寄りなので構えていたが、ひとまずはCGアニメとしての完成度に舌を巻く。コミカルな表情に手描きアニメのコンテクストを感じる一方で、キャラクターのリアクションで時折見られるキレのある動作は、海外作品の「RWBY」でも共通していたので、3Dの画作りとして最適解なのだろう。TLに居る人らは説明するまでもなく皆見てそうなので、感想は最低限に留めておくが、主人公が近年稀に見るほどに暴力の片鱗というか、ロックンローラーの素質が見え隠れしすぎている。このままいくと遠からず人かなにかを殴りそうだ。脚本家がやんわりと「ラブライブ! とはノリが違うよ〜😅‪‪」みたいな事を言っていたが、流れで始まる路上ライブEDは充分にそのノウハウが生かされているのを感じた。下馬評通りに今期いちばんハネそうな気配。

・「終末トレインどこへいく?」1話。「ガールズ&パンツァー」や「SHIROBAKO」といった名オリジナル作品を世に放ちつつ、「撲殺天使ドクロちゃん」みたいなブラックな原作も嬉々として再現する器用万能な“弟”の水島監督だが、今回は頭がおかしい方。目下のあらすじとしては、5Gを超えた“7G回線”の電波で世界中の人々が動植物へと変貌したポストアポカリプスで、主人公一行が親友を探しに、埼玉県飯能市の吾野駅から30駅離れた池袋まで西武2000系ではるばると向かう……みたいな内容。百聞は一見に如かずなので是非とも本編を見てほしいが、強いて既存の作品に喩えるのなら変すぎる「ケムリクサ」みたいな感じか。それこそ「ガルパン」も然りだが、独特すぎる世界観の中、物語上の女子高生は進路だったり流行だったり、モテるモテないみたいな「いかにもらしい」悩みを抱いたまま平然とそこに同居しているためどこか安心させられる。

・ただひとつ不安なのが、先述の「夜のクラゲは泳げない」が既に完パケで全話納品されているのに対して、本作は監督のポストによると以下のような有り様。こんなカツカツのスケ管でアニメ現場って回してるのかと戦慄する。そりゃあ逃げ出す制作もいるだろう。ファンの声に応えてか、精力的に進捗報告を挙げてくれるようになったのはいいが、ガルパン最終章もずっとこんなペースで進行しているので、完結はもとより、次回まであと何日何年……と投稿を見るだに青色吐息である。

・このまま永劫にアニメの感想文で埋めてもよかったのだが、ついに本格的に憎き愚弟が帰省してきて内心荒れ狂っているため本日はここまで。気力が残っていれば明日に持ち越す予定。


この記事が参加している募集

振り返りnote

アニメ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?