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Customer Ploblem fitの難しさ

こんにちは。Reinvent healthの酒井です。
今週は、複数の起業家の方と意見交換、VCの方と面談などを通じ、弊社が新規開発している事業の壁打ちを行う時間にかなりを費やしました。医療系の起業家との意見交換では現状の医療の課題、今後医療をどうしていくべきなのか、会社を通じそれは実現できるのかなどかなり熱い議論をさせて頂き、モチベーションの維持につながる時間でした。

現在弊社は、在宅高齢者の栄養に関わる課題の事業をデジタルを通じ解決していく事業を開発しております。事業開発にあたり、課題の解像度を上げるため訪問診療に従事している医療者からのヒアリングを繰り返しました。ヒアリングの結果、課題の解像度深まり、解決策となるサービスプロダクトを社内で検討し、今まさにPoblem /Solutin fitの段階と考えておりました。

引用)東京大学Foundxより

今週の壁打ちを通じて分かったことはCustomer/Problem fitすらまだ甘かったことです。私自身救急医を行いながら定期的に訪問診療も行なっております。通常の人よりは在宅医療への知見はもっております。では何故課題の解像度が甘かったのでしょうか?

答えは私自身が訪問診療を経験していることが解像度の甘さに繋がったと考えています。ヒアリングの際に、訪問診療を行なっている医療者同士のため具体を言語化しなくても"感覚”で腹落ちできるようなヒアリングになっていたのです。逆に医療従事者以外の方から事業の課題を突っ込まれたときに、言語化が具体しきれないことがありまだCostomer/Problem fitの途上にいるのではと気づいた次第です。

また、ヘルスケアに関わる事業の場合、患者さんの課題とアウトカムに目が行きがちになります。しかし、弊社の開発しているサービスプロダクトは直接患者さんではなく、医療者向けのプロダクトになっております(もちろんその先には患者さんのメリットになる設計になっています)。その場合、深掘りするべき課題は患者さんの課題ではなく、医療者が抱えている課題であることを意識しないとCostomer/Problem fitを謝る可能性があるなと思っております。

一方で、ヒアリングは無駄ではなかったです。感覚的にもそこに課題があり、弊社の考えているSolutionに賛同を得られたと言うことは方向性としては間違ってなく、マーケットはあると確信しております。あとは、具体的な課題(「誰の」「現状の何のペイン」)を言語化できれば、必然とプロダクトに実装すべきソリューションの要件が定まると考えております。

Reinvent healthはテクノロジーを活用し、高齢者の健康寿命の延伸に寄与するヘルステックの開発、事業化を目指しています。難しい分野ですが、ぜひ関わってみたいという方はご連絡をお待ちしています。

事業や当社に興味がある方はtwitter等からDMでの問い合わせ等おまちしております。


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