みなさんこんにちは。
千葉絵里菜です。

妊娠してしてから７ヶ月が経ちました。
今では胎動も感じれて幸せな日々を送っています。
今日は妊娠してから妊娠初期のことをお話ししていきます。
どうぞお付き合いください。

私らの元へ来てくれてありがとう！！

３月に子宮外妊娠を経験し、左の卵管切除手術を行いました。
なので次妊娠に向けて動き出す時は右の卵巣や左の卵管にしか頼れない状況…。
あと数年は夫婦2人で生活をしなければならないんだなと思っていました。
妊活を５月から再開。タイミング療法が、排卵誘発剤の注射、ホルモンの点鼻薬などの治療が始まりました。

そして７月…生理が来ない…また茶褐色のおりものが出ている…
子宮外妊娠の時と同じ、また子宮外妊娠じゃないかともう目の前は真っ暗…
妊娠検査薬は怖くてできなかったのと
７月はリポーターのお仕事や東京でのイベント出演などたくさんあり
全部終わってから妊娠検査薬を使おうと思っていました。

東京でのイベントの出演が終わって東京から地元に帰る時に
羽田空港で妊娠検査薬を使いました。

すると陽性反応が…隣にいたヘルパー兼親友と大喜びしましたが
これがまた子宮外妊娠だったら…今度は右の卵管を切除になる、、、

病院で診察をしてもらうと、
「胎嚢確認できました。ちゃんと着床してますよ。2週間後に心拍を確認します。」
赤ちゃんが私たちの元に来てくれてとっても嬉しかったし、自分のお腹がこんなにも愛おしい存在になるとは思ってもいませんでした。

申し訳ないけど妊娠を後悔した日々

妊娠がわかってから、普段飲んでいる筋弛緩剤と入眠剤を辞めることに…（なぜ筋弛緩剤と入眠剤を飲んでいたかというと、これらを飲まないで寝ると、 筋肉は寝ていないため、朝起きたとき体がバリバリになるからです。）
薬をやめた瞬間に勝手に脚が動いてしまう不随意運動が出てきたり自分の体を制御できなくなってしまいました。

寝るときは足が動かないように昔使用していた装具を着用
不随意運動が強く、寝れずに、一緒に寝ている旦那をすぐ起こしてしまう
ヘルパーさんや家族、介助してくれる人たちの顔を蹴っ飛ばしてしまう
お水や、ご飯、歯磨き、今まで自分でできていたちょっとしたことが全てできなくなり全介助になりました。
もはや誰も制御不可能な魔物が飛び出してきたみたいな感覚…。
ボトックスや筋弛緩剤にあんだけお世話になっていたと思うとなんか怖いなと思っていました。

辛かったのはもう一つ
障害のある自分を本当に嫌いになったこと。
基本障害のことで落ち込むことのなかった私が
家では「なんで自分だけ…障害があるんだろうか、こんなんで子供をそだ子供を育てられるのか…」
外に出ると「みんなにジロジロ見られてる…きっと障害のある人間が子供を産む、育てるなんて…」と思われてるんだと人に会いたくない病も発症。
家族の何気ない一言で傷ついたり、ヘルパーに対しての指示ミスで落ち込んだり…。でもヘルパーがいなきゃ自分は生活もできない…もうダメダメでした。
それを見ていた旦那と母が見かねて早めに帰ってきてくれて、ヘルパーをもう帰していいよと言ってくれたり、ヘルパーさんがいたのに家族に介助を頼んだり、妊娠初期は本当に家族も私も辛かったし、ヘルパーさんにも酷いことをしたなと思います。

加えて、食べづわりが始まります。
吐き気を催した時に緊張で脚も動いてしまい吐くのに集中できず辛かったです。なので車いすに座っている状態の方が下半身が固定されているので吐きやすかったです。
大好きなラーメン屋さんの匂いがダメになったり、キムチの匂いで吐きそうになったり
大好物の牡蠣が家族で私だけ食べられなくて、悲しくて泣いてしまったり
食べないと気持ちが悪くなるので、チーカマを持って出歩いたり
妊娠初期で初めての体験をすることが多かったです。

つわりも辛かったのですが、自分の体を制御できないことの方が辛かったです。薬を飲まなくなったことで体が本性を表し、私じゃない人間になってしまったと感じました。ホルモンのせいか、感情の起伏が激しく「もうこんな体嫌だ！障害者なんてやってられるか！」と自分を責めてしまったり、家族にあたってしまったり本来の自分ではない自分になったことに毎日パニックでした。
あんなに子供を望んでいたのに…妊娠したかったのに…
妊娠を後悔する日が来るだなんて…
正直思いもしなかったし
今思えばせっかく選んで来てくれたのに、母である私に余裕がなく、お腹の子に嫌な思いをさせたなと感じる毎日です。

現在とこれから

現在妊娠７ヶ月に入り、安定期真っ只中です。

妊娠初期では飲めなかった筋弛緩剤と入眠剤も妊娠５ヶ月から服用を始めています。ちゃんとお医者さんにも聞き子供への影響はない、あとは自己責任でとのことでした。

つわりもなくなり、食欲旺盛な毎日です。お医者さんからは車いすに乗っているとダイエットが難しいのであまり食べすぎないようにと言われています。

現在ヘルパーさんと家族に支えられながら生活していますが、ヘルパーさんも家族も妊婦の介助は初めてで、心配・怖い・何かあったら…と思いながら介助を行ってくれていましたが、今はもう「やるしかない」と思ってやってくれているみたいです。
現在は1人で介助していただいています。お腹が大きくなり、みんなに無理がないように工夫して12月まで介助してもらう予定です。
12月からは長期入院が待ち構えています。その話もまた書きますが、現在は入院中にヘルパーさんが入れるように病院に掛け合っているところです。12月までにヘルパーさんが入れないと決まれば、12月は自分の言葉で看護師さんに自分の気持ちや体調、介助方法などを伝えることに注力しようと思います。

でも今は大きくなったお腹を見るたび、すごく尊く自分のお腹が可愛く見えます。子供に障害があってもいいけど、すくすく元気に育ってくれることを祈りながら生活しています。

みなさん、読んでくださってありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。

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