ウルトラ簡単なウルトラマンスープのレシピ
幼い頃から好きなスープがある。
今は亡き昭和6年生まれの母の十八番だったスープだ。
特に忙しかった日の夕飯に作ることが多かった。
すこぶる簡単で美味しいので結婚してから私もよく作ってきた。
夫も息子も娘も大好きで、このスープを作るととても喜んでくれた。
そして、今では娘が私に代わって作るようになった。
それは、鶏肉と白菜だけのスープだ。
インターネットで「鶏肉と白菜のスープ」を検索すると、レシピがたくさん出てくる。
でもそれらは鶏肉と白菜の他に卵やら春雨やら材料が複雑なものが多い。
でも、「鶏肉と白菜のスープ」は、鶏肉と白菜だけで十分美味しい。
春雨や卵はかえって邪魔だ。とさえ思う。
「鶏肉と白菜のスープ」の出汁(だし)はなんでもいい。
昭和6年生まれの母は、味噌汁と同じように昆布と鰹節で取った出汁を使っていた。
私は、冷蔵庫に「昆布と鰹節の出汁」をストックしてあるので、それを使うことが多い。
「昆布と鰹節の出汁」がなければ、鶏ガラスープの素や野菜出汁の素を使っても美味しい。
作り方は超絶シンプル。
出汁を沸騰させて鶏肉と白菜を煮て、塩と故障で味をつけるだけ。
鶏と白菜と塩と胡椒だけで作る「鶏肉と白菜のスープ」は、白菜の甘みを味わうスープ。一口すすった時に思わず(はぁ〜 うまい)と吐息が漏れる「幸せのスープ」。
「幸せのスープ」は、家事と仕事とでどんなに忙しくても毎食私たちに手作りのものを作って食べさせてくれた母の愛を思うスープであり、あれやこれやと忙しい私たちの手間を取らせずにひと時の幸福を与えてくれるウルトラマンスープなのだ。
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