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私の「はじめてのインターネット」は遥か昔の物語

「はじめてのインターネット」で思い出すのは、初めて我が家がインターネットと繋がった時のことだ。

振り返ると、社会人4年目に結婚し、息子が生まれて数年経った頃だから、もう四半世紀の昔のことである。(遠い目…)

この地域でインターネットのケーブが設置されることになり、それで早速申し込んでみたのだ。業者さんに来てもらい、まずはモデムを設置してもらった。

当時はもちろん無線LANなんてなかったから、みんな有線LANである。ぶっといケーブルがモデムから出ていて、そのケーブルの先っちょをパソコンに繋げて使用する…というもの。

あの頃の私は、まだ仕事ではワープロを使っていて、パソコンはもっていなかった。

だけど夫が「仕事で必要になってきたから…」という理由で、Windows98を購入。確か30万円くらいだったような気がする。この時、夫が「スゲー高い!」と愚痴っていたのことを、今も何となく覚えている。

さて、モデムを設置し、パソコンを買ったものの、インターネットに繋げるための初期設定がよくかわからなかったため、夫は知り合いのコンピューター関連の業者さんに頼み、パソコンのセットアップからネットに繋げるところまでの全てを、その知人にお願いしてやってもらった。

今は個人でも簡単にパソコンもセットアップができるようになったし、インターネットも楽にサクサク繋がるけど、当時はパソコンは今ほど普及していなかったし、知識もないし、わからないことだらけ。何より素人が下手にかまって失敗するのが怖かったので、全てプロに委ねてやってもらうのが無難で安心…という感じだった。

これは多分、昭和時代、町の電気屋さんで家電を買うと、自宅に持って来てくれて、サービスで取り付けをやってくれるのと同じ感覚だろうと思う。

こうしてネットを使うようになった夫が、マイパソコンでネットサーフィンをしているのを横目で見てて羨ましくなり、私もヘソクリをはたいてワープロからノートパソコンに買い替えた。



こうして初めて覗いたインターネットの世界。

まだ今ほど普及していなかったから、どこか牧歌的でのんびりしていたなぁ…と思う。

個人で作っているホームページは、手作り感が満載で微笑ましいものばかりだったし、ブログももっと味気なかったと思う。
私が自分でもブログを書くようになったのは、ずいぶん後の事で、当時は「読む専」だった。
そうそう、あの頃はブログよりも私設の掲示板サイトが多かったような気がする。
気になる掲示板を覗いて、そのコミュニティーに入り、意見を書き込んだことも多々あった。


しかし、1990年代から2000年代は、スマホの普及と共に、インターネットの世界がどんどん急成長していき、それとともにパソコンのトラブルに頭を悩ませてきた時代だったなぁ…と思う。

せっかく大金をはたいて買ったパソコンだけど、インターネットを使う時、例えば、ホームページやブログに容量の大きい画像や動画が載っていると、そのサイトを開くのにメッチャ時間がかかりすぎてしまうとか、Internet explorerを立ち上げるのに10分以上時間がかかってしまうとか、いろんなトラブルが出てきた。

イルカがピュンピュン飛んで、モモちゃんが暮らしているようなノンビリした時代ではなくなっちゃったんだよね。

パソコンもどんどんバージョンアップしていき、古いパソコンでは容量が足りなくて、ネット世界の進化についていけず、どんどん行き遅れてしまう。その度に買い替えていかないと何もできない…という状況。

今じゃ信じられないけど、パソコンの前でずっと起動するのを待ち続けたあの頃を思い出すと、ちょっぴリ切なくなってくる。

その後、我が家も、有線LANから無線LANへと移行し、パソコンを買い替えてアップデートし、今に至っている。

パソコン以外でもスマホを自由に使っているし、昔のような不便さや煩わしさは全く感じず、まさにストレスフリー。

ホントありがたい時代になったものだわ。

ネットのお陰で、世界中の人々とも自由に繋がることができるし、自分で記事を書いてこうして発信することもできるし、動画を見ることもできるし、Zoomで遠方の人とお喋りしたり、オンラインでイベントにに参加することもできる。

どんどんネットワークが広がり、可能性も大きく広がった。昔の自分が知ったらビックリするような状況だよね。

はじめてのインターネットで、初めて世界と繋がった時のことを思い出しつつ、これからも情報社会の恩恵を感謝して受け取っていきたいなぁ~と思う。


#はじめてのインターネット


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