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ディヴァインと私

ディヴァイン。
私の永遠のスター。

カルト映画好きの方なら、
きっとご存知だと思う。
ジョン•ウォーターズの映画
「ピンクフラミンゴ」の主役。
ド派手なピンクのマーメイドドレスを着て、
銃を持ちながらポーズを取っている写真は、
カルト映画を知らなくても、
目にしたことがある方もいるはず。

私がディヴァインに出会ったのは、
確か18歳くらいのとき。
とにかくたくさん映画を観ている時期に、
何かのきっかけで観た。
カルトとかマニアックと言われるものなら、
やみくもに観て、聴いていた時期。
私の中のオタ活が、盛り上がっていた頃でもある。

初めて観たのは「ピンクフラミンゴ」。
ジョン•ウォーターズが
初めてお金をかけた作品とも言われている。
1972年、アメリカ。
郊外のトレーラーハウスに住むディヴァインは、
血縁関係のない
愉快な家族と好きなように
暮らしている。
そこで繰り広げられる、珍道中。

アブノーマルだし、
はちゃめちゃなシーンばかり。
まさに、ザ•カルト映画。
これぞエログロ。

なんだけど、私が感じたのは
私が求める可愛い!!がそこにあった。
モヒカンでカラフルな洋服を
身にまとった巨大な人。

ディヴァインに虜になった。

さらに作品には、
風船みたいな身体で、
ベビーベッドに入れられたおばあちゃんや、
やり放題な夫婦など。

奇想天外な人たちがたくさん出てくる。
ディヴァインの存在感と、
カラフルでぶっ飛んだストーリー。
ポップで古めかしい音楽、
全部をディヴァインが吸収して
生み出してる感じだった。

それから、
数々の作品を観たり、
レコードを買って歌を聴いたりした。
まあ、普通のファンなんだけど、
当時ディヴァインに出会ってなければ、
カルト映画や悪趣味、アングラな世界に
ハマらなかったかもなあ。

しかし、
ディヴァインやジョン•ウォーターズ、
ラス•メイヤーなど。

アングラで下品な世界観って
私にとっては、かっこいい。

それを貫く、
それが自分っていうのが
素敵だと思う。

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