一人ぼっちになってもいいんだ…！

そんな気づきがふと起こった時
私はまた自分から自由になった。

私は一人を好む。

人といるより一人の方が楽だ。

でも人と過ごしたい日もある。

一人の時間に感じる開放感も好きだし
二人の時間に感じる楽しい時間も好きだ。

それで良かったのに
私は「一人より二人！」
が正解だと思っていた。

最近の私は一人でゆっくり過ごしたくて
友達とワイワイ遊んだり、話したいとは
正直あまり思っていなかった。

だけど、心のどこかで
そんな自分はマズイな…
という思いもあった。

一人がいいなんてマズイな…
友達と過ごしたり遊んだり
人と交流することこそ健全な証だ…

そんな観念に縛られて
一人の時間を実は許していなかった
ということに愕然とした。

私はソロ活ライフを楽しんでると
思い込んでいたが

そんな自分をどこか惨めで病んでる
寂しい女だと思っていたのかもしれない。

やっぱ一人より二人だよね！と。

温泉ソロ旅で感じた開放感が忘れられず
また旅に出ようかと思っていた矢先
友人も行きたい！と言ってきた。

というより、私が「一緒に行く？」
とポロッと口にしてしまったのだ。

話の流れで言ってしまったが
自分で言っておいて心がモヤっとした。

あぁ、やっぱり一人でのんびりしたい…
人と会話せずに自分との時間を
充実させたい…

今、私は人と過ごすことよりも
自分との時間が欲しいかも…

母にそのことを話したら

でも一人より二人の方が楽しいよね？
一人より二人の方が何かと便利だよね？

そう言われてハッとした。
そういえば母はいつもこのセリフを言う。

友達と行った方が楽しいのかな？
友達も行きたい！って言ってたよね…
誘ってあげた方がいいのかな…

以前の私なら
二人の方が楽しいに決まってる！
友達も行きたいなら誘うべし！
と思っていたけど

私の答えは「今は一人でいたい」だった。

一人でいることって
私の中では「逃げ」みたいに感じてた。

人といると自分が炙り出され
相手のペースに巻き込まれる自分に
すごく疲れてしまうのだ。

相手の恐れが強いほどそれが強化され
私は私でいられなくなる。

それがとても不快なのだ。

一人でいればそれを体験しなくて済む。

だから私はそんな自分から逃げたくて
一人を選択してるのだと思っていた。

だけど… 
時には逃げてもいいのかもしれない。

時には一人を許し
一人の時間を堪能してもいいのかもしれない。

自分と向き合わなきゃ！！！！！
と思うあまり、一人でいることに対して
自分の合わせ鏡から逃げるのか！？
と自分を裁いていた。

一人でいたい時は、一人で居てもいいし
二人でいたい時は、二人で居てもいいし。

別にどっちだって良くね？笑

なんでそう思ったのか忘れたけど
私は一人で過ごす自分をどこか
弱い人間だと裁いていたようだ。

人付き合いから逃げる弱い人間。

そんな私になりたくなくて
人と上手くやれる自分になろうと
必死で自分を演じてきたんだ。

幼少期から集団に馴染めなかった私は
どこか欠陥があるんだと思っていた。

一人でいることは異常なことだと
深い深いところで思っていたのだ。

ずっと一人を好んできたけど
一人の私を裁いていたなんて
気づかなかった。

私は一人になってもいんだ！！！

一人の時間の幸せもあるし
二人の時間の幸せもある。

幸せの種類が違うだけで
どちらにも優劣はなく

心が望む方を、その時々で
選択し続ければいいだけなんだ。

一人より絶対二人だよね！！！

そんな母の言葉に翻弄され
一人の自分は良くないんだと
思い込んでいた。

そういえば、高校生の時
友達と出かけない私を心配して
友達とどこか行ったりしないの？と

母からしつこく言われ
私には問題があるんだ…
とすごく悲しくなったことがある。

いつも一人の私は良くないんだ。
母を心配させるんだ。
間違ってるんだ。

そう思ったのだ。

・
・
・

一人の幸せもあっていいと
思えたら何かが外れた。

いつも友達といなくてもいいんだ。
いつも誰かと過ごさなくていいんだ

時には一人の時間が必要だし
時には二人の時間も必要なんだ。

一人でいることって
寂しいことじゃなかったんだ。

生理前に人に会いたくなくなるよね〜
といかにも悪いことのように
友人と話していたけれど

人に会うことこそ正義！
みたいに思い込んでたからこそ
こんな発言が出たんだと思う。

そして一人になりたい時に
それを許してこなかった私の
心の望みがふと表れてくるのだろう。

時には一人になりたい…

その望みは何も悪いことではなく
心にとって自然なことなんだ。

一人の時間をたんまり楽しんだら
また誰かに会いたくなるかもしれない。

それも心次第だ。

来月はお稽古をお休みし
もっと心のままに生きてみようと
思っている。

今の私には
一人になる時間も旅する時間も必要。

あと、歯医者にも行かなきゃ…

もしかしたら私は一人の時間を
味わってこなかったのかもしれない…

一人の時間を裁き
早く人の中に戻れるように
自分をせき立てていたんだ。

ちゃんと一人になってみよう。

心から誰かに会いたいと思うまで
一人ぼっちを楽しんでみよう。