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炎のランナー(Chariots of Fire)を観て

勇気を振り絞って、Amazon Rentでこの映画を3.79ポンドで借りた。1ヶ月間くらい観れるらしい。Mr. Beanのこの動画を観て、どうしてもこの映画を見たくなった。まさかクリスチャンの要素の入った映画と知らずに。。。


この映画は実際の話に基づいて作られたものだ。

Eric Liddell (1902 - 1945)について

ミッショナリーの両親を持つエリックは、中国で生まれた。両親はそこで福音を伝えていた。英国のエディンバラ大学在学中、大学を代表して陸上とラグビーの試合に出ていた。秀でて足の早かった彼は、ラグビーではなく、陸上を極めることを選んだ。そして、陸上100メートルの選手として1924年のパリオリンピックに出場することになった。

彼は言う。

I believe God made me for a purpose - but He also made me fast. And when I run, I feel His pleasure.
神様は目的を持って私を創造してくださった。神様は私を脚の速いものとしてくれた。僕が走るとき、神様が喜んでくれている気がするんだ。

出典:https://www.imdb.com/title/tt0082158/characters/nm0153182(和訳:Emi)以下同上

彼の強い信仰は、オリンピック選手になる前の言葉にも表れています。

I have no formula for winning the race. Everyone runs in her own way, or his own way. And where does the power come from, to see the race to its end? From within. Jesus said, "Behold, the Kingdom of God is within you. If with all your hearts, you truly seek me, you shall ever surely find me." If you commit yourself to the love of Christ, then that is how you run a straight race.
僕はレースに勝ちたいとは思っていない。みんな自分たちの走りたいように走る。でも、このパワーは、どこからくるのだらうか?レースの最後を誰が知り得ようか?それは、内からだ。
イエス様は言われた。「もしあなたがたが一心にわたしを尋ね求めるならば、 14わたしはあなたがたに会うと主は言われる。(エレミヤ書 29:13-14)」
走ることは私にとって、イエス様へのストレートの愛を現すことなんだ。



イギリスからパリに向かう船の途中で、彼のレースが日曜日(Sabbath 安息日)にあることを知った。彼は、自らの信仰を持って、レースを棄権すると決断。その決断に、ロンドン中も、どよめいた。

オリンピック実行委員も、みんな彼を説得しようとした。しかし、権力にも動じない彼の姿があった。

God made countries; God makes kings, and the rules by which they govern. And those rules say that the Sabbath is His. And I, for one, intend to keep it that way.
神が国々を作った。神が王を立て、治めさせた。安息日は神様のものだ。だから僕は、神に造られたものの一人として、神の決められたルールを守りたい。

そのとき、同じオリンピック選手団としてパリに来ていたLindsay選手(すでに400メートルハードルで銀メダルを獲得していた)がエリック選手に400メートル走への参加権を譲ると言い出したのだ。レースは木曜日に予定されていた。エリックはこの友人のオファーを受け入れ、100メートルではなく400メートルレースに出場することになったのだ。

自分の専門ではない400メートルへの出場に、周りの人々もまた動揺したに違いない。

しかし彼は、神様の栄光のために走った。

そして、、、




この映画は、私たちに大切なことを教えてくれる。強さは、能力は、富は、家族は、すべては神様から与えられたもの。神様はそれを上手く使い、私たちがこの世界の光となり、塩となることを望んでいる。塩は味気がないとただの真っ白の砂と変わらないけれど、それがしょっぱいから、周りに影響を与える。温かい料理が、美味しくなるのだ。

エリックは、金メダリストとなった後、ミッショナリー(福音を伝えるもの)として中国へまた渡った。そして、当時日本の占領下であった中国のキャンプで息を引き取った。イギリス政府が全ての英国人に引き上げを命じてからも、妻と3人の娘を中国から離れさせて、彼だけは残った。そして最期まで、イエス様の愛を中国で伝え続けた。

この映画を観るまで、エリック・リデルのことを知らなかった。これからは、ずっと私の励ましになる方だ。

最後に、エリックが教会の説教で引用した言葉を。

"They that wait upon the Lord shall renew their strength. They shall mount up - with wings as eagles. They shall run - and not be weary."
主に望みをおく人は新たな力を得
鷲のように翼を張って上る。
走っても弱ることなく、歩いても疲れない。

イザヤ書 40:31 新共同訳



参考

彼の力強い言葉はここに。

エリックの生涯について詳しくはこちら。
Also Image From:

こちらは大学の卒業生としての紹介




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