不登校の兄や姉を持つ気持ち

小3の長男が学校へ行かなくなった。それに伴い年中の次男も保育園へ行かない。そのあれこれを書いた記事が、以下。

そこに、こんなコメントをいただいた。

私も理不尽な先生が嫌で学校行きたくなかった時がありました。
当時は姉が既に不登校で、でも私は休むのを認められなくて。差に傷ついて、その辛さを受け入れるまでに16年かかりました(笑)

なので「理由がはっきりしない」とか「深刻そうじゃない」などの外側で判断せず同じように扱ってもらえて、弟くんは とても安心できてると思います。
学校に行かなかったから足りないものもあるのだろうと姉を見て思いますが、私にも学校に行かされたから足りないものがあります

弟の立場でコメントしてくださった方は、初めてだったと思う。正直、この方のコメントを読むまで、少し、「保育園は行けるんじゃないの(行ってよ)」という気持ちがあった。

昔から嫌がっていた

保育園で楽しそうにするのに、昔から登園を嫌がっていた次男。なかなか行かず、送りのパパが非常に手こずっていた時期が長かった。おなかが痛いと言い張って、病院に連れて行ったこともあった(特に何もなかった)。登園に30分とかかることは日常だった。

月曜日なのに、朝起きると「あと何日したらお休み?」と言う。「5日だよ?」というと「ええー」と、とてもがっかりした顔。

曜日の感覚がない年齢だった時には、土日に「え? 今日お休みなの? やったああ!!!」と喜ぶ。

長男が行かないのを見てから

学校へ行かない長男を見て「だったら俺も行かない」と言い始めた。「ずるい」「ママ家にいるんでしょ?」と言う。

保育園での楽しそうなことを言っても、友達の名前を出しても、何か買ってあげるからと誘っても、強い口調で怒っても、何をしても行かない。

クラスが嫌だというので「保育園で事務室にいればいいじゃない」と言うも、行かない。

抱っこして連れて行こうとすると大暴れして、そのあたりの家具や柱にしがみつこうとする。

でも「行ってもらわないと困る」と、私はずっと思っていた。

ただ、行かないのだから、あきらめるしかない。

次男は、小さかった頃の長男だ

長男も、幼稚園の登園をよく渋っていた。

だけどそれよりも、次男の方が大変かもしれない。

次男と長男が一緒にいると違いがすごくわかるけれども、子ども全体をおおざっぱに分けると同じようなタイプだと思う。感情の振れ幅が大きく、怒られたり強く言われることに敏感で、怒ると激しい。何かに集中すると、周りが見えない。ずっと熱中している。

だから、次男の中に長男が見えるような気がした。小さいからといって、意見を尊重しないのは、いいことであるわけがない。

子どもを信じること

めちゃくちゃに怒ってパンチの連打を浴びせてくる次男を、頭ごなしに怒るのではなく、彼に言って聞かせること。さらに、強く注意するのではなく優しく言うことで、彼の情緒が安定すると期待すること。それは、彼を尊重し、信じることなんだなと思った。

頭ごなしに怒るのは、子どもを信じていないのかもしれない。そのままにしておくと、なんだか悪い方向へ進んでしまいそう。今できないことを放っておくと、将来悪い子になってしまいそう。そう思う気持ちをぐっとこらえて、いったん彼に預けて、信じてみる。

先に成長した長男も、とても怒りの激しい子どもだったけれど、よい方向に進んでいると思う。子どもらしいわがままも言うけれど、驚くほど周りのことを考えていることもある。それはどこかで、彼を信じて、押さえつけない方法を選ぶことができたからだと思っている。そして、彼のもつ力と、その将来を私は心から信じている。大丈夫だってこと。

次男も同じ。押さえつけるのではなく、今は発散して、自分を上手に操縦できるようになってもらいたい。彼の小さな背中を見ながら、私が勇気をもって、この背中を信じることが大切なんだなって思う


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