雑誌取材で「持っているマットを教えてください！」と言われて列挙したので、せっかくだからメモを残しておこうと思います。

①NEMO/TENSOR INSULATED 20S MUMMY
122×51×8cm
240g
これを買ってから主にスタメン。軽いしなんせ小さい。ふくらますのが面倒orもし万が一穴が開いたら終わるな、っていう縦走の時は②を使用。

②THERM-A-REST / Zライトソル　S（シルバー/レモン）
51×130×2cm
290g
※上記からさらに3ブロック分カットして使用。ピレネー31日間もこれ。外付けじゃなくたたんで背中。ノー、外付け。ノー、じゃらじゃら。

※裏表はなんとなく使い分け。アルミ面の方が柔らかく、黄色い方が丈夫なんだとか？寒い時はアルミ面を上にすると断熱性が向上して体温を反射、暑い時は地面側をアルミ面、砂など地面の熱がある場合には跳ね返す。らしい。（諸説あり）

③OMM / DUO MAT
45×80cm
135g
OMM CLASSIC32（初代）を買った時に背面に入っていたマット。本体はそれはもう酷使しまくってもう悲鳴を上げていたので、マットをはずし、パーツ取りだけしてバイバイしました。

④EXPED / SynMat Winterlite
183×35-52×9cm
405g
コスパ高スギなマット。ダウンマットとかリッチなやつも欲しいけど、結局どんな雪の上でもこれかZ Liteでなんとかなっちゃってる。寒さに強いのか？いやでも家の寒さは苦手。

⑤山と道 / Minimarist pad UL pad15S
100cm x 50cm x 1cm (S)
75g
だいぶ昔に2回買って、たまに気分で使ってみたりする。できればノー外付けノーライフが理想なので中にロールして入れるわけだけど、キュルキュルして詰めにくかったりするから（←わかりにくい）荷物少なめの時かな。

⑥ballistics / BAA-1509 スリーピングマット
これすごいの。写真だとわかりにくいけど、全部パンチングされていてスッカスカなのです。どういう時に使うのさ？って話なんだけど、例えば夏山シーズンで避難小屋点々とする時とか。濡れない前提かつ軽い方が良くて、寝床の状態が良い時。パッキングする時のキュルキュル具合もちょとマシなんだな。あと見た目がかわいい。もう売ってないかも。

⑦EDELWEISS / UL MAT
100×50×1.5cm
84g
②みたいに表面がボコボコになっていて、なんかかなり暖かい気がする！Z lite買ってからはパッキングのしやすさから（←たたんで背中側ってのがいちばん楽）、ちょっと出番は少なめになってしまったけどかなり好き。背面パッドサイズもあってめちゃ使える。もう売ってないかも。

無雪期縦走はほとんど①～③、積雪期は②か④。あとは⑤と⑦の背面パットサイズにカットした（された）ものがあるので、所謂ULザック系の時はそれを背面パッドとマット併用したりもする。

・・・んだけど、歩荷手伝いをしたりして重量担げるようになってからは重くても軽くてもさして歩くスピードが変わらないから、今は優先順位としては重さよりもパッキングのしやすさ重視かな（その時使うザックとの相性、収まり具合と他のギアとのバランス）。

それは幕も同じで、個人的にはイケイケ感とかオサレ感は特にないほうなんで、軽さや“スタイル”みたいなものはあまり関係なく、見た目のお気に入り度とその時のシュチュエーション（テン場のサーフェイス、天気、混雑具合、縦走の強度、一緒に歩くメンバー、山行の目的など）に合せてギアを選ぶ。床なしの時もあれば、ちょっと余裕のあるダブルウォール（2人用を1人で）使う時もある。

（わたしにとって）軽さは自由！であると共に、快適さは山行の充実度を左右する！ので、そこのバランスが大事なんじゃないかなと思う今日この頃。重量の優先度がめちゃくちゃ下がったのがイチバンの理由かも。昔ながらの背負子とかめちゃくちゃかっこいいんだ、これが。

なんだかいまさら、でっかいザックとでっかいテント、がっつり登山靴買うかなって気分。いろんなギアを知った上で、もう一度選択したいような気持ちっていうのかな。ライター区分（？）で、トレラン系とか軽量なものしか持たないでしょとかって言われちゃうこともあるけど、いやわりと重くてもいけるし意外と登りますぜ、って言いたくなるときもあったりする。でも山行経験はまだまだ浅いし少ないし技術も未熟だから、えらそーなことなんて言える立場じゃないんですけどね。それでも、ぺーぺーなりに、“ヤマヤ”精神を常に学びたいという気持ちなんだとわかってもらえるようでありたいものですな。

（マットのラインナップと大いに矛盾）