~日野市の❝未来志向市民共創❞の動き~日野地域未来ビジョン2030「ヒノタネプロジェクト」
こんにちは!
エンパブリックでコーディネーターをしている高橋です。
日野市による「日野地域未来ビジョン2030」
という取組みに2年に渡り、関わってきました。
日野地域未来ビジョン2030とは?
上記は、市の長期構想にあたるものなのですが、
作成にあたっては、職員も市民もワークショップを重ね、意見を出し合い、ビジョンを作りあげました。
2030ビジョンの特徴は、ビジョン完成がゴールではなく、
策定後の今年(R5年度)、「ビジョンを使った」「日野の地域づくり」をスタートさせたことです。
行政の計画(ビジョン)作成を市民参画型でつくりあげるのみならず「ビジョンを使って市民とともにまちづくりを進める」という日野市の動きは、「未来志向の市民共創」をいち早く実現したものだと思っています。
私たちエンパブリックは、日野市の事業展開の伴走支援をさせていただき
ワークショップを行ってきました。
まず庁内で職員向けにワークショップを開催。
ビジョンを使った政策展開について、職員の皆さんに考えていただく場を設けました。
7月2日のワークショップには、幅広い年代層の市民の皆さんが参加下さり、ビジョンを使いながら、自分の今後のアクションを考えました。
また、ビジョンとあわせて制作した「マンガ」が完成。
さてここで、「マンガ」って何?と思われた方も多いかもしれません。
行政の策定する構想に、「マンガ」版がある、というのも、2030ビジョンの特徴のひとつです。
ビジョンには3つの形式があります。
1.日野市の長期構想として文章主体にまとめたもの。
2.「コンセプトブック」
ビジョンをそれぞれの現場で「使ってもらう」ための小冊子です。
https://www.city.hino.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/023/620/conceptbook.pdf
3.ビジョンのストーリーブック(マンガ)」です。
中学生を中心とした若い世代を対象に分かりやすくビジョンを伝えるために、ビジョンの中で大切にしている“自分らしさ”“個の幸せ”をテーマに、ビジョンのストーリーブックが制作されています。
読むと思わずジーンとし、はっとさせられ、地域を改めて見つめ直す、そんなきっかけとなるような内容となっています。
百聞は一見に如かず。こちらもホームページから閲覧できますので、ぜひ読んでみてください ^^
マンガ版作成にあたり取材協力してくれた市内中学校の生徒さんたちも多数上記のワークショップに参加してくれました
このように、盛りだくさんな仕掛けを内包した日野市の「日野地域未来ビジョン2030」。
7月以降は、「ビジョンを使って市民とともにまちづくりを進める」ためのワークショップやイベントの開催を重ねてきました。
7月、9月のワークショップでは、2030ビジョンを使いながら、「“ひのと私”の未来ストーリー」を作成しました。
2030ビジョンは行政の施策集ではなく、ビジョンを使って市民一人ひとりに、未来を描き、自分のアクションを考えていただくためのものなのです。
10月は、より多くの市民の方にビジョンを知っていただき、ビジョンを使ったお一人おひとりのアクションを考えていただくため、「ひのまちづくり市民フェア」に出展しました。
「日野地域未来ビジョン2030」を使った、未来志向の市民共創の動きをふりかえってみました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?