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今日のNetflix 幸せのための初心者ガイド 感想

 本日はNetflixオリジナル、「幸せのための初心者ガイド」を鑑賞。


 40を目前に夫の浮気が原因で離婚したヘレン。

 幼い頃には事故で死別した弟、片親にも見捨てられ祖母の下で育った幼少期、やっとの思いで結婚し家族ができたのも束の間、流産、そして離婚とまた1人へ逆戻り。

 何かを失い、それを嘆く自分自身を変えるべくヘレンはアメリカの自然を携帯など便利な道具なしに全くの赤の他人と行動を共にするサバイバルキャンプのツアーに参加する。

 赤の他人しかいないはずのツアーには義理に弟の親友、ジェイクがいて…


 という話。


 アメリカの大自然の映像美とちょうどいいコメディを期待して鑑賞したのだが、コメディとしては期待通りの丁度いい按配で満足できたのだが、映像美という点では、終盤のゴール地点、湖のシーンは素晴らしかったが、あとはアウトドアの魅力にフォーカスしている印象が強く、なんの変哲もない森のシーンが続き個人的には消化不良であった。



 主人公の成長という点に注目してみても微妙。
 他人と触れ合い、改めて違う価値観を見つめ直すのではなく、結局知り合いの男の大切さに気づいた、という点以外は正直ヘレンの大きな心情の変化や成長は見られなかったように思う。

 肝心のジェイクへ惹かれていく過程も短いサバイバルの期間に他の選択肢がないから消去法で恋に落ちたのでは…と思ってしまった。多分、ヘレンは恋愛で同じような過ちを繰り返すのではないだろうか…


 そんなわけで正直最後の、ああその急に啓蒙的になる感じ最高だよ(笑)と若干揶揄する義弟の気持ちに1番共感素してしまった(笑)



 それでもゆるく見れるのは間違いないので、尺的にも長くなく、作品としては中々悪くないと思う。

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