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それでも、つながりをあきらめないのは。

たしか、今朝起きたときは雨が降っていた。

1年に1回か2回だけ、くもの巣の存在を心から讃えたくなる日があるの、私だけかな。
小さな水滴がついて、キラキラと雪の結晶のような模様を空中に描いている日、それが今日でした。

最近、前もって天気予報をチェックしないので、あぁ、またこのまま秋に近づくのか、と思ったら、日中の暑さにがっかりするような、ほっとするような気持ち。


今年の私の8月は、長い。

今朝起きてきた次男は、触れただけで熱く、もう学校も仕事も休みが決定してしまいました。

午前中は、学校や職場や病院に連絡したり、ここ最近不調だった自分の検査をしたり、でバタバタと過ごしました。


でもまた、ぽっかりと空いてしまった。


なんだか今年に入って、こうやって仕事を休んでしまうことも多く、逆に鬱々と考えてももうどうしようもない、と申し訳ないけれど開き直ったような心持ちになれたのは、自分にとってはよいことだと思う。

最近も、いやこれまでだっていつも、"自分にしかできないことってなんだろう"と考えることがあります。
特に仕事において、"自分がいないと困る、成り立たない"ということは、おそらくひとつもない。

でも、それでいいのかも、と思う。
そして、誰だってそうなんじゃないか、とも思う。


いなくても大丈夫、代わりもいる、でもいてくれてうれしい。

重くなく、その時々でなんとなくそう思ってもらえるようにはやっていけたらな、と思うのだけど。

 

人の幸せというのは、
〈人からもとめられていることを実感すること、それを自分で肯定できること〉

『美女の正体』(下村一喜著)


どんなに人との関わりの中で自分に自信がなかろうと、一人でいるときに満たされていようと、今のところ私は、このことばに同意せざるを得ない、というのが本心。

正確には、それを抜きにはできない、ということかも。


熱の次男に、卵がゆを昼、夜とリクエストされて作る。
ゆっくりと、でもよいリズムでスプーンを運び、身体の中に入っていくのを見ると、あぁ、これはなんというか心許ないけど幸せな気がする、と思いました。



ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
暑かったり、涼しかったり。
みなさま、身体を大事に過ごせますように。



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