心地よい疲れに包まれた夜です。
運動したあとのような…。

今日は、いつもと違う店で働いた。
同じものを扱って同じものを作るのだけど、店の形態が違い、勝手が違って、慣れるまでひとりてんてこまいだった…。(てんてこまい、ってかわいい言葉だな)

長く同じところで働いていると、頭の使い方も同じだし、コミュニケーションとる相手も同じだし、慣れてしまっている。
よく言えば居心地がいい、そして悪く言うとぬるま湯につかっている、そんな感じは否めなくて…。

ここ最近、そのことに危機感を感じている。
できるだけ、少しでも…違う環境に身をおかなければ、自分に変化を与えなければ…とちょっと焦りのようなものを感じたりしている。

ささいな変化ではあるけれど、今日の他店へのヘルプ、行きますー！とはりきって臨んだ。
はじめまして、のスタッフも何人もいた。

当たりまえのことなのだけれど。
そこで、０から1が生まれる。
いっしょに働かなければ名前を呼び合うこともなかったはずの人とのあいだに、つながりが生まれる。

なんだかそんなことが、シンプルにうれしかった。

接客業を長く続けて、大人としてそれなりにコミュニケーションをとる術も身につけてきたつもり。
社会人になったときに、人見知りですというのは通用しない、と言われてから、確かにそのとおりだよなぁと思ってやってきた。

それでも初対面の人と話すのはやっぱり苦手だし、いまだにお客さんとの何気ない会話は得意じゃないし、人と深い関係を築くのはなかなかハードルが高すぎる。

私たちの会社の文化でもそうだし、こんな時代だからこそ、人と人とのつながりは大事だよ、絆こそ大事だよ、と叫ばれる。

特にこの季節は、大切な人といっしょに…とか、大事な人のことを思って…なんて言う言葉もよく聞こえてくるよね…。

でも。
でも…。

実は、いつもちょっと、ひっかかったりもする。

大事だよ、と言われることがうまく叶わないこともある。
人とのつながりが大事だよ、と言われると、それがうまく作れない自分はだめなんじゃないか、と思ったりもする。

何が言いたいのか、よくわからなくなっちゃったけど。

だからこそ、私はこの仕事を続けているのかなぁ、とも思う。
長く強いつながりじゃなくてもいい。
必ずしも次につながるようなものじゃなくてもいいし。

その瞬間だけでも、人と人として関われるような…それを求めている人と心がつながる瞬間があれば…と思っている。

理想論かな。
でも、それを目指さなければ、やっている意味ないもの。
苦手な私なりの、ここにいる理由です。

……なんだか今日も、書いているうちに思わぬ方向にきてしまう。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。