ふかよみ 2

しずく♡はりまピアサポバンク


病気の症状:被害妄想について、前回の続きです。


タヌキ:キリンさんの場合は?

キリン:私は最初に人間不信に陥ったのが20代の時なんですけど、

他人が自分のことを悪口じゃないんだけど、

例えば私の身体の障害にくっつけて、

「こういう障害の人はこういう気持ちをもってるよね」とか言われて

「だから精神的にこういうふうになりやすいんだ」とか決めつけられる。

私の障害は脳性麻痺と両股関節脱臼なんですが、

そういう人は例えば身体的に行動に移しにくいから

「だからこういうふうにすぐにイラッとしたり、落ち込んだりしやすいんだ」で、

「人のことを気にしすぎるんだ」とか、そういうふうに言われて。


でも気にしすぎるっていっても例えば私の場合は、

一つ物を取ってもらうのも、人に頼まなきゃいけない時がある。

その時にそれを気にしすぎるんだとかと言われると、頼みづらくなるんですよね。

「この人もそう思っているのかな?私のことを私のいないところでどう思っているのかな?」

なんにも考えないで付き合ってる人が、

「この人もそうかな?自分のことをただ『一人の人』と見るだけじゃなくて、精神的にもおかしい人っていうふうに見てるのかなあ」と思うと、

だんだん落ちこんで、それで結局、そうならないようにしようと思うあまり

精神的に疲れて食欲がなくなったりとか、

出たくなくなったりとか、

もう話したくなくなったり。

究極、それが強くなって失語症にもなったんです。

人との付き合い方というか、職場でもそうだけど、普段の生活の中でびくつくようになってしまった時があって。

それこそ先読みをするというか・・・

相手がそう思っているとは限らないけど、みんな同じように見えてしまう・思えてしまう・・・

そういう時がありましたね20代の時。


ウサギ:病気の症状は、最初は自分はうつだとばっかり思ってて。

気分も沈むし、食事は食べたくなくなるし・・・

主婦なんで食事作るんですけど、

料理のメニューが浮かばなくなるんですよね。

人と話するのもしんどいし、やる気は全然でないし。

やっぱりあの・・・睡眠とってもやっぱりすぐに目が開いて不安になるし、

それも何ヶ月間か続いて4年くらいは母と父と一緒に暮らしてたんですけど、

症状の落ちる上がる落ちる上がるがすごくひどくなって、

上がった時に弟のほうから病院のほうに入れられまして。強制入院ですよね。

それで4年間ぐらい入院してたんですけど、

その時に自分は躁も持っていることを知ったんです。

先生が振り幅を小さくしようと言われるんですけど、

私その・・・小さくしようという意味がわからなくって、

でも病院に居たら人との接触がそんなにないので、

気分の上がり下がりが平均してきました。


キツネ:たぶんどっちもくるんやね。躁もうつも。

僕、躁うつやけど、全然うつしか来ないから今。

躁全然ないんで上がることもないから。

下がることはあるけど。


ウサギ:躁とうつを持っている人は診断が難しいって言われるよね。


キツネ:僕、躁の時は普通の波の時で、ダメな時はずっとうつ。


ウサギ:上がっているのがわからなかったんです。

普通に戻ったと思ったんです。

日記なんかつけてたら、枠がありますよね。

その枠に普通の時やったらちょっと書いて終わりなんですけど、

躁になったらいっぱい書いてるんですよ。

それ見てわかるし、会話をし始めるんですよね。

だから会話し始めたら、あっ、これちょっと気分が上がってきてるなあとか。フットワーク軽いんですよ(笑)


キツネ:それはあるね。フットワークいい時と悪い時があるから。

ウサギ:気分沈んだらもう動きたくないじゃないですか。朝起きるのもしんどいし、食事の量も減るから。

キツネ:動いてる時は僕、普通に戻ったと思ってしまってるから。

ウサギ:思ってるだけで、もしかして・・・

キツネ:先生に相談・・・あらっ?

クジラ:そこが難しい。

キツネ:やばいなあ。


今日はここまで。

いつも読んでくださりありがとうございます。


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