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「積ん読」を晒そうと数えたら89冊あったので、いったん全て紹介します。

本を年間130冊ほど読むこと早数年。読むペースよりも面白そうな本が出るペースが早くて、どんどん積ん読が増えている。特に単行本の増え方が異常。

よく読むのは、歴史、社会学、哲学、社会思想あたりの本と、海外文学、ミステリ。あと心理学や認知科学、進化論の話とかもすき。

わたしにとって本とは、小説や文学は非日常を味わせてくれる人生のスパイスだし、学術書や実用書はわたしのちっぽけな脳にはとても詰め込めきれない知を補完してくれる外部装置でもあり、新たな世界へのチケットだ。

本格的にライターのお仕事をするようになってからはなおさら、「いつか役に立つかもしれないし」「文章読むのも勉強だし」とそれっぽい言い訳ができたのをいいことに、バカスカ本を買ってる気がする(それでも我慢してるけども)。

個人的には紙の方が読みやすく調べ物をしやすいために、本はほぼすべて紙で買っているので、積ん読だけでもまあまあの場所をとっている。このままだと数十年後には本に埋もれて大変なことになりそう。

そんなこんなで、すでに積ん読が何冊あるかわからなくなってきたし、積んでいることすら忘れている本がありそうな気がしてきたので、数えつつ買った理由や積んでいる理由をまとめてみることにした。

結果的に89冊あったので、興味のあるところだけどうぞ。でも時間があれば、全部読んでもらえると、とってもうれしい。


第一弾。第九弾まであります。キモ。

1.『饗宴』 プラトン/光文社

なんかやたら「美」というもの、というか「なんでわたしはこんなにイケメンが好きなんだろう」って考えていたことがあって、いろいろ調べた末に「美」と「愛」だしプラトンでも読んでみようと思って買ったもの。ちょっと読んだけど、ほかに読みたい本ができたとかで積ん読に。

2.『美しき愚かものたちのタブロー』 原田マハ/文藝春秋

ちょっと前に原田マハさんの本にどハマりしていた時期があって、多分その時に買った。タイトルが綺麗で好き。美術モードになったら読もうと思ってたのになかなかならずに積ん読化しました。

3.『フランス革命史(下)』 J・ミシュレ/中央公論新社

これは積ん読というか、一回読んだけどまた読みたいと思って本棚から引っ張り出してきたのに何故か積んでる。もう戻した方が良さそう。史実がそうだから当たり前だけど、アガサクリスティかな?ってくらい下巻ほんとに人が死にまくる。かなしい。

4.『夜の樹』 カポーティ/新潮社

カポーティの『冷血』は読んだのをきっかけに、もっとこの人の文章を摂取したいなと思って買ったのに、全然摂取できてない。なんでだろう。

5.『音楽嗜好症』オリヴァー・サックス/早川書房

ジェラール・プレスギュルヴィックや、ミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイがつくる曲があまりに好きすぎて、音楽について知りたいと思っている時に見つけた一冊。ハヤカワ文庫はこの手の面白い本が多くてとても好き。

でも結局音楽を聴くばかりで本は読めない。

6.『琥珀の夏』 辻村深月/文藝春秋

「ミステリが買いたい!」と思った時に見つけた、好きな作家のひとりである辻村さんの作品。「読みたい」ではなく「買いたい」だった故に積ん読に。夏に読みます。

7.『fishy』 金原ひとみ/朝日新聞出版

多分『琥珀の夏』と同じタイミングで買った気がする。金原ひとみさん読んだことないから読んでみようと思って買うだけ買って積ん読に。今年こそ読みたい。

8.『大衆の反逆』オルデガ・イ・ガゼット/筑摩書房

いつ買ったか覚えてないけどAmazonを見たら2022年の11月だった。この手のテーマに興味があって買ったはずなのに全然読めてない。名著って読んでなくてもちょっと情報知ってたりするから、余計に読めなくないですか?

9.『かわいそうだね?』 綿矢りさ/文藝春秋

綿矢りささんも未読で、このタイトルと絶対に心をグサグサにブッ刺されるであろうことに惹かれて買った。絶対面白いのに、読んでないのはなんでだろう。

10.『「きめ方」の論理』 佐伯胖/筑摩書房

これはTwitter(頑なにXと言わないスタイル)のフォロワーさんが投稿してて面白そうで買った一冊。当時会社員だったから特に面白そうだと思ったのだけど、会社員をやめてすべてを個人で意思決定するようになった今、時期を逃し続けている。

11.『パイドロス』 プラトン/岩波書店

これも『饗宴』と同じく「プラトン読もう!」ムードの時に買ったはず。なんか最近全然哲学やってないな。わりと事象そのものとかの話ばっかりしてる気がする。そのせいで読めてないのかも。

12.『書店主フィクリーのものがたり』 ガブリエル・セヴィン/早川書房

「書店主」という言葉に惹かれて買ったはず。絶対めちゃくちゃ本が読みたくなるからやることない暇なタイミングで読もうと思っていたら、ありがたいことにわりとずっとやることあって読めない。

13.『ナショナリズムとは何か』 アントニー・D・スミス/筑摩書房

「ナショナリズムの勉強しよう!」と思って買ったのに読んでない。一回ナショナリズムのことを考えてnoteを書いたことで感情が落ち着いた感ある。とはいえ興味あるテーマなのは変わらないのでいつか読みたい。

▼そのnoteはこちら

14.『伊藤野枝集』 森まゆみ 編 /岩波書店

評伝を読んで「めちゃくちゃかっこいい!!!!」と大好きになった伊藤野枝。本人の書いた文章を読むべく買って1/3くらい読んだところで積ん読になってる。多分ほかに読みたい本が出てきてそのままに……。

▼野枝について書いたnote。これを読んで野枝の評伝買ってくれた人多くてうれしかった。

15.『一九八四年[新訳版]』ジョージ・オーウェル/早川書房

言わずと知れたSFの名作。読むしかないだろと思って買ってるのに、SFムードが現れてもテッド・チャンを読んだりしていて読めていない。次のSFモードが来た時こそ読むぞ。

16.『新版 動的平衡』 福岡伸一 /小学館

これは自分では絶対に手に取らないけど、どなたかにおすすめされて買ってみた一冊。そして積ん読に……。

生物ものって面白いんですけど、「死んだあと自我がなくなったらどうしよう、死ぬより無理」って考えて寝れなくなるからあまり読めないんですよね〜〜〜〜特にこういう生命の根源系。胃腸の機能とかなら「神はめちゃくちゃすごいものを設計してんな」ってなるからいけるけど。

17.『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ/筑摩書房

ずっと気になってて文庫化して即買ったのに読めてない、多分読んだあと世界に中指立てたい気持ちになるんだろうなと思って。韓国の少子化やばいみたいでそこにも興味あるし読みたいんですけど、もうちょっと精神に余裕のある時にしたいな〜〜〜みたいな。読みたいけど。あと『僕の狂ったフェミ彼女』も読みたい。

18.『月と六ペンス』 サマセット・モーム/新潮社

読書仲間におすすめしてもらって買った一冊。めちゃくちゃいいと聞くので早く読みたいけど、心が穏やかな時に読みたいと思って読めてない。

19.『クジラの彼』有川浩 /角川書店

有川さんも読んだことないんですよ。有川浩さんファンの『有川さんは(甘すぎて)左腕が腐りそうになる』って言葉を聞いてから買って、とても気になってる。普段ラブストーリーを読まなさすぎて読めてない。

20.『まぐだら屋のマリア』 原田マハ/幻冬舎

2冊目のマハさん。これもまとめ買いした時に買って、まだ読めてない。美術モードはよ来い。

第二弾!少ない

21.『[完訳版] 第二次世界大戦 volume1 湧き起こる戦雲』ウィンストン・チャーチル/みすず書房

ずっと読みたかったチャーチルによるWW2の記録。チャーチルはワードセンスがとっても好き。さすがノーベル文学賞受賞者。全6巻で、昨年夏に刊行されて2028年まで毎年1巻ずつ発売されるとのこと。

2巻出るまでにはこれも読みたい気もするけど、これ本当にいつ読むのが正解かわからない。一気読みできる気もしないけど、今から読んでると2028年には最初の内容忘れてそう。アドバイスお待ちしてます。

22.『地獄の淵から:ヨーロッパ史1914-1949』 イアン・カーショー/白水社

白水社さんの在庫僅少フェアで購入。

イアン・カーショーの『ヒトラー』に向き合ってたかその直後くらいのタイミングで、カーショーの本をもっと読みたいと思って買った。

でもこの時代ドンピシャのツヴァイク著『昨日の世界』も読んだばかりだし、世界大戦の話は少なくともあとひと月くらいはちょっといいかもしれない。5月くらいに読むかな。

23.『絶対に面白い化学入門 世界史は科学でできている』左巻健男/ダイヤモンド社

あまりにも理系が弱すぎて理系の知識を得ようと思って買った本。それなのに文系の本ばっかり読んで、これが積まれてるあたりやっぱド文系。

24.『ノスタルジア』 ミルチャ・カルタレスク/作品社

ルーマニア文学を読みたくて買いました。でも文学ってしっかり腰を据えて読みたいから積ん読になりがち。小説もそうだけど、フィクションは体力が必要。学術書とか読んでるうちに、前ほど読めなくなってきてる気がしてこわいなあ。旅館とかに泊まって、仕事も何もせず一人だけで文学だけ読む日作りたい。

25.『美しき免疫の力』 ダニエル・M・デイヴィス/NHK出版

皮膚の本を読んで、「人体おもしろ!」となって買った本。免疫って認知症とも関わりあるみたいだし、ガンも免疫異常だしで、興味のあるテーマ。今読んでる本が落ち着いたら読みたいと思い続けて落ち着くことがなく読めていない。

26.『グランゼコールの教科書』 ジャン=フランソワ・ブラウンスタン 、 ベルナール・ファン/プレジデント社

教養あるエリートへの憧れが昂じて(しかもフランスだし)買ったのに、早々に挫折して積ん読になっている。エリートになれないわけだわ。

第三弾!ていうか向きすら揃ってないの適当でやばい

27.『誰よりも、うまく書く』 ウィリアム・ジンサー/慶應義塾大学出版会

「文章が上手くなりたい!!」と思って買ったと思われるのにちょっと読んで積んでる。読もうかなと思っても、やっぱり余暇には仕事とか関係なく純粋に100%自分が読みたい本を読みたくて、誘惑に負け続けている。

28.『ヴォロディミル・ゼレンスキー』 ギャラガー・フェンウィック/作品社

いつかの神保町のイベントで買った。何故かタイミングを無くして読めてない。ゼレンスキーといえばネトフリにあるドラマも見たい。それと合わせて読もうかな。

29.『追悼文選』/読書人

名文が読めそうで買った。こういう何かを集めた系の本は寝る前に少しずつ読むのがいいんだろうな〜と思いつつ、寝る前にも普通に昼間や夕方と同じ本を読んでしまう。

30.『ブループリント』 ニコラス・クリスタキス /NewsPicksパブリッシング

積ん読最古参のひとつ。もはや買った時の記憶ない。進化論とか人類史、わたしの好きそうなテーマなのになんでこんなに長いこと読んでないんだろう。もはや積んであるのが当たり前になっているからかもしれない。

31.『サンソン回顧録』 オノレ・ド・バルザック/国書刊行会

きました、わたしが人類の起こしたイベントの中で一番好きなフランス革命!!革命もじっくり浸りたすぎて、機会を伺いすぎて逆にあんまり読めない。ていうか革命の話するといろんな人に感情移入して入り込みすぎちゃうから仕事が立て込んでる時とか向いてないなって。でも今年こそ7月に読むか〜〜

32.『そうしないことはありえたか? 自由論入門』 高崎将平 /青土社

「私たちは果たして自由であるのか」がテーマの本らしい。自由という言葉に釣られて買ってはみたものの、自由意志を信じる気持ちが強すぎて、自由を愛しすぎていて怖くて読めない。自由意志がないと生きていけない。

32.『ラカン的思考』 宇波彰/作品社

ラカンに興味があってだいぶ前に買ってた本。これを読まぬまま本人のテキストに当たってあまりの意味のわからなさに衝撃を受けました。

またラカンのテキストに挑戦する前に読みたい一冊。

▼ラカンが意味不明すぎた話はこちらです

33.『感情を引き出す小説の技巧』 ドナルド・マース/フィルムアート社

エモい表現を身につけたくて買った。のに読めてない。こういうところですね。いつ読むんだろう。

34.『哲学と人類』 岡本裕一朗/文藝春秋

これもたしか、わりと長いこと積んでいる。積む期間が長くなればなるほど読めなくなっていく……

新書ちゃんと文庫ちゃんまだいたんだ!?みたいな気持ちになった

35.『哲学入門』 戸田山和久 /筑摩書房

戸田山先生の『教養の書』がとてもよくて、もっとこの人の本をと思って買った。哲学モードがONにならないせいで読めておらず。

36.『ドキュメント 戦争広告代理店』 高木徹/講談社

これも読書仲間に勧めてもらって買ったやつ。読めてなくてすみません。すごいタイムリーな話なので早く読みたい。きっと面白いだろうし。

37.『物語 オーストリアの歴史』 竹田いさみ/中央公論新社

なにがきっかけで買ったのかわからないけど、オーストリアは好きだから家にあるの納得。フランス行ったら足を伸ばしてウィーンにも行きたいから、それまでには読もう。

38.『モンスーンの世界』安成 哲三/中央公論新社

発売した時に本屋さんで見かけて、たまにはこういう勉強するかと思って買った。でもこうやって買った本って本当になかなか読まない傾向にあるなとこれを書いていて思いました。たぶんその時読まないとしばらく読まなくなっちゃう。

不快な季節ほど「なんだこの気候!!」ってなるので夏にでも読もうかな。

39.『女ぎらい』上野千鶴子/朝日新聞出版

上野千鶴子さんの本も読んだことがなかったので、買ってみました。『キム・ジヨン』とかと合わせて読みたいな。

40.『マキャヴェッリ』鹿子生 浩輝/岩波書店

まじでなんで買ったのか覚えていない。でも『君主論』は興味ある。知らなさすぎて読んでみようと思ったのかもしれない。

41.『サピエンスの未来』 立花隆/講談社

立花隆さんが亡くなられたタイミングで、著書を読んだことないなと思って買いました。最近は人類全体よりも狭い領域に自分の興味が向いていて読めてないけど読みたいです。

42.『ナポレオン』 杉本 淑彦/岩波書店

ナポレオンのことは本当に嫌いなんですけど、「知性を重んじるなら、嫌うにしても伝記くらい読んでから正当に嫌うべきでは?」とふと思って買いました。でも案の定なかなか読めず、感情に知性が敗北し続けています。つらい。

▼ナポレオンへの呪詛です。ファンは読まないでください。

こんなに嫌いなのに勉強しようとしてるのほんとうにえらい。もっとえらくなるために読みます。

43.『キリスト教と戦争』 石川明人/中央公論新社

キリスト教の勉強している時に買った本。

一回読んでるはずだけど内容をあんまり覚えておらず、再読しようとして再読せず積ん読に。

44.『ベトナム戦争』松岡完/中央公論新社

ベトナム戦争を描くミュージカル『ミス・サイゴン』を見る前に読もうと思って買って、結局公演の日までには途中までしか読めずに、そのまま積ん読化。次に読むのは『ミス・サイゴン』を再び見る時な気がする。

45.『批評理論入門』 廣野由美子/中央公論新社

批評のことを知りたくて買ったけど、そもそも『フランケンシュタイン』を読んでから読むべきでは?と思って積ん読に。『フランケンシュタイン』は買ってすらない。読まなきゃ。

やっと5枚目

46.『その他もろもろ』 ローズ・マコーリー/作品社

神保町のイベントで衝動買い。フェミニスト・ディストピア小説の古典らしく絶対面白い。読みたいと思いつつもう1年は積んでる気がするので、早く読もう。

47.『生誕の災厄』 E・M・シオラン/紀伊國屋書店

ネガティブ界の星・シオラン!!『絶望のきわみで』は読んだけどこちらは読めてない。私が持ってるのは古い方なんですが、新装版の装丁好きすぎてこっちも欲しい。その前に読めって話ですね。

シオランはほんっと厭世的な気持ちで読みたいけど、最近そこまで厭世的になってないから読めていない。もっと厭世的にならなくては。

48.『告白と呪詛』 E・M・シオラン/紀伊國屋書店

同上です。シオラン読む精神状態になりたい。

49.『フェルマーの最終定理』 サイモン・シン/新潮社

以前インタビューさせていただいた中村さんのお話を聞いて購入したにもかかわらず文系脳すぎて読めていない。でもこのきっかけがなければおそらく買うことすらなかったので、まず買えてよかった。

▼中村さんのインタビュー記事はこちら。

50.『物価とは何か』 渡辺努/講談社

前に物価に関する仕事をしてる人と知り合ってノリで買ったけど、普段触れているものと違いすぎてすぐに挫折して積ん読となっています。経済モードになる日は来るのでしょうか。

51.『民主主義の死に方』 スティーブン・レビツキー 、ダニエル・ジブラット /新潮社

これトランプが大統領してた頃に出た本で、トランプ現象的な話のはずなのに、積んでる間にバイデンになって長らく積ん読。でもわたしとしてはあまりうれしくないことに、また再選ありそうだしそろそろ読みますかね……

52.『無意識のバイアス』 ジェニファー・エバーハート/明石書店

認知バイアスとかに興味を持ってた時に買いました。で、買ってちょっと置いてる間に興味がほかに移って今に至る。認知科学ターンがきたら読みます。

文学多めの山

53.『フランス組曲』イレーヌ・ネミロフスキー/白水社

白水社さんの海外文学フェアで購入。分厚すぎて手を出すのに勇気がいって読めていません。あとナチの時代の話はしばらくいいかもっていうのもある。そしてナチの話読もうってなると学術書に行きがちだからなかなかなんですよね。

54.『不機嫌な女たち』 キャサリン・マンスフィールド/白水社

同じく白水社さんの海外文学フェアで購入。Twitterのフォロワーさんにキャサリン・マンスフィールドを好きな方がいて、期待値が高くて逆に読めていない。コンディションのいい状態で読みたくて。

55.『図書館 愛書家たちの楽園』アルベルト・マンゲル/白水社

またまた白水社さん。こちらは図書館に関する本で、多分神保町のイベントで買った。読書熱が昂ること間違いないので、本読む時間が取りやすい時にしようと思って読めていない。

56.『凍りついた女』 アニー・エルノー/早川書房

アニー・エルノーがノーベル賞取ったくらいの頃に買ったはず。アニー・エルノーを2作立て続けに読んでしばらく間を空けている間に積ん読に。

57.『ヴィクトリア朝 病が変えた美と歴史』 キャロリン・A・デイ・/原書房

テーマと表紙に惹かれて買って、パラパラ見ただけで積ん読になってる。でもほんと、結核のあの美しいイメージなんなんでしょうね。

58.『「すべての野蛮人を根絶やしにせよ」: 『闇の奥』とヨーロッパの大量虐殺』スヴェン・リンドクヴィスト/青土社

Twitterで見かけて気になって買った本。重いことが確定していてなかなか手を出せていない。

59.『美しく呪われた人たち』 F・スコット・フィッツジェラルド/作品社

もうこれはタイトルが優勝じゃないですか???なんて破滅的な言葉の並び。素敵。

満を持してフィッツジェラルドデビューしようと思ったのに、これまた時機を逃したまま。今年こそは!

これ入れてあと3山。

60.『100年かけてやる仕事― 中世ラテン語の辞書を編む』 小倉孝保/プレジデント社

ラテン語!!と思って買いました。あとで読もうと思って今に至ります。ラテン語最近少しだけDuolingoでやってるので、この機会に読みたいな。

あと、読む前に単行本が文庫化するのはじめて経験した本です。発売した時に買ってたわけではないので、買ってからわりとすぐに文庫化したけど。

61.『民主主義は不可能なのか?』宮台真司、苅部直、 渡辺靖/読書人

タイトルに惹かれて買ったのに読めていない〜2009年から2018年までの鼎談がまとまっている本なので古びすぎないうちに読みたいと思っている。

62.『アナザー・マルクス』 マルチェロ・ムスト/堀之内出版

マルクスもずっと気になっていて、かつピンクの可愛い表紙に惹かれた。マルクスでピンクって多分珍しいですよね。

気になりながら、お尻に火がつききらず積ん読化しています。今度「資本主義はくそだ!!!!」って思ったら読む。

63.『ロラン夫人回顧録』 マリー-ジャンヌ・ロラン・ド・プラティエール

だいすきなフランスの女のひとり、ロラン夫人の回顧録。サンソンと同じく気合いと心の準備がいるなと思って積んでる。ちょうど今フランス革命の勉強してるし読もうかな〜〜

64.『チャーチル・ファクター』 ボリス・ジョンソン/プレジデント社

チャーチルのことがとても好きらしいボリス・ジョンソンによるチャーチルの評伝。チャーチルわたしも好きなんですよね。主にワードセンスがかっこいいところが。

これも1回読んだのに、何かの時に再読しようと思ってそのまま積ん読に紛れ込んでる。

65.『西洋美学史』 小田部 胤久 /東京大学出版会

これも「美とはなにか」を考えたくて買った本。ほかの本を読んでる間に美モードが過ぎ去ってしまって積ん読に。

66.『モンテーニュの書斎『エセー』を読む』 保苅 瑞穂/講談社

なにかでモンテーニュに興味を持ったことがあって、そのノリで買って、途中まで読んで挫折している。フランスムードに任せて読んでしまいたい。

67.『哲学の技法』 ジュリアン・バジーニ/河出書房新社

哲学をちゃんと勉強しよう〜〜!と思って買ったのに積んでる。

洋の東西を問わない本のはずなので、多分わたしの興味が西洋に偏りすぎてるせい。

68.『奇跡集』 小野寺史宜/集英社

とある選書サービスで選書いただいた本。せっかく選書いただいてるのに自分の興味ばかりに走って読めてない、よくない。

69.『満天のゴール』 藤岡陽子/小学館

こちらも上と同じく選書いただいた本。読もう。

あとこれも文庫になってました。

最近買ったやつとか近いうちに読もうと思ってる本を置いてる山(文庫・新書編)

70.『人生は小説』ギヨーム・ミュッソ/集英社

「フランスNo.1作家」という帯の文句に惹かれて買ったミステリ。かれこれ買って数ヶ月。そろそろ読みたい。

71.『運命の絵 なぜ、ままならない』 中野京子/文藝春秋

12月に東京の本屋さんで爆買いした時に買った本。中野京子さん好きなんですよね〜〜〜原田マハさんの本とあわせて美術祭りしたい。

72.『馴染み知らずの物語』 滝沢カレン/早川書房

滝沢カレンさんが名作のタイトルから着想を得て紡ぐ物語が収録された本。絶対おもしろい〜〜!と思って買ったものの、題材になってる本に知らない本が多くて、どうせならオリジナルを知ってた方が楽しめるのでは?と思って積ん読になっている。

73.『アナキズム』栗原康/岩波書店

これは2月になるかならないかくらいのつい最近に買った本で、「権力の外で生きること」を考えてたこともあってまた栗原さんの本を読みたいなと思って購入。今の本が読み終わったら近いうちに読みたい。

74.『悪魔が来りて笛を吹く』 横溝正史/角川書店

お正月に会った叔父に「横溝正史はめちゃくちゃいい」と推されて購入。どうせなら読みたてホヤホヤで感想を伝えたいのでこれはまた夏とか帰省で叔父に会うあたりに読む予定。

75.『ドラキュラ・シンドローム』 丹治愛/講談社

フォロワーさんが「めちゃくちゃおもしろい!」と言ってて買った本。冒頭読んだけどたしかに面白そうだった。ただシンプルにほかにも面白そうな本が多くて読めていない。

76.『ダーウィンの呪い』 千葉聡/講談社

ダーウィンも勉強したことがないので購入。進化論って優生学とか誤った使い方をされることもあるし、ちゃんと知りたいな〜と思っている。読みます。

77.『ユダヤ人の起源』 シュロモー・サンド/筑摩書房

昨今の世界情勢を見ていて、ユダヤ人やイスラエルのことをもっと知ろうと思って買った本。シンプルに知りたいことに対して本を読む時間が足りていないので読めていない。

78.『神のいない世界の歩き方: 「科学的思考」入門』 リチャード・ドーキンス/早川書房

ドーキンスの本を読んだことがないけどいつか読んでみたかったし、安心信頼のハヤカワ文庫だし、面白いという投稿を何回か見ていたのもあり、「理系やりたい!」モードの時に購入。しかしそうこうしてるうちに理系モードがオフになり、文系モードになって手が伸びずにいる。

79.『知ってるつもり 無知の科学』スティーブン スローマン 、フィリップ ファーンバック/早川書房

これも78の本と一緒に買った理系本。認知科学系、のはず。絶対おもしろいよな〜〜〜!と思ってるので、はやく理系モード来い。

80.『フランス革命史(上)』 J・ミシュレ/中央公論新社

ここにきて『フランス革命史』の上巻が。近々読みたい本の方に置いてることすら忘れてた。システムが機能してない。

でも読みたいのはほんとなんですよ!時間がないだけ!ま!じ!で!わたしの代わりにわたしのクローンが寝て仕事してお風呂入ってトイレ行ってくれてご飯食べてくれる生活を1週間くらいしたい。わたしは本だけ読みたい。これを書いて改めて、与えられた時間に対して読みたい本が多すぎるわと思った。

ラスト🎶最近買ったやつとか近いうちに読もうと思ってる本を置いてる山(単行本編)

81.『ストーリーが世界を滅ぼす』ジョナサン・ゴットシャル/東洋経済新報社

1/21に買ってるのでわりと最近買った本。ずっと前から気になってて満を持して買ったので、3月中にはマストで、できれば2月中に読みたい。

82.『長い物語のためのいくつかの短いお話』 ロジェ・グルニエ/白水社

フランス文学〜!92歳が描く人生、気になりすぎる。じっくり味わいたくてなかなか読めずにいる。フランスに持って行って公園とかのベンチで読もうかな。

83.『それでも母親になるべきですか』 ペギー・オドネル・ヘフィントン/新潮社

『母親になって後悔してる』がめちゃくちゃいい本だったので、同じテイストの装丁に惹かれて買った1冊。買ったの12月かな多分。アラサーは(多分)こういうことを考えがちですよね〜〜こういう本を読むことでめちゃくちゃ自分の判断の答え合わせをしてるなと思う今日この頃。いやまだ読んでないけど。読みます。

84.『ヴェルサイユの宮廷生活』 ダリア・ガラテリア/原書房

映画『ジャンヌ・ドゥ・バリー』があまりによすぎて、ヴェルサイユ!最高〜〜!!!ってなって買った1冊。まだ届いて10日くらい。

映画のなかでめちゃくちゃギャグみたいなしきたりが描かれていたので、なんか面白いギャグ集を買うみたいな気持ちで買った。今月絶対読む。

85.『フランス紀行』 ブノワ デュトゥルトル /早川書房

前に読んだ同じ著者の『少女と煙草』がめちゃくちゃよくて、もっと読みたくて買った。これも届いたばっかり。

この方の文章、皮肉が効いててとっても好きなのでこれも期待。これこそフランス行く前に読むべきなのでは?と思いつつ早く読みたい気持ちもある。

86.『宗教の起源』 ロビン・ダンバー/白揚社

ロビン・ダンバーの最新著書!もう絶対おもしろい。最近神とかキリスト教のことよく考えてるからなおさら面白く読めそう。でも科学モードがオフになってるので復活するまで置いておきたい。

87.『読書する女たち』 ステファニー・スタール/イースト・プレス

フェミニズムの名著的な本を全然読んだことがなく、これを読んで少しでも体系的に知識を得らられば!と思って買った。タイトルと装丁もすき。いつ読もうかな〜〜

88.『観光客の哲学』 東浩紀/株式会社ゲンロン

東さんは著書を読んだことないのですが、出版された頃、話題になってて気になったので買ってみました。ルソーの話が書かれてると聞いているので、コテンラジオのおかげでルソー理解の解像度が爆上がりした今、読むのを楽しみにしている。でももう少しルソー学んでから読みたい気もする。

89.『訂正可能性の哲学』 東浩紀/株式会社ゲンロン

『観光客の哲学』の続編。なので、『観光客の哲学』を読めてないので積まれ続けています。読みたい!

めちゃくちゃ長かった……!ここまでで11,000字。最後まで読んでくれた人いたら本当にありがとうございます。

でもほとんど自分で選んでるんだから当たり前だけど、紹介した本全部面白そうで楽しかった〜!ほんと本読みたい!!!!

でも100冊あると思ってたのになかった。まだ買っていいってことだと解釈して、我慢してた本をいくつか買ってもいいですかね?


note公式さんに、なんとお題にしていただきました!うれしい!人の積読見るの好きなので、たくさんの積読紹介が読めますように〜🫶🏻

noteさんに「今週のおすすめ」としても紹介いただきました!うれしい!

アンサーnoteや、同じく積読紹介noteを書いてくれた方々。ありがとうございます!

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