目次
　1. はじめに
　2. IT広告代理店内定者のおすすめ書籍
　3. メガベンチャー内定者のおすすめ書籍
　4. まとめ

1. はじめに

前回の記事では、外資コンサルや会計事務所、リクルートの内定者が就活時代に読み、内定の手助けとなったおすすめ書籍を紹介した。

今回は引き続き、IT広告代理店やメガベンチャーへ内定、入社予定のエンカレッジ名古屋支部の19卒メンターによるおすすめ書籍を紹介していく！

楽天ブックスの購入ページで注文するかしまいか迷っているそこの君！まずはこのコラムを読んでから意思決定してみてくれ。

今回はビジネス本から漫画まで、幅広く紹介していくので、普段読書慣れしていない方でもチャレンジしてみてほしい。

2. IT広告代理店内定者のおすすめ書籍

2.1
■書籍名：
ロジカル・ディスカッション チーム思考の整理術 / 堀公俊，加藤彰

■入社予定先：
オプト

■こんな就活生にオススメ！：
インターンで長時間の論理的な議論の仕方が分からなくなった人

■内容説明：
論点からズレた発言、抽象的な意見が横行する会議。メンバーが筋道立てて議論できるようサポートするのがファシリテーションの役割。場に切り込む問いかけフレーズやトレーニング法など、すぐ実践できるアイデアが満載。
ロジックとは？と思っていた時期に読んで、この本を読んだことである程度理解を深めることが出来た。

2.2
■書籍名：
ヘンテコノミクス / 佐藤雅彦,他

■入社予定先：
揚羽

■こんな就活生にオススメ！：
マーケティングやプロモーションに興味がある人

■内容説明：
行動経済学を漫画で簡単に説明した本で、「人間は必ず合理的な経済行動するもの」という前提が成り立たないことをわかりやすく説明してくれる。対マスに対してどうアプローチしたらいいかの参考になるかと。

2.3
■書籍名：
ブレイクスルー ひらめきはロジックから生まれる / 木村健太郎,他

■入社予定先：
サイバーエージェント

■こんな就活生にオススメ！：
広告代理店に必要とされる”アイデア”や”企画力”を生み出す方法を学びたい人

■内容説明：
一般的に、企画や革新的なアイデアを生み出すには類稀なる才能が必要だと思われている。
この本では、そういったものはすべてロジックから生み出されている前提のもとで、新たなアイデアを生み出すための思考法や、フレームワークが多数まとめられて紹介されている。
インターンのアイデア出しの際にもかなり使えて非常に役に立った。

2.4
■書籍名：
図解 鬼速PDCA / 富田和成

■入社予定先：
サイバーエージェント

■こんな就活生にオススメ！：
本を読むのが苦手であったり、タスク整理ができず、就活へのモチベーションが下がっている人

■内容説明：
図を見るだけで何を言いたいかがわかるため、本が苦手な人におすすめ。
就活はToDoが多く、整理しないとしんどくなってしまったり、ゴールに対して自分では気づかない抜け道があったりするため、鬼速PDCAに記載されているやり方を活用すれば、漏れなくそれらを見つけることが出来た。

3. メガベンチャー内定者のおすすめ書籍

3.1
■書籍名：
進撃の巨人 / 諫山創

■入社予定先：
リンクアンドモチベーション
■こんな就活生にオススメ！：
固定観念がガチガチな人

■内容説明：
生きるっていうことの根源的欲求（自由）であったり、皆を違うことをしようとする人に対する描写が就活に似ている。その上で何もしない人々は恐怖するだけ、という構図が今後の日本に起きえそうなことで一定の気付きが得られる。

3.2
■書籍名：
何者 / 朝井リョウ

■入社予定先：
LINE

■こんな就活生にオススメ！：
上昇思考とプライドが高い人

■内容説明：
この本は高校生のときに読んだが、「他者に自分をさらけ出す勇気」とか「弱みと向き合うスタンス」など就活をするうえで大切なことを教えてくれた本だと思う。
就活をした気になっているエリート就活生も、勇気が出なくて一歩を踏み出せない就活生もすべての人に学びがある本なのでは。

3.3
■書籍名：
思考脳力のつくり方 / 前野隆司

■入社予定先：
エス・エム・エス

■こんな就活生にオススメ！：
自分自身の思考がバイアスに囚われがち、構造的に物事を理解することを弱みだと認識している人

■内容説明：
"システム思考"という考え方の概要を説明している書籍になる。
日本人は傾向として、枝に注力してそこをどう変えるか、動かすかという思考に陥りがちだが、そうではなく、枝と枝を構成している要素、はたまた森を見渡すことで何が課題なのか、何をするべきなのかが自ずと見えてくるよ、といった内容が説明されている。
グループディスカッションやワークの議論中に、多くの人は本質的ではないどうでもいいトピックをどうするかについてに時間を割いてしまう傾向が数多く見受けられる。そこでシステム思考を活用することで、全体構造を捉えて生産的な意見を発言することは、選考のみならず、自身の思考を深化させるという意味でも非常に意義のあるものだと思う。

3.4
■書籍名：
成長マインドセット / 吉田行宏

■入社予定先：
マイナビ

■こんな就活生にオススメ！：
就活の結果で一喜一憂したりしている人、やんわり就活してる人、考えることが好きな人

■内容説明：
自己啓発というとハードルが高いが、ストーリー性の啓発本で抽象と具体が行き来するため読みやすい。「成長とは」「どんな行動するか」を考えさせられる。
これが正しい！という本ではないので考える力、自己分析力は上がるのではないかと思う。

4.まとめ

いかがだっただろうか？
前回の記事に引き続き、今回はメガベン内定者とIT系広告代理店内定者を中心に、彼らが就活時代に読んでいた書籍を紹介した。

今回は比較的、思考を構造化してコントロールしたり、自己内省によった書籍が多く紹介されていたのも一つの特徴ではないかと思う。

こういった、内定者が読んでいた書籍の傾向も内定先によって異なるのも、業界分析の一つの参考になるかもしれない。

そういったところも意識しながら、自分のテンションがあがる本、就職先を探しにいってほしい。

ちなみに、この書籍まとめを読んで、「もっと色々な本を紹介してほしい！」「というよりも、サイバーやLINE、メガベンチャーの内定者と繋がりたい、話が聞きたい！」という就活生のみんなにグッドニュースです。

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