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多様性に生きている

ダイバーシティ最盛期。アメリカでは黒人やアジア人のモデルが”流行って”いるし、わたしの住む欧州では企業の重役における女性比率が重要視されている。仕事でこちらのニュースを毎日読むのだが、「巨大企業の監査役にまた男」というようなタイトルを目にすることは少なくない。つまり女性登用数が少ないと非難されるわけだ。アファーマティブアクション先進国(だよね?)のアメリカでは大学入学にあたり黒人が優遇される一方、白人もないがしろにはできず、その”調整”はアジア人でなされる。ある田舎のコミュニティカレッジでは、成績順に生徒をとったところキャンパスがアジア人で溢れかえり”問題”になったと聞いた。
アファーマティブアクションがいいか悪いかはわからない。社会的に力のない人は支援されるべきだし、社会的に力のない人に学力・学歴・職歴をつけると見下されることが少なくなる、んじゃないか、そしたら差別も減る、んじゃないか、という概念もわかる。ていうか女性がいっぱいお金と力を手にするのは、やっぱり自立とかそういう面で絶対いいじゃん、と思う。とはいえ先に述べたように、しわよせを受ける人もいるわけだ。米国アジア人・・・南無阿弥陀仏。
なんかまあ、白人男性至上主義はギョエーとなるし、どんどん有色人種がいろんなとこに進出して混ざっていけば楽しいのに~とは思う。それを後押しするのがアファーマティブアクションであるのなら、どんどんやってくしかないのかもしれない。というか有色人種って言い方もなんかいやだな、、みんなそれぞれ色があっていいじゃんね、白人つっても白じゃないし、みんなちょっとずつ別の色ってだけなのに、、と思うのは差別されてない側だからなのだろうか。私の肌が黒くてそれ故の差別を受けていたら、”肌の色なんて”なんて言わないのだろうか。有色は守られるべき!と権利の主張を始めて自分の色および同グループを誇りに思うようになるのだろうか、、それはそれで不自然な光景だと思ってしまうよ。肌の色だけで一致団結なんてできるわけなくない?と。まあそれが理由で差別を受けていたら、そのテーマに関してだけは同じハチマキ巻いて戦えるのかな。わからん。
ともかくアファーマティブアクションはまだ結果が未知すぎるので、100%賛成も反対もできないけれど、どんどん実験していくしかないんだと思う。少なくともほかの有効な手段がみつかるまでは。忌憚なく言うと自分にあまり関係のないところでお願いします、となってしまうが、ある程度の巻き込まれは仕方がない。そもそも欧州ではマイノリティこそ労働市場におけるチャンス大なので、アジアの女性であるというアイデンティティを逆手にとって出世を狙うのもありだが、まあそんな風に担がれて文句言われるのもやだな~とぼやぼやnoteを書いてしまうわけだ。ていうか女性がマイノリティってなんだよ、人間のほぼ半数は女性だぞ、、?

気が向いたら今晩にでもこれを独訳しようと思う。今年中にC2受けようと思うので、、
おわり

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