ライブの意味
どうも山ぱんだくんです。
就職決まったと言ったら後輩から「あとは卒業するだけですね!」と煽られるような人生やってます。最悪、最終学歴は学士です。
さてさて「君が好きだと叫びたい」
第五十九回は「ライブの意味」
第五十九回 ライブの意味
これ以上のライブはもう、来ないだろうなあ。
6/9、長野ビッグハットでのRADWIMPSのツアー ANTI ANTI GENERATIONに参戦したあと、そんなことを思った。
アリーナ、Sエリア600番台、もうこれ以上はないってくらいステージから数メートルの場所に僕は立っていた。
ステージと僕との間には3,4人がいるだけで見上げるとすぐそこに洋次郎がいて、目の前に武田さんがいて、少し離れたところに桑がいて、僕が大好きなあの音をかき鳴らしていた。
僕の信じた光がこんなにも近くで、汗をかいて、生きている。髪の毛から垂れる汗の雫すら見えそうなこの距離で。そのことになんだかもう頭がおかしくなりそうだった。anti anti overtureから始まってtazuna、never ever ender、すごい勢いで流れ込んでくる音の波を逃さないように必死でしがみついた。万歳千唱で「おいどーすんだよ!」と叫びながら涙が出た。機材トラブルの間繋ぎとして特別に弾きがたってくれたスパークルに高揚して、おしゃかしゃまのギターソロベースソロドラムソロのカッコよさに歓声を上げた。
目いっぱいに「えーーーおーーー!!」と叫びながら、ああ、この感じだと思った。大好きなバンドと同じ時間空間、同じ音の中で命を叫ぶこの瞬間が好きなのだと改めて思った。
「いいんですか?」とみんなで問いかけて
「いいんですよ」とみんなで答える。
「信じてもいいんですよ」
1番欲しかった言葉はRADWIMPSを通して自分が叫んでいた。DADAのラストに洋次郎が言う「よく出来ました」が嬉しい。今日も、僕は全力でライブしたと思えるから。
ライブの参戦方法は人それぞれ、ゆっくり聞きたい人も静かに聞きたい人もいて、僕もかつてはそうだった。でも今は、拳を突き上げ叫んでいる。
ライブは音楽を聞く場所であると同時に、命を燃やす場所であるといい。彼らはそのタイミングを用意してくれているし、何よりそうすることで、僕らから彼らへ伝わりますように、と思っているのだ。彼らの音楽が僕らに届いていると。
嘘みたいな時間はあっという間に終わり僕たちは東京に戻ってまた日々を始める。それでもその時間を糧にきっと頑張れる。次に会うときもう少しマシな自分でいられるように。
君のいない明日からの日々を
僕は きっと