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イギリス時の旅 ー物語の舞台を訪ねてー

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「おはなし」を覚えて語る仲間たち16名で、イギリス児童文学の作品を勉強した上で、作品の舞台を訪ねる旅をしてきました。伝統とイギリスらしさを味わえて楽しい旅でした。
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記事一覧

《予告》明日から『イギリス〈時〉の旅』を開始します。

2年数ヶ月、ほぼ1日も休まず載せてきましたのに、このたび、もう1ヶ月近くもお休みしてしま…

遠藤みえ子
9か月前
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 1章-(1) 準備期間は楽しい勉強

1998年 6月17~27日までの11日間、東京のくにたち図書館で『イギリス児童文学を勉…

遠藤みえ子
9か月前
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1章-(2) 取り上げた作家と作品

◆リストとして並べてみる・・。発表者のお名前はイニシャルとする。これは旅の間の行動につい…

遠藤みえ子
9か月前
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 1章-(3) 実行までの手順

● 旅を終えて後に、この一覧表を見直してみると、現地で実際に物語中での表現と現場を確かめ…

遠藤みえ子
9か月前
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2章-(1) 6月17日 成田空港へ

●4時20分起床。朝食を軽くすませ、予約してあったタクシーで5時10分 西八王子駅へ。運転…

遠藤みえ子
9か月前
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2章-(2) 雨の中、空港から宿へ

●30分遅れて、11時半、飛行機は舞い上がった。イギリスとの時差は 8時間。すぐには時…

遠藤みえ子
9か月前
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2章-(3) 同室Sは準備万端の人

● 私は106号室。いっしょに高幡不動参りをしたSさんといっしょだ。 彼女の旅行準備の話には、感心というより、度肝を抜かれた。「旅に出る」を前提に、何が必要かを徹底的に考え、準備したという。エベレスト登頂を 果たした、田部井さんの書物が、たいそう参考になったそうだ。 研究所勤めの夫君と、前期期末試験の近い大学生の娘さんと、高校3年生 の野球部部活最盛期の息子さんを残しての旅だから、問題はまず11日間の食事だった。 ● 冷凍食品や宅配食品を、4人で事前にためしてみて、これな

2章-(4) 6/18 ボストン・マナーハウス

◆旅程:(1)ボストンのマナーハウス訪問     (2)グレートシェフィールドのトムの舘…

遠藤みえ子
8か月前
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2章-(5) ボストンのパッチワーク

● あの屋根裏部屋の物語が詰まっているような部屋、壁は1mを超えるほどの分厚さ、古い時代と…

遠藤みえ子
8か月前
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2章-(6)ボストンの思いに思いを馳せる

● ルーシー・ボストン邸内のソファに私は腰を下ろし、厚い石壁や古い絵や、暖炉の石を見まわ…

遠藤みえ子
8か月前
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2章-(7) 『トムは真夜中の庭で』の概略

◆◆「時」に関するファンタジーは多いが、この作品はイギリスで20世紀最高の傑作と言われ、…

遠藤みえ子
8か月前
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2章-(8) 『トム・・』の舞台へ

● 次に訪れたのは、バスで20分ほどにある「グレート・シェルフォード」だ。フィリパ・ピア…

遠藤みえ子
8か月前
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2章-(9)大聖堂と聖母マリア堂

● バスはイーリーの宿で、私たちを下ろしてくれたが、私たちは宿にすぐ戻る代わりに、目の前…

遠藤みえ子
8か月前
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3章-(1) ダイアナにFAXを

帰国後、早速16人の担当を決めて「旅行記」を作り始めたが、いくつか 疑問点が出て、ダイアナさんに質問状を送ることにした。 Dear Ms. Diana Boston, We enjoyed very much when we visited your Manor House on June 18th as members of Kunitachi Story-telling Group from Tokyo. Now we are busy making a memor