医師6年目で女性起業家となった理由、医療現場で改善されない課題2
医師として病院勤務するかたわら、遺伝医療の体制づくりや遺伝子解析サービスについての専門的なカウンセリング事業などは現在まで継続しています。
そして、医療従事者だけでなく様々な患者にも触れ合う中で
現状の医療現場における放置できない課題に対する改善策を検討するようになりました。
「現状を変えたいのであれば、まずはアクションを起こす」
これは、物心ついた頃から私の行動指針になっています。
同志の仲間を集めて行う活動も良いのだけれど
個人レベルで伝えていきたいことやチャレンジしたいことも増えてきたため、2019年4月に「デリメド株式会社(Deli-Med Inc.)」を設立しました。
デリメド株式会社(Deli-Med Inc.) は、皆様のもとへ医療をお届けするという意味を込めて「Delivery Medicine」から名付けました。
「Delivery」には「配達、配信」という意味のほか、「分娩、出産」という意味もあります。
出生前診断によって重篤な病気を見つけ、「生まない」という選択をすることができれば
それは最新のテクノロジーを利用した「究極的な予防医療の遂行」といえるでしょう。
遺伝情報を利用した医療を現存する「究極の予防医療」と考え
遺伝学的検査の普及啓蒙と遺伝医療の発展を推奨し
社会に貢献していきたいと考えています。
なお、Deli-MedのロゴにはDNAの二重らせん構造と
テクノロジーを利用して「ロケットのように」すばやく情報をお届けし「ミサイルを落とすように」予防医療の業界に革命を起こしたい
という想いが込められています。
「予防医療の専門家」として、生活習慣病をはじめとする世間にありふれた病気への適切な予防行動の発信だけでなく
「究極の予防医療」である遺伝学的検査についても伝えていくことは
遺伝病を持つ自分にしか言えない当事者意見を広める場でもあり
微力ながらも非常に価値があると思っています。
私にできることはものすごく小さなアクションかもしれませんが、変化を起こせる可能性があるならチャレンジしてみたいです。
そして、自分がアクションを起こすことで
これまで常識のように築き上げられてきた医療業界の固定観念を変化
させることができるのであれば
そんな時代をこれから創り
自分の目で見てみたいと思っています!
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