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毎日読書メモ(30・やや番外編的):映画「ニューヨーク公共図書館」

2019年に映画「ニューヨーク公共図書館」を見たときの記録。

わたしは映画って年に1本位しか見ないんですが、突然、矢も楯もたまらなくなって、「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」を見てきました。上映時間3時間半。仕事終わって駆け足で岩波ホール行って、映画終わったらもう22時でした。
ドキュメンタリー映画で、ニューヨーク公共図書館の、様々な機能とか、館内での講演会の様子とか、幹部の会議の様子とか、ニューヨークの街中のシーンを挟みながら、淡々と進む。一部眠くてうつらうつらしてしまったが、時々はっとする発言があって目がかっと開く。人は図書館を書庫だと思っているが、そうではないのだ、とコンペに勝った建築家が語っていたのが特に印象的。ガルシア=マルケスの読書会の様子とか、奴隷制度を巡る講義(マルクスとリンカーンと南部主義の社会学者フィッツヒューを比較する概論)とか、エルヴィス・コステロの講演とか、バックヤードの業務とか、見所満載。しかし、最後の最後でうつらうつらしてしまい、ゴールドベルク変奏曲と共にエンドクレジットが流れてきたのを見て、最後にカタルシスのない映画はどうかなー、と自分が寝ていたのを棚にあげてしまうのであった。


監督:フレデリック・ワイズマン

2017年製作/205分/アメリカ
原題:Ex Libris: The New York Public Library


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