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毎日読書メモ(201)「善女のパン」

今朝、朝ドラ「カムカムエヴリバディ」を見ていたら、るい(深津絵里)が、本を読んでいた。「善女のパン」、るいの劇中劇まで出てきて、これは一体どういう伏線? この話、オチ知ってるなー、と思って見ていたら、クリーニング店の店頭に置いてある本を見て、片岡(風間俊介)が、「僕も好きですよ、O.ヘンリ」と言った。ああそうだそうだ、こういうオチがあるのはO.ヘンリに決まっているではないか。
中学の教科書に出ていた「賢者の贈り物」だったか「最後の一葉」だったかを読んだのをきっかけに(それが国語の教科書だったか英語の教科書だったかすら覚えていないのが情けないが、中学生の英語の教科書にO.ヘンリは難しすぎのように思うので国語か?)新潮文庫の『O.ヘンリ短編集』(1~3、大久保康雄訳)を読んだ。中学生だったので、ネタがしっくり来ないものとかもあったが、オチがある、ということはわかりやすい、ということで、たぶんO.ヘンリとかサキとかを読んで、起承転結があってこそ小説、と思ってしまうと、私小説とかやおいとかを読むと、不完全燃焼感を抱いてしまうかもしれない(わたしにはそういう時期があった)。
「善女のパン」は、別の方の翻訳版が青空文庫にあった。今日のカムカム見て、物語のオチを先取りしたい方はどうぞ。
原題は”Witches' Loaves”なので、善女のパン、の方が意訳だね。

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