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誉田哲也『武士道シックスティーン』『武士道セブンティーン』(毎日読書メモ(345))

誉田哲也『武士道シックスティーン』『武士道セブンティーン』(文春文庫)の読書メモ。この後更に『武士道エイティーン』、『武士道ジェネレーション』(文春文庫)と続くが未読。いい小説だったけど、スポーツ少年少女の物語には飽和量があるようです>自分自身。いつか読むかもしれない(人の評を読むと、後になるほどよくなるっぽいので)。

『武士道シックスティーン』:磯山のオレサマぶり、早苗の天然ぶり、どちらにも深い深いバックグラウンドが。弁当はにぎりめしだけ、鉄アレイ持ちながら「五輪書」再読し続ける昼休み。無意識に刷り込まれた「好き」が2人の対極的な剣道を同じようなものにしていく。周囲の大人たちもすごく「大人」に描かれている。これぞ青春!、って剣道以外のことは何も書かれてませんが...磯山は果たして勉強しているのか? 剣道だけで大学行って警察官になれちゃうのか? 一芸にひいでることは素晴らしいが、筋肉バカで一生生きていくのも難しいと思うのですが。(2010年9月の読書メモ)

『武士道セブンティーン』:シックスティーンから間があいてしまったが、香織と早苗のことを忘れる筈がない! 横浜と福岡、別々の校風の学校で剣道「だけ」にあけくれている若者たち。モデルになった姉の話など、はさまれたスピンオフも含め、一途であることを色々な形で教えてくれる本。(2012年2月の読書メモ)

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