映画「THE FIRST SLAMDUNK」を観た。

スラムダンクの知識といったら「諦めたらそこで試合終了ですよ」の安西先生と、桜木花道がヤンキーなことと流川くんがイケメンなことだけ。

それに加えて映画を観た人から、「あれは漫画全巻読んでから観た方がいいよ」と言われたエピが2回あったからものだから、観るつもりがなかった。

そんなところに、映画を観た姉が電話をかけてきた。絶対にえんがわは観た方が良い。あれは絶対に観た方が良い映画だしもう1回観にいきたいから一緒に行こう。と。

そんなに観た映画について熱弁されることが今までなかったので、気になって行ってきた。



めちゃくちゃおもしろい。


こんなにあっという間があるわけ！？という気持ち。


良かったポイントはいくつもあって

・井上先生の絵が動き出すという本編への入り方と曲のカッコ良さ(鳥肌がたった)
・背景がわからない私でもわかる、挟み込まれるそれぞれの登場人物の丁寧な背景描写
・息を呑む試合
・1番の盛り上がりの部分での曲のサビの使い方
・とにかく息を呑む試合
・違和感のない細やかで美しい3Dアニメ映像
・音のない時間とスローモーションの使い方
・主人公の花道にスポットもあたりつつ、今回の映画の主人公が宮城であることがブレないところ
・ひとりひとりが表には見せないけれど背負っているものがあることがわかる繊細な描写
・息を呑む試合


すごい。本当にすごい。作品としてもうDVDで永久保存版にしたいほどにすごい。

スラムダンクのファン、知っている人、知らない人、バスケをしている人、昔していた人、バスケをしている子どもがいる親、誰が観てもおもしろいだろうと思う不思議なくらいどの角度でも感情移入ができる作品だった。

遠慮せず、譲らず、ありのままの状態でリスペクトし合っている湘北のチームを、好きにならずにはいられなかった。スポーツの応援は中学の野球以来だったが、人生史上1番前のめりで試合を応援してしまったと思う。


今年1番の観てよかった映画になる予感。