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#117 幸福のシナモンロール

Amazonプライムで、「北欧こじらせ日記」を観た。

こどもの頃からフィンランドに憧れる主人公は、突然の倒産で職を失い、ほんとうにやりたいことは何なのかを模索しながら奮闘していく。実話がベースとなっているお話だ。

とてつもなく端折ると、このドラマは主人公が寿司職人になる為にフィンランドへ飛び立つところで終わる。普通に端折りすぎなので本編をみていただくことを推奨する。

終始 のほほん(のほほんという文字を初めて打った。のほほんってほんとうに全く穏やかな文字!)とした時間が流れるショートドラマで、実に癒される。


中でも、フィンランド愛溢れる主人公がもやもやしたときに、材料を買いにスーパーへ走り、夜な夜なシナモンロールをつくりはじめるところがいちばんすきだ。

様々なフィンランドのたべものが出てくるのだが、シナモンロールは特別だった。丁寧な作る過程の描写、もちもちのパン生地、食べたときの幸福の詰まった表情。


、、、わたしもシナモンロールをつくりたい。



パンを焼くなどするのは3年ぶりくらいだ。

私は即座に原作となったブログを検索し、そこにのっていたレシピを再現するべくスーパーへと向かった。

そして出来たものがこちら。

秋を惜しむようにそっと柿を添えました


なんと、主人公は「モサモサパサパサ」するのがシナモンロールの良さで、そこがまた良いと言っていたのだが、

私がつくりあげたシナモンロールは「もちもち、しっとり」だった。

パンに関しては「もちもち、しっとり」派なので勝手に得をした。

味が美味しすぎる。シナモンシュガーを多めにふんだんにパンの中に入れたのだが、それがまた良い。溶けだしたシナモンシュガーがパンの底にカリカリの砂糖となって集まっていて、それはそれは贅沢な甘み。

見た目に納得がいかなかった、そして味が想像を超えてはるかに美味しすぎたので、実は翌日も午前中からシナモンロールづくりに励んでしまった。


ここだけの話、上の写真は成功した2日目のものだ。ちょっと焦げたが。

シナモンロールづくり、無心になれて幸福な味を窘めて、良い。

得意料理がシナモンロールになってしまうかもなあ。

レシピ↓


追伸
こちらのレシピでこれから作る人へのメッセージ

・中に入れるシナモンシュガーは多ければ多いほど良い。
・生地を巻くときにはきつめに。(緩いと最後のカタチが不格好になる)
・生地を台形に切るときに、上辺が短い方がよいとブログに書いてあるが、思い切って短くしすぎると後悔することになるのでほどほどに。

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