さめはだ

ヴァンフォーレ甲府の観戦記を書き連ねます。 もしかしたらミランのも書くかもしれません。

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ヴァンフォーレ甲府の観戦記を書き連ねます。 もしかしたらミランのも書くかもしれません。

最近の記事

【第9回】『エンプティ』ヴァンフォーレ甲府観戦記~J2リーグ第8・9節 vs鹿児島・清水~

どうも、さめはだです。 いや本当に最近忙しく、いまいち睡眠時間も取れない日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 変な始まり方をしていますが、つまり今回全然ちゃんと書けないです。簡単ではありますが2試合の振り返りをしたいと思いますので、ザッと読んで頂ければと思います。 第8節・鹿児島戦山口戦の完敗を受け、中3日で迎えた九州最南端での一戦は、大きくメンバーを入れ替えてのゲームになりました。特筆すべきは公式戦初先発の井上樹。元ヴァンフォーレ甲府ユースの井上が遂に

    • 【第8回】『アスリート』ヴァンフォーレ甲府観戦記~J2リーグ第7節 vs山口~

      開幕からホーム2戦で1分1敗。直近2節は煮えきらない内容でいずれも引き分け。序盤で昇格争いから脱落しないため、そしてアウェイでの戦績を3勝1分と支えるサポーターのため、絶対に勝ち点3が欲しい試合だった。 疾きこと風の如くウタカ・アダイウトンの両アタッカーは前節に引き続き先発起用、トップ下の飯島を三平に替え、よりボールの収めどころを作った形でキックオフの笛が鳴る。しかし、序盤から主導権を握ったのは山口だった。甲府のディフェンスライン裏を執拗に突き、ロングボールから人数をかけて

      • 【第7回】『ネガティブ』ヴァンフォーレ甲府観戦記~J2リーグ第6節 vs長崎~

        前回、読者に観戦記とは何なのかと思わせる謎の大作を書き上げてしまいましたので、今回はシンプルにゲームを振り返りたいと思います。前回も個人的には気に入っているので、お時間ある方は是非ご一読ください。 改善しない甲府守備の脆弱さコンディションとモチベーションの観点から、フィールドプレイヤーの半分にあたる5人のスターティングメンバーを入れ替えた甲府。主に内容の面で課題を残した前節から、フレッシュなパワーを注入することで変化を生むことができるかが見どころでした。 試合開始早々、甲

        • 【第6回】『ピース』ヴァンフォーレ甲府観戦記~J2リーグ第4・5節 vs山形・いわき~

          投稿を少しご無沙汰していました。久しぶりの投稿ということで、山形戦といわき戦をまとめてという形になりますが、ご了承ください。 今までの投稿とはかなり毛色が違いますが、ある意味で本当の観戦記とはこういうものなのかな、という思いもあり、筆をとることにしました。2024年3月24日(日)8:30、甲府発名古屋行きのバスの車内から、ヴァンフォーレ甲府観戦記の第6回を始めます。 僕のヴァンフォーレ観戦小瀬スポーツ公園陸上競技場に初めて観戦に訪れたのは、恐らく自分がまだ赤ん坊の頃。自分

        【第9回】『エンプティ』ヴァンフォーレ甲府観戦記~J2リーグ第8・9節 vs鹿児島・清水~

        • 【第8回】『アスリート』ヴァンフォーレ甲府観戦記~J2リーグ第7節 vs山口~

        • 【第7回】『ネガティブ』ヴァンフォーレ甲府観戦記~J2リーグ第6節 vs長崎~

        • 【第6回】『ピース』ヴァンフォーレ甲府観戦記~J2リーグ第4・5節 vs山形・いわき~

          【第5回】『ジンクス』ヴァンフォーレ甲府観戦記~J2リーグ第3節 vs栃木~

          せっかくのホーム開幕戦でしたが、とっても悔しい負け試合のため雑感です。 前半風下でのプレーを強いられ、ここで我慢できれば今シーズン一味違うかもとか思ってたのですが、案の定序盤に失点して、いつぞやの伊藤彰仙台に敗れたあの試合を思い出した方も少なくないはず。水戸戦の終盤も苦しんだ風下のプレーを改善しなければ、シーズン序盤戦乗り切れないと思うので、そういう意味では前半1-1で折り返せたのは大きかったなと思いますね。 それにしたって後半、風上に立って自分たちの時間をある程度作りや

          【第5回】『ジンクス』ヴァンフォーレ甲府観戦記~J2リーグ第3節 vs栃木~

          【第4回】『プレイヤー・オア・マネージャー』ヴァンフォーレ甲府観戦記~J2リーグ第2節 vs水戸~

          サッカーを語る上で、永遠のテーマがある。「試合の結果を左右するのは、選手か、監督か」。私はこの議論に興味がない。そう考えるのは、たとえば、こういう試合のせいである。 45分をコントロールした水戸のベクトル5発大勝で、ACLという経験が財産になっていることを示した甲府を、開幕節のアウェイゲームを制し、確かな自信を胸に凱旋した水戸が迎えた一戦。4-2-3-1のミラーゲームは、緊張感溢れる試合展開を見せた。 水戸は序盤から、ロングパスとミドルプレスを中心とする甲府陣内でのプレーを

          【第4回】『プレイヤー・オア・マネージャー』ヴァンフォーレ甲府観戦記~J2リーグ第2節 vs水戸~

          【第3回】『カオス』ヴァンフォーレ甲府観戦記~J2リーグ第1節 vs徳島~

          2023シーズンまでのJリーグ開幕戦、ヴァンフォーレ甲府は25戦を戦って僅か2勝。ACLの戦いを終え、中3日で「鬼門」に挑んだ甲府でしたが、蓋を開けてみれば1-5の大勝。蔚山との2試合で喫した失点をすべて取り戻すようなゴールラッシュでしたが、試合後の篠田監督のコメントは冒頭の通り。今シーズン、いったいどんなチームを作ろうとしているのか、どんなゲームプランを描いているのか、目眩のするようなJリーグ開幕戦、徳島とのアウェイゲームを振り返ります。 徳島を飲み込んだ甲府の10分間中

          【第3回】『カオス』ヴァンフォーレ甲府観戦記~J2リーグ第1節 vs徳島~

          【第2回】『ストーリー』ヴァンフォーレ甲府観戦記~ACLラウンド16第2戦 vs蔚山~

          負けましたね。 前回の観戦記で割とゴリゴリしたことを書いたので、今回は雑感のようなものをただ書き連ねて見たいと思います。 岩魚も言ってましたけど、マジで勝ち進むなら0-3で終えた1戦目をどうにかしなきゃいけなかったわけで、2戦目の敗戦のショックというかあんまりないですよね。 2戦目も前半から決定機がいくつかあり、どれかが決まっていれば……的な試合でしたが、それは第1戦の時点からの話で、2戦目は明らかに相手もリードが4点に広がってから集中力、インテンシティ落ちてましたから

          【第2回】『ストーリー』ヴァンフォーレ甲府観戦記~ACLラウンド16第2戦 vs蔚山~

          【第1回】『ベクトル』ヴァンフォーレ甲府観戦記~ACLラウンド16第1戦 vs蔚山~

          青赤の戦士達に立ちはだかる黒の王者、高く高くそびえるその壁は、スタジアム全体を飲み込み、ひいては海を越え、日本の地からエールを送るVF甲府サポーター、山梨県民、日本のサッカーファンにまで影を落とした。 3-0。スコアから言ってしまえば簡単だが、試合の主導権を完全に掌握された、本当の意味での「完敗」といえる。ボール支配率は蔚山の64%、枠内シュート数は同等であれ、スコアがその明暗を物語っている。上手く繋がれチャンスを許し、カウンターは決めきれない。試合を終えて浮かび上がった構

          【第1回】『ベクトル』ヴァンフォーレ甲府観戦記~ACLラウンド16第1戦 vs蔚山~

          【第0回】『キックオフ』ヴァンフォーレ甲府観戦記~ACLラウンド16第1戦 vs蔚山 前日~

          はじめまして。 ユーザー名はさめはだです。 理由は後で書きます。 タイトルにある通り、今シーズンからヴァンフォーレ甲府の観戦記を書いていきたいなと思い立ち、寝かせ続けていたnoteを呼び起こした次第です。 さめはだとは何者か今年24になる歳の、普通のシステムエンジニアです。実際にはプログラマと言った方が、業務内容的には近いと思います。 記憶は全然無いですが、4歳ぐらいから家族とヴァンフォーレ甲府の観戦を始め、今までその歴史とともに歳を重ねてきた感じです。高校時代にミランも

          【第0回】『キックオフ』ヴァンフォーレ甲府観戦記~ACLラウンド16第1戦 vs蔚山 前日~